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人生最期の10年

皆様こんにちは!DOG SALON FAMILIARのクローザーグルーマー、じんじと申します。【プロフはこちらから】

医療版TEDとも呼ばれるMEDの代表を務めておられる、秋山和宏さんに教えて頂いたお話『人生最期の10年』と、『筋肉量』のお話です。
自分の人生において、人生最期のその時まで好きなことを好きなようにしたい!と、思われている方だけこのまま読み進めて下さい。

人生最期の10年は主に3パターンに別れます。
1つは最期の10年間もとても元気で、突然亡くなるパターンです。
ピンピンしていて突然なくなるので、通称”ピンコロ”と、呼ばれるそうです。これはある意味人生で最高の終わり方ではないでしょうか?

例えば亡くなる前日まで、趣味などであちこち出掛けたり、美味しいものを食べたりして、その夜床につき、そのまま眠ったようにこの世の終りを迎える。最高ではないでしょうか?

2つ目は徐々に体力が衰えていくパターンです。
3つ目は、最期の10年間ほぼ寝たきりとして過ごすパターン。

おおよその割合として、男性でピンコロが10%
徐々に体力が衰える、70%
寝たきりになるのが、20%だそうです。
この3つのパターンに影響するのが、”筋肉量”なのです。

パターン2の”体力が徐々に衰えていく”を深掘りしていくと、3つのステップで衰える事が進行していくそうです。

まず『歩けなくなる』、そして『食べられなくなる』、最後に『ぼけていく』という順番です。そのステップに筋肉量がか関係しているというのです。

カラダの中で大きな筋肉は『ビッグ4』と呼ばれ、胸の上、背中、お腹、太ももです。歩けなくなると太ももの筋肉が衰えます。カラダは繋がっているので、太ももの筋肉が衰えてくると、他の部位の筋肉も衰えはじめます。

食べるための嚥下(えんげ)機能に影響がある”喉の筋肉”と、”二の腕の筋肉”には強い相関関係があることが分かっています。そうすると、歩けなくなり、ベッドの上での滞在時間が増え、ご飯を食べることを手伝ってもらうようになると、腕のチカラを使わなくなり、二の腕の筋肉を動かす動機がなくなっていくことで、衰え、さらに嚥下機能が低下していく。

良かれと思って食事の手伝いをしていることが、当事者の筋肉の衰えにも繋がり、結果嚥下機能が低下。食べられなくなるということです。

自分で食べる事ができないと、食に対しての興味もなくなっていきます。さらに食べる量なども減ると、脳への刺激も減る結果になります。加えて脳はタンパク質でできています。他の部位の筋肉量の低下の影響は避けられず、脳の機能も徐々に低下するのです。

ちなみに余談になりますが、無理なダイエット(過度な食事制限)は、筋肉量をさらに減量させてしまうのでご注意ください。大切なのは

✔運動し
✔タンパク質の摂取を心掛ける。

タンパク質は運動で傷ついた筋肉の繊維の修復を早く進めてくれる効果はよく知られていますが、先述した通り脳もタンパク質、そして血管もタンパク質なので、必要必須栄養素ということも覚えておいてください。

ご高齢の方はお肉などでのタンパク質摂取を習慣的に取られる方が少ない。そのため運動をしていてもタンパク質の摂取が少なければ、筋肉の衰えもどんどん進行するきっかけにもなります。(摂取しやすい方法として、プロテインの飲むのもアリです)

そして例え高齢者が何らかのきっかけで歩けなくなりそうになっても、できる限りリハビリなどで、できるだけ自分のチカラで動けるようにしておくことが重要なのです。

また、完全に歩けなくなったとしても、自分でご飯を食べることが、次の機能低下の抑制となります。

まとめ

つまり、筋肉量を保ち続ける事が、将来ピンコロで亡くなるための条件というわけです。そのためには、まず

歩くということ

です。ピンコロで最期を迎えられた方の例えを上げさせて頂くと、
週に3回美術館めぐりをされていて、その最後を迎える日まで自力で歩かれ、自らで食事をし、自分で判断ができたそうで
亡くなられたその前日もお寿司や茶碗蒸しといった食事を楽しまれていたということでした。

男性と比べて筋肉量の少ない女性の方は、ピンコロの割合が著しく少ないようです。是非将来のピンコロを目指して、毎日歩いて筋肉量を維持しませんか?

【参考図書:中尾 隆一郎氏著『数字で考える』は武器になる】
【久野 譜也氏著 筋トレする人が10年後、20年後になっても老けない46の理由】
【理念と経営2020年2月、3月号】

おまけ

今から運動を始めようとされている方や、初心者におすすめなのが、まず

散歩です。

歩くことは全身を動かしますし、筋肉にもいい刺激になります。メカニズムとして散歩の詳細が知りたい方は、下記の動画をご覧ください。

この先生が仰られるのもやはり、散歩。しかも時間帯は”朝”です。ちなみに自分も愛犬と毎朝散歩行ってます。

ここで自慢の愛犬画像2つ


そして次におさえておきたい大切な運動のポイントは、

続けること

継続は力なりという言葉は、まさに。自分も運動をはじめて20年以上。人生の半分以上筋トレしている計算です。ここで注意ですが、できるだけ苦行にならない程度の運動を続けるということも覚えておいてください。

ちなみに先ほどの先生が仰る運動TOP3が下記の動画になります。

非常に説得力があって、頷ける部分がたくさんあります☆

もしそうとは言っても…と、挫けそうになった時はTwitterのこのアカウントをチェックしてみて下さい。〈@Testosterone〉モチベーションを保つ秘訣の中には、自分の気持ちを察してくれる人や、同志を見つける事もひとつです。

是非参考にしてみてください☆