英語の先生に感じる違和感
英語の先生って、授業の最初に
「このなかで英語が好きな人は手を挙げて」
って言いませんか???わたしはあれで
一度も手を挙げたことがないです
英語の成績はいいですよ。センター試験の英語は筆記196点(200点満点中)でリスニング45点(50点満点中)ですし、TOEICの成績もよかったです(TOEIC勉強法についてはコチラ)
例えばですが、
「このなかで日本語が好きな人は手を挙げて」
って言われて手を挙げる人はいませんよ。(著者調べ)
みんな日本語ペラペラやのに。おかしいですよね。
それと同じなんですよ。別に言葉そのものが好きってわけじゃない。
これ、わたしの場合はなんですが、
英語っていう言葉の向こうにみえる人たちが好き
なんです。
中3のときにビートルズにどはまりしました。ほかのアーティスト曲を聴いてもビートルズのパクリにしか聞こえないくらいはまりました。
んで、ちょっと熱が冷めてからクイーン、カーペンターズなど、家にあった洋楽のCDをめちゃくちゃ聴きました。
好きな曲は口ずさんで歌詞を覚えていました。いまでも好きな歌は歌詞を覚えるくらい聞いてます。
ビートルズとカーペンターズだと、やっぱり英語が違うんですよ。ビートルズはイギリス、カーペンターズはアメリカだからでしょうか。言葉の雰囲気が違う。どう違うか具体的にはよくわからないですが。
あと、中学のときに配られた英語百科をやたらと読み込んでいました。
英語っていう言葉の向こう側にはこんなにたくさんの人がいるんだなって中学生の時から感じていました。
みんな、わたしとは食べているものも、住んでいる環境も、歴史も、考え方も何もかも違うんだなって英語という言葉から学んでいました。
英語じゃなくてもよかったんでしょうが、一番身近だったので英語の向こう側を好きになりました。ほかの言葉についても知りたいです。
っていうわけで、英語自体が好きなんじゃなくて、英語の向こう側の世界が好きなんです。
でも向こう側の世界を知るにはやっぱり英語が必要だから勉強しています。
これ、ほんと定番なんですけど
「このなかで英語が好きな人は手を挙げて」→ほとんどの人が手を挙げない→
「みんなやっぱり英語が苦手か。でも将来、臨床に入ったら英語は絶対必要ですよ!論文は全部英語ですから。いまから勉強しないとダメですね」
この流れ……
あーもーほんとに違和感がある。
臨床医になったら英語はもちろん必要でしょ。医者としての興味のレベルで。
でもいまも英語は必要でしょ。いまの自分たちの興味のレベルで。
例えば、
わたしはネットで面白いニュースをあさるのが好きです。
そういうことをしてると最後には英語で書かれた情報に行きつきませんか?
あと、ギターを弾くのが好きでyoutubeでうまい人の動画を見ます。で、気づいたらコメント欄が
全部英語
になってるんですよ。動画でギターを弾いてる人が気づいたら英語でしゃべってる。
洋楽が好きだから勝手に英語を聞いて理解しようとしてる。
ハリウッド映画も好きだし、映画を日本語字幕なしで観れるようになりたいっていう夢もある。
海外に留学する人もわりといるし、たとえ旅行のレベルでもやっぱり英語は必要ですよね。周りの人をみていると、そういう
いまの自分のレベルで必要な英語
を身につけようとしている人ばかりです。医者になったら論文や医療現場での英語のやりとりが自分のレベルになるんでしょう。
先生方が言わんとすることはわかります。臨床で求められる医学英語は知らない単語が山のようにあるので、医者になってから勉強するのじゃ間に合わないよ、ってことです。
まあ、それは事実ですよね。医学英語は今から自分でも勉強したほうがいいです。
でも、いまどきの若者たちは、おじさんおばさんの先生方が思っていらっしゃるよりずっと、英語に直に触れて、世界を見ています。
学生たちは英語を勉強していないと思ったら大間違いです。
英語は自分たちには必要ないなんて思ってる学生はいないんじゃないでしょうか。
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