2024年6月30日、ジネンジョの第三回単独ライブを行った。 第一回、第二回の出囃子もnoteで紹介したので、今回もちょろっと書こうと思う。 プレイリスト貼っつけたので、よかったら読んで聴いてください。 まずは上から、開場時、客入れの時に流していた曲たち。 1.「夜明けのあなたへ」/十明 新海誠監督の映画でデビューし知った十明さん。 RADWIMPSのライブでも生で歌声を聴いたんだけど、美しかった。 この曲は単独の直前に出したシングルで、その時めちゃくちゃリピートし
表参道で用事があった。あまり頻繁に行く街ではないので、昼食をどこでとろうか迷っていた。 1人だからどこでもいいか、と思いながらも周辺の店を調べていくうちに、どうせならと、美味しい物が食べたくなる。さすがは三大欲求のうちのひとつ。すぐに胃と舌は頭の中を支配してしまった。 いい感じの定食屋を見つけた。ここにしよう。 夜は居酒屋のようだったが、いわゆる居酒屋ランチというよりも、「夜はみなさんお酒を飲みに来ますが、夜も定食食べれます」のスタイルのお店みたいだ。 ビルの地下へ
世界に『摩擦』がなくなると、エラいことになるらしい。 摩擦が無いと、滑って転ぶから、歩けもしない。転んだら転んだまま、空気の摩擦抵抗もなく、永遠にすべり続けてしまうかもしれない。あと摩擦が無けりゃ、鉛筆で紙に字を書くこともできないとか。ネジとか釘に摩擦がなかったら建物は崩壊してしまうのだとか。土や砂に摩擦がなかったら、山や谷は無くなってしまうんだとか…。ネットで軽く見ただけだけど、そんな事になってしまうらしい。 摩擦と聞くと、なんだか悪いイメージがあるのは、人間関係の
大人は子どもに「1番好きなのは?」と聞きがちだ。 たわいもない質問だから気にしていないが、実は子どもに余計な概念を押し付けている。 「1番好きな食べ物は?」「1番好きな色は?」などなど、その子の好きなものの中で半ば強制的に競わせて、順位をつけさせる。勝手にエントリーさせられて、気づいたら「カレーが1番好き。ということは、カレーよりハンバーグは下なんだ」みたいな分断を生んでいたりする。 「キリンさんが好きです。でも、ゾウさんの方がもーっと好きです」とハッキリと、聞かれても
M-1グランプリ2024、一回戦敗退。しかも、2回も。 我々ジネンジョは8月に一回戦で落ち、その後9月に再エントリーをし、そこでも落とされた。 正直ムカついている。審査員をぶっ飛ばしたい。しかしそれよりも自分をぶっ飛ばしたいから溜まったもんじゃない。あーーーーーー、気持ちの整理をつけたつもりだったのに、書いていたら、また感情が湧き上がってきた。うんこが漏れそうだ。もちろん気持ちのうんこがだ。このクソみたいな感情が漏れ出た時俺は口からうんこみたいな声が出る。うんこみたいな
先日、細々とやっているYouTubeでのラジオに、こんなお便りが届いた。 「幸せの定義ってなんでしょうか?」 相方の、のりゆきと議論を試みたが、アイツと話していても真面目に深く定義することなど、到底できなかった。 ラジオを聴いてみた人はわかると思うが、なんか「もういいじゃん、結論出たじゃん、早く終わろうよ」のニュアンスの言葉を何度も俺に浴びせ、このテーマを早々に切り上げようとしてきていたのだ。 頭の中が、食欲・性欲・睡眠欲の三代欲求のみで埋め尽くされているので、そ
先日から、YouTubeで相方と自主ラジオを録ることにした。 物好きな方はぜひとも聴いてみて、根気よく付き合ってくれればいいと思う。 そこで募ったお便りの中で、単独ライブで流れていた楽曲について質問があったので、この場を借りて紹介させて頂く。 プレイリストも貼り付けるので、耳かっぽじってよく聴いてほしい。 質問では第二回単独ライブの事を聞かれていたが、折角なので、まずは2022年に行った第一回単独ライブ『序』で使わせて頂いた曲を紹介したいと思う。(第二回のを知り
ピーマンが食べられない。口に入れると、えずいてしまうほど苦手だ。ヤツとは子どもの頃から犬猿の仲。いち人間、いち野菜として、幾度となく手を取り合おうとしてきたが中々うまくいかない。ヒューマンとピーマン、少しのズレがこんなにも相手を受け入れられなくなるものだろうか。 一つ勘違いして欲しくないのは、俺はピーマンが「苦いから」食べられないというわけではないということだ。 俺はゴーヤチャンプルーが大好きだ。ゴーヤの苦味を愛してさえいる。だから苦味にはなんの抵抗もない。ピーマンの
さてさて、「今年は書くぞ書くぞ」と言っておいて5ヶ月間、更新が空いてしまいました。 書くことが特になかった訳ではなくてですね、単独ライブだったり、主催ライブだったり、賞レースはじまってたり、ネタができなかったりで、中々noteの方に時間を割けなかった訳でございます。器用ではないので効率よく色んなところに手が回らないのです。 つまりですね、ペンがすすまなかったんじゃなく、むしろ、うんこみたいな想いは溜まっていく一方でした。腹の内は便がパンパンに詰まった大腸の如く、破裂寸前
「ポイントの有効期限が迫っています」ポイントカードの会社からメールが届いた。危ない危ない、早く使わなきゃ。と、急いでポイントを使った。 「損するとこだった」とホッとしたが、これは大きな間違いだ。 たとえ、あのままポイントを失ってしまったとしても、「得」しなかっただけで、「損」はしていない。この違いをちゃんとわかっていないと無駄に嫌な気分になってしまう。 けれども「得していない」=「損している」と思ってしまうのは人間の性だ。得したくてポイントカードを作るのか、損したくなくて
ネット通販は便利で苦手だ。「便利で苦手」ということは、不便なんじゃないか、という事にもなりかねないが、便利ではある。けれども苦手だ。 届いた物が、液晶上で見た色とは違うこともあるし、サイズ感もいまだに想像し辛い。封を開けたら思ってたよりも臭いぞ、ということもあるかもしれない。頼る判断材料は星の数とレビューになってくるし、そのレビュー者も自分とは感覚がかけ離れている可能性も多い。自分は買うという行為に、視覚以外の感覚を大いに頼りにしているのかもしれない。 買うと決めていた
INTERVIEW/柳田如那柳田如那が新作note『自問自答』を発表した。 2020年10月に『スリットスカートの切れ間から』をリリースした後、不定期ながらも新作noteを更新。2021年11月からパッタリと更新をストップしていたが、1年以上の期間を空けて、先月2023年1月に『人は川沿いを走る、走る。』を発表。そこを皮切りに、連続して記事を投稿してきた。 普段は漫才コンビ『ジネンジョ』として活動する中、どういう想いでnoteを書き続けるのか。また、ショート動画をはじめ、
こんにちは。柳田如那です。えーと、いつも書いてるうちに長くなってしまうのでね、今回は肩肘張らずに、胸だけ張って手短にいきたいとは思うのですが。あのね、普段から思ってる小ちゃいことがあるんです。というのも僕はよく、食事のマナーを注意されるんです。はい。 いわゆる一汁一菜と言いますか、一汁三菜でもいいんですけど、まぁ普通の和食の定食があるとしますね?なんでもいいです、みなさんの好きな定食を思い浮かべてください。恐らくそこには味噌汁が付いてるじゃないですか。豚汁定食の人は豚汁が
「ジョナサン」 イヤホンから急に、甲本ヒロトが俺の名前を呼んだ。 思わず「え?」と声が出る。 「ジョナサン」 またヒロトが俺を呼ぶ。しかも、さん付けで。俺は固まったまま、鼓膜だけがゆれる。 ジョナサン 音速の壁に ジョナサン きりもみする ホントそうだよな どうでもいいよな ホントそうだよな どうなってもいいよな 一発目の弾丸は眼球に命中 頭蓋骨を飛びこえて 僕の胸に 二発目は鼓膜を突き破り やはり僕の胸に それは僕の心臓ではなく それは僕の心に刺さった
もっぱら、ランニング中である。 もちろん、走りながら書いているわけではない。けれど、もっぱらランニング中なのである。 走るのは好きだ。けれど走り出すまでがとっても面倒臭い。やる気になるまで腰が重い。ただ、走り出したら後は気持ちがいいだけ。そうなんだ、走り始めるのが難しいだけなんだ。 だからこそ運動てーのは、なかなか続かないもんで、そしてこのnoteも中々続かず、結構期間が空いてしまった。書くのも運動と一緒で、始めたらすらすらと気持ちよく書けるものなのだが、中々、書き出
中が黒塗りのおわんに入った味噌汁を飲み干すと、器の底に残った味噌のカス達が、無数の星空に見えた。 俺はその星々の形に、想像力をフル回転してミソッカス座と名付けた。立ち上がり、器を流しで洗う。ミソッカス座はすべて流星群となり、排水溝にクレーターもつくらず落ちていった。 いつも食器を洗っていると思い出すのが、宇多田ヒカルの『光』のMVだ。『光』はご存じ、ゲームのキングダムハーツの主題歌に使われており、俺が初めてレコチョクから携帯電話でダウンロードした曲でもある。もちろんゲー