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日本の神様は悲劇と共に生まれる

【担当編集者より一言】
ー拙著『成功している人は、なぜ神社に行くのか?』についてー

ずいぶん前から、「神社参拝」「パワースポットめぐり」「御朱印集め」がはやっていますが、私のまわりでも最近とくに、「神社参拝」が熱いです。私自身は、昔から神社は好きではあったのですが、そこまで興味はありませんでした。しかし、本書の著者・リュウ博士による「神社」の解説は、目からウロコを通り越してカタルシスまで感じる内容で、すっかり神社好きになりました。みなさんも、この本を読んだら神社に行きたくてたまらなくなるかも!?
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引用元(2016.7)
https://www.sunmark.co.jp/detail.php?csid=3564-3

「カタルシス?!」

どういう意味か、改めて調べてしまいました。

こんな意味でした。

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「精神の浄化作用」のこと。

「心の中に溜まっていた澱(おり)のような感情が解放され、気持ちが浄化されること」を意味する。

もともとは、アリストテレスが『詩学』に書き残した悲劇論から、「悲劇が観客の心に怖れと憐れみを呼び起こし感情を浄化する効果」をさす演劇学用語。

転じて、精神医療では「抑圧されていた心理を意識化させ、鬱積(うっせき)した感情を除去することで症状を改善しようとする精神療法」をさす。

さらに一般化して、「心の中にあるわだかまりが何かのきっかけで一気に解消すること」をいう。
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元々は、アリストテレスが「悲劇の効用」として論じたものなのですね。

実は、古事記/日本書紀(記紀)にある神様の物語をひもとき、深く理解すると、カタルシスが起こります。

「神様のご利益とは何か?」を、記紀の神話に基づくと、日本の神様は挫折と後悔から生まれているからです。

例)
神話で戦いに惨敗する → 神社で軍神・戦勝祈願の神として祀られる

不幸だらけの生を送る → 福の神になる

「なぜ、日本の神様のご利益は
神様が大失敗したことなのか?」

この謎解きをしたことは、
拙著『成功している人は、なぜ神社に行くのか?』
のシリーズの特色で、

話を聞いたり読んだりして
「カタルシス」
が起こった人もいたたようです。

それは日本の神様自身が、カタルシスが起こった存在として描かれたから
ではないでしょうか。


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