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【沖縄連載第10弾】重要土地規制法と沖縄

人民新聞沖縄班

昨年、重要土地規制法が成立した。国が認める重要施設の周囲1km以内の施設の設置などを規制するもので、原発や自衛隊などの基地、国境近辺の離島が含まれる。同法案が成立したことで、新しく基地などを作る際に、一般の所有者の土地を強制収用できるようになる。これまでも、沖縄では強制的な土地収用が行われてきたが、更に加速する可能性がある。さらに、基地を監視する活動や反基地運動なども規制される可能性が高い。デモを反体制活動と位置づけた自衛隊の動きにも重なる。

特定秘密保護法、共謀罪など、憲法に規定される人権を規制する悪法に加えて、緊急事態条項を含む改憲発議は、明らかな軍国主義への道だ。
戦争になれば、真っ先に戦場に送られるのは若者たちだ。沖縄でも、幼い子どもたちまでが戦場に駆り出された。沖縄に米軍がやってきて先祖の大事な墓をブルドーザーでなぎ倒し、基地にしていった。トウキビや野菜を育てていた畑を踏み潰していった。その記憶は消えないだろう。そして、それはヤマトにも適用されるのだ。私達は参議院議員選挙で誰を選ぶのか?その重要性を噛み締めていこう。同じ過ちを繰り返さないために。

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