誰かができないことをできるようにする幸せ
自分はテストで80点取れる実力を持っているとしましょう。それくらいの実力があるとつい、学年一番になろうとか満点とろうといった高い目標を掲げてしまいがちですよね。
それで頑張って実力が95点に上がったとします。確かにそうやって自分の実力を引き上げることも大事なんですが、もうすでに80点取れているなら自分の周りにいる30点の人を60点まで引き上げる方向に努力した方が人生において大事なものが身につくと思います。
自分の成績を80点から95点に引き上げるのは、それまでやってきた勉強をブラッシュアップするだけですよね。でも周りの30点の人を60点に引き上げるには考えることがかなり増えます。
彼はなんで30点しか取れないんだろう
→生活習慣が悪いのかな
→そういえば彼はいつも遅刻してばかりだな
→彼が早起きできるようにやれることはないかな
→7時になったら必ずお互いに LINE でメッセージを送ると決めて、もしその時間に起きていなかったらコンビニでパンをおごるという仕組みを作ったらどうかな
→じゃあそれをいかに爽やかに提案しようかな
という風に考えて協力することができます。
どうして成績が悪いのか、相手には何が不足しているのか、それをどうやったら解決できるのか、どうしたら相手を嫌な気持ちにさせずに伝えられるか。そう考える事は世の中の全ての仕事につながります。なぜなら、今社会で何が求められているのかを見つけて、それを解決するサービスを作り、ターゲットとなる層に提供する。それが仕事の本質だからです。
もう80点があったら十分じゃないですか。自分の成績は満点じゃなくても一番じゃなくてもいいんです。それよりも出来が悪い人ができることを増やすことにエネルギーを使うほうが大切です。
なぜ出来が悪いのか、どこを改善すべきなのか、どんな仕組みを作れば改善できるのか、それをどうやって爽やかに提案するのか。そういうことを考えて実行する方がその後の人生の為になります。
大丈夫!あなたがそのテストで満点をとっても、学年一番になっても、世の中上には上がいます!そんな分野でよりいい成績をとるのに莫大なエネルギーを注ぐくらいなら、皆がそこそこできるようになることに注力したほうがいいんです。
周りに30点の人がいるということは、あなたの周りには勉強する仕組みが整っていないということです。
あなたには環境を変えることができます。自分がよりよくなることはもちろん、皆が幸せになれるような環境を作ることもあなたの大切な役割です。
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