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【EDH】火想者ニヴ=ミゼット(Lv7-8_TimeWalker)【MTG】

《火想者ニヴ=ミゼット》デッキの紹介です。



◼️デッキリスト

火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Time Walker

General 1
1《火想者ニヴ=ミゼット》

Land 30
1《Volcanic Island》
1《蒸気孔》
1《訓練施設》
1《焦熱島嶼域》
1《シヴの浅瀬》
1《滝の断崖》
1《河川滑りの小道/溶岩滑りの小道》
1《沸騰する小湖》
1《溢れかえる岸辺》
1《汚染された三角州》

1《霧深い雨林》
1《乾燥台地》
1《樹木茂る山麓》
1《虹色の眺望》
1《統率の塔》
1《マナの合流点》
1《真鍮の都》
1《産業の塔》
1《魂の洞窟》
1《水辺の学舎、水面院》

1《セファリッドの円形競技場》
1《古えの墳墓》
1《宝石の洞窟》
5《島》
2《山》

Double-Faced Card(Spell / Land)2
1《海門修復//再誕の海門》
1《髑髏砕きの一撃//鎚の山道、髑髏砕き》

Mana Artifact, Mana Boost 17
1《魔力の墓所》
1《モックス・ダイアモンド》
1《金属モックス》
1《オパールのモックス》
1《太陽の指輪》
1《魔力の櫃》
1《秘儀の印鑑》
1《独創のタリスマン》
1《イゼットの印鑑》
1《精神石》

1《厳かなモノリス》
1《連合の秘宝》
1《スランの発電機》
1《金粉の水蓮》
1《Copy Artifact》
1《サファイアの大メダル》
1《波止場の恐喝者》

Combo 4
1《好奇心》
1《知恵の蛇の眼》
1《二人組の見張り番》
1《精神力》

Search 3
1《神秘の教示者》
1《加工》
1《粗石の魔道士》

Cantrip, Looter 4
1《渦まく知識》
1《思案》
1《ギタクシア派の調査》
1《師範の占い独楽》

Card Draw 3
1《神秘的負荷》
1《リスティックの研究》
1《聖別されたスフィンクス》

Wheel 5
1《Timetwister》
1《意外な授かり物》
1《Wheel of Fortune》
1《時のらせん》
1《永劫のこだま》

Extra Turns 7
1《時間のねじれ》
1《時間操作》
1《荊州占拠》
1《時間の熟達》
1《水の帳の分離》
1《運命のきずな》
1《召し上げ》

Counter 11
1《意志の力》
1《否定の力》
1《否定の契約》
1《精神的つまづき》
1《マナ吸収》
1《秘儀の否定》
1《白鳥の歌》
1《遅延》
1《紅蓮破》
1《激情の後見》
1《偏向はたき》

Board Control 5
1《サイクロンの裂け目》
1《汚損破》
1《焼けつく双陽》
1《星の嵐》
1《猿術》

Synergy, Other 8
1《速足のブーツ》
1《千年霊薬》
1《多用途の鍵》
1《金粉のドレイク》
1《瞬唱の魔道士》
1《覆いを割く者、ナーセット》
1《時の支配者、テフェリー》
1《求道者テゼレット》

【EDH】Niv-Mizzet, the Firemind/Time Walker (Lv7-8) by JING - MTG Goldfish
https://www.mtggoldfish.com/deck/5599962#paper

◼️コンセプト

General

黎明期のEDHにおいては統率者指定禁止の実績もある人気・実力ともに折り紙つきのドラゴン。
一昔前と異なり、EDHを意識したカードが増え、EDHの研究も進んでいることから苦戦を強いられるケースもありますが、今でも十分楽しめるジェネラルです。

長期に渡り活躍したジェネラルなので様々なリストが存在しますが、《火想者ニヴ=ミゼット》のEDHデッキというと、10年以上前から某店主の更新したページが常に検索上位にあったため、追加ターン呪文を大量に採用したリストを連想する人は多いと思います。
今回紹介するリストも、《Wheel of Fortune》などの呪文(以下、Wheel呪文)で手札を補充し、《時間のねじれ》などの追加ターン呪文(以下、Extra Turn呪文)を駆使してマナを伸ばし、《ニヴ=ミゼット》と《好奇心》のブレスコンボでの勝利を目指すランプ・コントロールデッキです。

Wheel

まず前提として、高いマナ域の《ニヴ=ミゼット》を唱えるためにマナを伸ばすことが非常に大切な戦略になります。
Wheel呪文は、序盤で唱えればマナ・アーティファクトなどを効率良く唱えることに貢献し、《ニヴ=ミゼット》が場に出た後に唱えればブレスによるボードコントロールに貢献します。
また、手札が大量に補充されるためExtra Turn呪文に辿り着きやすく、追加ターンを得る機会が増えます。
相手の手札も補充されますが、その分展開されたカードはリセットカードで一掃。致命的なカードにはカウンター呪文で対応します。

Wheelというコンセプトについては以前から様々な意見がありました。競技的になればなるほど7枚引くメリットよりも対戦相手に21枚引かせるデメリットについて議論されるところです。
戦術的な限界はありますが《ニヴ=ミゼット》の能力やその他とも相性が良いので、今回のデッキリストにおいては採用すべきコンセプトだと感じています。

Extra Turns

Extra Turn呪文は、手札が潤沢な状態で唱えればより効率的に手札を消費することができ、《ニヴ=ミゼット》など様々な能力を持つパーマネントをコントロールしている時にはその恩恵をもう一度受けることができます。
Extra Turn呪文のマナコストは5マナ以上であることが多く、マナを大量に並べる必要があります。《魔力の墓所》や《太陽の指輪》のような無色マナ・アーティファクトはこれらの呪文を唱えるために大いに役立ちます。

Mana Artifact, Mana Boost

カラーリングの都合、マナ・クリーチャーに乏しいので、マナ・アーティファクトを並べてマナ加速します。
クリーチャーによるギミックが少ないため、全体火力は唱えやすい反面、アーティファクトのリセットカードに弱いです。
リスクヘッジとして、土地もしっかり伸ばすことで《ニヴ=ミゼット》に辿り着く道筋を断たれないようにする必要があります。
また、高マナ域の呪文を唱えるために、《スランの発電機》や《金粉の睡蓮》まで採用しています。
これにより中盤以降、大量ドローからExtra Turn呪文を絡めて様々なアドバンテージを得ることに大いに貢献します。

《ニヴ=ミゼット》はマナコストに無色マナを含むため、一度目の詠唱から無色マナ・アーティファクトを有効に活用することができます。
追加ターンを得ながらマナを伸ばしているため、2度目以降の詠唱にも挑戦しやすくなっています。

Combo

《ニヴ=ミゼット》の絡むコンボを2パターン用意しています。

① 好奇心ドロー&ブレスコンボ
《火想者ニヴ=ミゼット》+《好奇心》
《火想者ニヴ=ミゼット》+《知恵の蛇の眼》
《火想者ニヴ=ミゼット》+《二人組の見張り番》

有名なコンボですが、《ニヴ=ミゼット》に《好奇心》を持たせると、ドローあるいは対戦相手へのダメージをトリガーとして、ライブラリーが尽きるまでドローとブレスを繰り返します。
書庫の呪文書を読み尽くしてしまう好奇心とブレスを吹きまくる癇癪具合がニヴ=ミゼットらしくて良いコンボです。

ライブラリーが足りない時には一度コンボを止めて《Timetwister》でライブラリーをリフレッシュし、無限ブレスを再開します。
《好奇心》と《知恵の蛇の眼》の場合はこのコンボを任意のタイミングで止められますが、《二人組の見張り番》の場合にはクリーチャーなどにブレスを当てることでコンボを止めることができます。

ちなみに、《一日のやり直し》でライブラリーのリフレッシュを行うと、無限ブレスのコンボは再開されず強制的にターン終了となります。《Timetwister》の代替カードとして採用する場合には注意が必要です。

② MOMa無限ブレスコンボ
《火想者ニヴ=ミゼット》+《精神力》

《ニヴ=ミゼット》の起動型能力でドロー&1点ブレスを吹いた後、《精神力》で《ニヴ=ミゼット》をアンタップ。
再び《ニヴ=ミゼット》の起動型能力でドロー&1点ブレスを吹き、《精神力》で《ニヴ=ミゼット》をアンタップ…
ライブラリーが尽きるまで《ニヴ=ミゼット》の
起動型能力を起動し続けています。
《好奇心》のコンボに似ていますが、《精神力》のコストとして手札を一枚捨てるため、手札は増えません。
また、《ニヴ=ミゼット》の起動能力を利用するため、召喚酔いが解けている必要があります。

《運命のきずな》を《精神力》のコストとして手札から捨てると、《運命のきずな》がライブラリーへ戻るので、無限にブレスを吐くことができます。
ライブラリーのリフレッシュが必要な場合には、《永劫のこだま》のフラッシュバックにより、《Timetwister》と同じコストで唱えることができます。

いずれのコンボにしても、《ニヴ=ミゼット》の召喚酔いがネックとなりがちです。
《千年霊薬》は、召喚酔いを解消するだけでなく、《ニヴ=ミゼット》の起動型能力の重複利用にも貢献します。
好奇心コンボについては、《ギタクシア派の調査》や《精神石》のキャントリップ、サイクリング能力等をトリガーとしてコンボを始動することができます。コンセプトに無理なく採用できるカードたちなのが非常に良いです。

一貫した戦略のもと、好奇心コンボによる勝利を目指した様々なコンセプトの歯車が綺麗に収まっており、美しいシナジーを形成しています。

◼️差し替えカード案

上記リストを基本形とし、色々なカードと差し替えて遊んでいます。

《気まぐれな呪文踊り》

「ファイレクシア:完全なる統一」にて登場した新カード。
Extra Turn呪文のコピーが主な役割です。
マナ・アーティファクトを置いても能力が誘発するので、Wheel呪文で引いたカードを展開していくと、油カウンターがガンガン乗っていきます。
追加ターンの他にも、《宝船の巡航》で6枚引いたり、フリースペルを唱えてマナを2倍生成したり、楽しそうなことは色々思いつきますね。
欠点があるとすれば、全体火力の犠牲になりやすい点でしょうか。

採用案
《気まぐれな呪文踊り》
《宝船船の巡航》
《時を越えた探索》
《大慌ての捜索》
《断絶》 など

《原初の嵐、エターリ》

攻撃するたびに全プレイヤーのライブラリートップを唱えることができる楽しいカードです。
能力が誘発する時にライブラリーをシャッフルしないので、《渦まく知識》などによる積み込みが可能です。Extra Turn呪文を積み込めば確定追加ターン。《水没》で相手のクリーチャーをライブラリートップにバウンスすればクリーチャーを奪うこともできます。
《熱情》などと組み合わせれば速攻を得られますし、《ニヴ=ミゼット》のコンボにも貢献します。

採用案
《原初の嵐、エターリ》
《気まぐれな呪文踊り》
《敏捷なこそ泥、ラガバン》
《さまようアルカイック》
《熱情》
《パーフォロスの槌》
《稲妻のすね当て》
《呪文滑り》
《水没》

《永遠神ケフネト》

最初に引いたインスタント・ソーサリー呪文をコピーして唱えることができます。
主にTimewalk呪文をコピーすることを目的に採用します。
また、《ケフネト》とライブラリーを操作するカードで、無限ターンコンボを成立させることも可能です。

ケフネト無限ターンコンボ
《永遠神ケフネト》+《巻物棚》+《時間のねじれ》
《永遠神ケフネト》+《精神を刻む者、ジェイス》+《時間のねじれ》

《神秘の聖域》

これ以外の島が3枚以上並んでいる場合に、墓地のインスタント・ソーサリー呪文をライブラリートップに戻すことができます。
フェッチランドから持ってくることができるので、自分のターンの直前に《神秘の聖域》を持ってきてライブラリーを操作することも可能です。
Timewalk呪文でターンを得やすいとはいえ、島を並べる必要があるため、基本土地タイプを持つ土地を多めに入れるか、《環境科学》や《無限地帯》《月銀の鍵》のような基本土地をサーチできるカードを採用するなどの工夫が必要になります。
また、《曇り鏡のメロク》、Timewalk呪文と組み合わせることで無限ターン・無限トークンコンボが可能です。

神秘の聖域無限ターン・無限トークンコンボ
《神秘の聖域》+《曇り鏡のメロク》+《時間のねじれ》

《宝石の睡蓮》

ジェネラル専用マナ加速。
今回のコンセプトにおいては、スロットに余裕があれば採用したいカードです。
ただ、デッキに高マナ域の呪文が多いため、他の呪文にも使えるマナ・アーティファクトを優先的に採用したいです。
《ニヴ=ミゼット》を2-3ターン目に唱えるケースが全くないわけではありませんが、召喚酔いなど乗り越えなければならない課題が多いため、慎重に使いたいところ。

《テフェリーの永遠の洞察》
《大魔導師の名誉教授》

ドロー枚数を増やすサポートカード。
Extra Turn呪文、ドローソースをより有利に使用することができます。個人的に気に入っているパーツです。

《寺院の鐘》

追加のコンボパーツ。
《精神力》と組み合わせると、自分のライブラリーが尽きるまで全員にドローを強要できます。
《真実の解体者、コジレック》や《運命のきずな》のようなライブラリーをリフレッシュしたり、ライブラリーに戻るカードを採用することで、自分だけライブラリーアウトによる敗北を避けることができます。
ただし、このコンボはライブラリーリフレッシュ時に隙が生じるうえに、今は《活性の力》のようなピッチスペルとして唱えられるアーティファクト・エンチャント破壊カードも存在するため、より慎重にコンボをスタートする必要があります。
また、《寺院の鐘》自体は自分の1ドローのために相手に3枚ドローさせてしまうカードなので、競技的になればなるほどコンボ以外では不要碑と認識されがちです。
そのため、パーティゲーム感を出したい気分の時に採用しています。

ベルMoMaライブラリーアウトコンボ
《精神力》+《寺院の鐘》+《真実の解体者、コジレック》
《精神力》+《寺院の鐘》+《運命のきずな》


ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

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