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ポリープ!人間の身体の奥に潜む隆起性病変を捕獲せよ!

去年、健康診断を受けた時の結果で「要精密検査」が出まして。
疾患名は「潜血便」です。
下部内視鏡検査を受けてきてね、との診断をもらったわけです。

大腸内視鏡って、10年ほど前に受けた覚えがあるのだけれど、ちっとも覚えておらず。今回はちゃんと記録を残しておきましょう。

検査前のセットが届く

検査の予約をして数日、速攻で検査前に飲む下剤のセットが届きました。
なかなかの存在感です。

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届いたものの、飲むのは検査前々日からです。
なので、しばらく部屋の隅に置いておきました。

前々日就寝前

ピコスルファートを15滴(約1cc)。これをコップ2〜3杯の水で飲む。

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通常どれくらいの量を飲むものなの?ということで調べてみる。

各種便秘症の場合、通常、成人に対して1日1回10〜15滴(0.67〜1.0mL)を経口投与する。

ふむふむ。
通常、経口投与するものをコップ2〜3杯の水で飲むってことは、かなり緩く効かせようとしてるわけですね。
寝る前に飲んで、深夜に何度もトイレに行くことになったりするのかな?って思ってましたが、幸い、一度もトイレに行かずに朝を迎えられました。

前日の朝〜夕方

ご飯、うどん、パンなどの炭水化物を中心にして、繊維の多いもの(=植物)は絶対に食べないでください。

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かなりの食事制限。。。
何がアウトで何がセーフ?って考えるのもちょっと面倒だなー、と思ったので、素直に「3食とも素うどん」にしました。

夕食は18時で、その後は検査まで絶食です。
検査が10時半くらいまでかかるとして、17時間ほど食べられません。
まぁ、腸の中をきれいにするわけだから仕方ないよね。

前日21時

さて、ここからが洗浄の本番です。

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①は、前々日夜に1cc+コップ2〜3杯の水で飲んだピコスルファートを、9cc飲むわけです。今度は濃度が濃くなるわけですな。
②のマグコロールは↓です。

翌朝、下痢になるということだけれど、個人差はあるはず。
2〜3時間でなる方もいれば、あまりならない方もいらっしゃるようで。
2〜3時間の方に当たると、深夜にトイレに入り浸ることになります。
さて、自分はどっちかな?と思いながら、眠りにつきます。

当日4時

目覚めると4時前。
目覚ましは4時にかけていたので、ちょうどいいタイミングで目が覚めました。
さっそくトイレに行きたい。良いタイミングで効き始めたようです。
トイレでお勤めをした後、腸洗浄のメイン作業にかかります。

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なぜ4時起きなのかというと、検査が9時半開始だからです。
検査5時間前の準備にかかります。

まずは起床時のマグコロール50g+水1000ml。
ジュースみたいな味がするよ、と書いてるとおり、ガブガブ飲めます。

さらにピコスルファート10cc+コップ1杯の水。
加えて、マグコロール100g+水1800mlをじわじわ飲む。

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1800mlって多いよね。。。(さっき1000mlも飲んだところなのに)

2時間ほどかけて、ゆるゆると飲む。
飲んでる間も、トイレで排出。
飲んでは出す。
出しては飲む。

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飲み切った。。。
腸内もすっきりした感じ。

そして空腹。。。

検査開始

時間になったで病院へ。
名前を呼ばれて、更衣室で着替えます。
下着も脱いで、検査着へ。検査着はお尻に穴があいています。
カメラ入れるからね。

ベッドに横になり、鎮静剤を打ちます。
目の前に大型のテレビ。これにカメラの映像が映ります。

カメラが入ります。目の前に腸の中が映ります。
鎮静剤が効いてるからか、痛みもなく、腸の中を見ます。
「川口浩 探検隊みたいだなぁ。。」と思ったりしつつ、ぼんやりと映像をみます。

医師の指示に従い、体の向きを変えながらカメラは奥まで進んでいきます。
ポリープ発見。小さいやつ。
事前に書いてた承諾書に「小さいやつなら切っちゃってください」としていたので、切ってもらいます。切る様子もテレビに映ります。
切除すると、血が出ます。でも痛くない。(小さいから?)

「ポリープ!人間の身体の奥に潜む隆起性病変を捕獲せよ!」みたいなタイトルを思い浮かべながら見てました。

30分後。
小さいポリープを3つ切除してもらい、検査+手術は終了しました。
その後、検査結果を聞きましたが、特に問題なしとのこと。
切除したのは小さなポリープだったので、食事、飲酒に関しても制限なしでした。

検査終了

検査も終わったところで、食事。
17時間ぶりの食べ物でした。空腹に染みる。

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検査としては問題なかったわけですが、数年後にまた受ける機会はあるでしょうか。(あるだろうな)

歳をとると、体にもガタが出てくるでしょうから、定期的に検査はしておきたいところです。

カバー絵は、いらすとやより。
大腸内視鏡の検査まであるとは。。。

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