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鍼灸臨床でよく診る所見を考える~SLR~基礎編

こんにちは!陣内(@jin_anzu)です。

今回は「鍼灸臨床でよく診る臨床所見を考える~SLR~基礎編」についてご紹介していきたいと思います。

ちょっと内容に入る前に私自身が参加させて頂いた学術大会について書いていきたいと思います。


鍼灸業界を引っ張っている一人と言っても過言ではない小泉直照先生@NAOTERU15が主宰するYCTの栄えある第一回学術大会に講師として参加させて頂きました。

医師や医学博士、鍼灸博士や高名な講師陣の中で異質な存在として講師を務めさせて頂きました。

講師陣が無茶苦茶豪華でした。

講師陣は
有田 龍太郎・・・東北大学病院 総合地域医療教育支援部・漢方内科 助教 / 博士(医学) / 漢方専門医

寺澤 佳洋・・・長崎県南島原市口之津病院 / 医はき師 / 総合内科専門医・指導医

石山 すみれ・・・筑波技術大学 保健科学部 客員研究員 / 茨城県立医療大学 保健医療学部 医科学センター 助教 / 博士(医学)


松浦 悠人・・・東京有明医療大学 保健医療学部 鍼灸学科 助教 / 埼玉医科大学東洋医学科 非常勤職員 / 博士(鍼灸学)


陣内 由彦・・・杏鍼灸接骨院 院長 / セイリンや伊藤超短波で公式セミナー講師


村本 早希・・・さきレディース鍼灸院 院長 / 奈良佐保短期大学 非常勤講師 / 日本小児はり学会 学術委員


横山 奨・・・アイム鍼灸院 総院長 / YI’N YANG総院長 / 東洋鍼灸専門学校非常勤講師


小泉 直照・・・YCT主宰 / はり処愈鍼(ゆしん)院長 / 東北大学 大学院 漢方・統合医療学共同研究講座 技術補佐員

※敬称省略

私だけが浮いているような気がしますが・・・w


このような講師陣の中結構ビビりながら講師をさせて頂きました。
私のnoteをご覧になってくださる方も参加して頂いていたみたいで非常に感謝をしております。

内容は座学は鍼通電の基礎(村本先生からはオタク臭がプンプンする内容と褒めていただきましたw)

実技では鍼灸師の先生方にはあまりなじみのない「微弱電流」と「鍼通電の微弱電流」について体感していただきました。

自分なりには結構面白い内容だったと自負していますw

今後ありがたい事にいろんなところに呼んで頂いているので読者の方などにもどんどんお会いできていくと嬉しく思います。

私にとってこの大会は貴重な体験となりました。

さてここからは本題に入っていきます。

前回まではペインフルアークサインについて臨床で考える事をご紹介していきました。

前回も書きましたが、○○テストが陽性なら○○だ!
って考えるのは国家試験などのテストなどでは大事ですが臨床では少し短絡的かなと思う事もあります。

なぜ陽性が出たのか、陽性所見が出た事と他のテストなどと組み合わせてどう考えていくかなどが大事な事だと思います。


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今回は論文やエビテンスに沿っていない部分もあります。
経験的な私自身の意見も多分に含まれるため「思います」、「考えられます」という表現が多くなります。

全てを鵜呑みにしないでご自分でもう一度考えていく事が重要になると思います。

それでは内容にはいっていきましょう♪

SLR(Straight Leg Raising Test)とは


SLRは一般的に腰椎椎間板ヘルニアの評価の方法として用いられることが多いと思います。その他脊柱管狭窄症や神経根障害の評価において用いられることもあります。

角度的には

0~35°
挙上初期で坐骨神経に遊びがある状態で35°あたりから遊びがなくなり始める角度になる。

35~70°
SLRが有効な角度主にL5、S1、S2の神経根が伸張される

70°以上
これ以上での痛みは関節原性のものと考えられる。

ただ臨床では腰椎椎間板ヘルニアだけではなく次のようなものでも陽性所見が生じる場合があります。

椎間関節障害
・神経根障害
・脊柱管狭窄症
・深殿筋症候群
・タイトハムストリング

これらの場合でも陽性所見が得られる場合もあるので判断が必要です。

以前傍坐骨神経刺鍼の際にブラガードテストの変法をご紹介しましたが、SLR様の評価法は沢山あります。

それらも少しご紹介します。

ブラガードテスト(シカール徴候)

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