マスク差別との闘い方(クラスメート編)
前回、こんなコメントをいただきました。
『私が一番厄介だと思うのは、「小学校のクラスメート」です。うちの下の娘(5年生)は、アンチマスクですが、クラスの数名から「マスクちゃんとしろ」「鼻が出てる」「ねーマスク!」「コロナ撒き散らすな」と執拗に言われ続け、若干不登校になりつつあります。タチの悪い体育教師が、これらのクラスメートに加担し、非常にやりにくいです。担任の先生は理解があり、一度ならずみんなの前で「強制ではないのです」「いろんな考え、立場の人もいます」と言ってくれてますが、残念ながら効果はありません。クラスの子供達も悪気があるのではなく、本気で「マスクしてない(鼻を出している)」イコール「コロナを撒き散らす悪い奴」と思っているのでしょう。それは大人社会でも同じですしね。いしい先生、「クラスメート編」について何かいい案があれば、記事にしていただけると嬉しいですが、まあ、これは答えのない問題で、先生に頼るのもお門違いですね。娘とよく話しあって対策を練ってみます。』
子ども社会は大人社会の縮図と言えます。大人にとってもわかりやすいので考えてみます。
大人でも子どもでも、交渉で重要なことは『人は平等ではない』という事実を認めることです。常に、誰もが、それぞれ異なった立場、異なった状況にいて、異なった資源を利用できます。
誰もが不平等、誰もが違う心と体を持ち、誰もが違う立ち位置にいます。だからこそ、誰もが意味を持ち、かけがえのない存在なのです。
孫子曰く『彼を知り己を知れば百戦危うからず』と言うように、みんな違うからこそ、お互いを理解しなくてはなりません。
相手はともかく、まず自分は子ども社会において、どういう立場にいるか?です。わかりやすく、ドラえもんのキャラクターで考えてみます。
ジャイアンタイプ
いわゆるガキ大将タイプで、力が強く声が大きくスポーツが得意で、クラスでリーダー的役割を発揮できる子です。こうした子の場合、自分がマスクしたくなければしないでいるのは比較的簡単です。
そもそも他の子に文句を言われにくいですし、言われたら
「ごちゃごちゃ言う奴はぶん殴っちゃうぞ〜」
でだいたい話は済むでしょう。実際に殴らなくても、ジャイアンタイプは「こいつには従っておいた方がいいな」という「空気」を作り出すことができるのです。
子どもから大人まで、それどころか猿から人間まで、日本社会はそうしたボスザルが作り出す「空気」の支配力がとても強いです。多くの場合、「空気」とはボスザルの意向のことなのです。(女王アリがフェロモンで働きアリを従わせるように、ヒトも男性ホルモン・テストステロンによる臭い・外見・声が「空気」をつくっているのではないかというのは私の仮説です)
もし仮に、実際に殴ったとしてもたいてい子どもの喧嘩ですみますし、万が一やりすぎても少年法が守ってくれます。(←やっちゃダメ!)
力が強い上にリーダーシップもあるので、他の子がついてくることも期待できます。さらに科学的方的知識を少しつけて理論武装すればほぼ無敵になるでしょう。
ただ、最近の学校にそういう子はいないか、いても逆にマスク警察と化している場合も多いようです。
ジャイアンの弱みは、母ちゃん、つまり親です。親の理解がないととっちめられて終わってしまいます。
またウルフルズのトータス松本が小学生の頃、教員が「松本くん嫌いな人〜」と言ってクラス全員が手を上げるということをやられたように、教員と他のクラスメートが結託してガキ大将を追い落とすこともあります。
こうした子は強がっていますが、実は傷つきやすく責任感が強い側面もあります。親がサポートしてあげることで、こうした子たちから学校のマスク差別が終わっていくことを期待します。
スネ夫タイプ
体は小さく力はありませんが、口が達者で親に経済力があるタイプです。
一人で言って周りを納得させるような影響力はないので、まずは口と経済力を使ってジャイアンタイプなどを仲間に引き込むと良いでしょう。あるいは親から学校に圧力をかけてもらう方が効果的かもしれません。
ただしスネ夫タイプはそんな学校に無理して通うくらいならうちで自分で好きなことするわ、となりやすく、親の経済力も退屈しない環境を用意してあげられるかもしれません。
それはそれで良いと思います。
出木杉くんタイプ
頭が良く、成績がいいタイプです。理論武装すれば先生にも負けない議論ができます。ただし、頭が良い故に孤立しやすかったり、嫉妬されていじめられやすい側面も持っています。本人もそれがわかっているので、あまり自己主張したがらないことが多いです。
こちらも無理にマスクしてバカと一緒に勉強するより自分でやった方がはかどるわ、となりやすいかもしれません。
そしてそれができるでしょう。それはそれでよく、親としては学校の外により魅力的な人と交流する機会を見つけてあげた方が良いかもしれません。
しずかちゃんタイプ
クラス1の可愛い女の子です。モテる男子でもいいと思います。こういう子がマスクしないと宣言して、ナイトのような男ども(あるいは流川親衛隊のような女子たち)がみんなでマスクを外す、とかいうクラスがあるといいですね〜。
ところが現実には、可愛い子はいじめられやすい側面もあるので注意が必要です。実は私も可愛い子にほど意地悪してました。本当は好きだったんですが、他にかまい方がかわからなかったんです、ごめんなさい。(←何の話や!)
話がそれましたが、こうしたタイプは誠実に話して仲間になってくれる子を見つけられるかどうかでしょう。
話をするには、大人に話すのと同様、紙にまとめた資料があるとよいでしょう。出木杉くんタイプとともに、自分で資料をまとめて、クラスの一人一人に配るのもいいかもしれません。
👇参考にしてください。
のび太タイプ(ドラえもん無し)
ぱっと見、何の取り柄もない子です。こうした子がみんながマスクする中、マスクを拒否して登校するのはどうでしょうか?
素晴らしいと思います。
素顔で通うと決めた瞬間から、何の取り柄もなさげな子から、みんなから一番顔を覚えられる、一番勇気のある子になれるのです。
さらにマスクをしているみんなは脳も身体も発達が遅れバフォーマンスも下がりますから、素顔の子は何をするにも有利になります。
もちろんそれなりにリスクはあります。
「のび太のくせに生意気だ!」
と仲間外れにされたり、いじめられたりするかもしれません。教師に嫌がらせを受けるかも知れません。
しかしそれも学びであり、成長の機会です。そういう連中は社会に出てもどこにでもいます。今の私もそんな連中の中で働いています。
そういうカオナシや不当な差別と闘う経験値は、子どもの頃から積んでおいた方がいいかもしれません。
あ、こういう奴いるいる、と思えればいちいち悩みません。
そんな君をみて、しずかちゃんタイプがひそかに憧れるかも知れません。(←だいたい妄想ですが)
のび太タイプにこそ、素顔宣言は躍進のチャンスなのです。
『ドラえもん』の主役は、実はのび太なのですから。
のび太タイプ(ドラえもん有り)
ドラえもんに泣きついて、『もしもボックス』を出してもらって「もしも、みんながマスクをしなくていい世界になったら」と言えば解決です。あるいは「もしもみんながコロナ茶番を理解した世界になったら」とか「もしも毒チン戦争を仕掛けた連中が滅びた世界になったら」とか、君ならなんて願いますか?
ドラえもんなんていないし、『もしもボックス』もない?
本当は、私たちの脳と心はイメージ実現機なのです。まずは願うことから。
誰もが『ぼくドラえもん』なのです。
相手を知る
自分のタイプ・強み・弱みがわかったら、次は相手を考えます。自分のクラスにはどんな奴がいるでしょうか?ジャイアンは?スネ夫は?出木杉くんは?しずかちゃんは?のび太は?先生はどんな奴でしょうか?
いきなりヒットラーユーゲントみたいなところで自由を唱える勇気がでないのも無理からぬことです。さりげなく通じそうなところから話をしてみて、反応をさぐってみるなど、様々なアプローチで情報を集めましょう。
相手を知るとは、相手のおもわくばかりを気にすることではありません。
世の中には2種類の人間がいます。自分がどう思うかで生きている人間と、人からどう思われるかで生きている人間です。
今の日本で多くの人は後者ですが、幸せになれるのは前者です。後者は幸せかどうかすら、その基準は他人なのです。
自分を知り相手を知り、仲間を一人でも見つけられれば大きな力になります。
困難を共に乗り越える仲間を得ることは、人生最大の喜びの一つであり、仲間と助け合って生き抜くこと自体が人生の目的とさえ言えるかもしれません。映画版『ドラえもん』はそういう話です。
ただし、仲間に過度な期待・依存をしてはいけません。仲間が折れたら自分も折れるのでは本末転倒だからです。
自分の人生の主役は常に自分だと思うことが大切です。人のせいにしたら何も変えられません。
鍛える
何タイプであろうとも、それぞれの能力を鍛えてあげていくほどに有利になります。それが成長であり、本来の学校にいく目的でもあります。
ドラゴンクエストなどのRPGや三国志のような戦略シミュレーションゲームのキャラクターのイメージです。
体力 健康、忍耐力など
知力 勉強、読書量など
武力 運動、ケンカの強さなど
魅力 コミュニケーション能力、人柄など
経済力 お金、所有物など
魔力 特技など
自分のそうした能力をそれぞれ上げていきましょう。能力が上がるほどに、マスク拒否ゲームがクリアしやすくなるはずです。あるいは学校クソゲーはつまんないからもっと楽しい学校の外のゲームするわ、となるかもしれません。
どちらでも、君がマスクや毒チンやそれを強要する人々に、脳と体と心を、人生を、破壊されることなく、元気に育つことができれば、それでいいのです。
君が変われば世界が変わる
実は、つべこべ言わず、親と子が団結してただ素顔宣言すれば、法的にはそれを阻むものは何も有りません。
最後に、実際にクラス全体の素顔回復に成功した方のTweetをご紹介します。
こんな先生も
欧米のように政府や州がマスク義務撤廃を宣言するのではなく、大人も子供も国民自ら素顔で生きることを選択できる日が来ることを私は夢見ています。
そうしたらこの顔を奪われた奇妙な2年間は無駄ではなかった、日本人が成長する大切な時間だったことになるのです。^^
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