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自己紹介など


書き物をうけおったり、校正や校閲をしたり、近所のイタリアンレストランで、お庭の草抜きを手伝ったりしています。 いろんなものを取材して、いろんなものを書いてきましたが、ここでは、本当に思ったことを教室の後ろの壁にこっそり貼る、ぐらいの気持ちで、ちょっとずつ書いていきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。(2024.6.17更新)

・ありのままの話
性と生についてのコラムを書いています。


神保町にあるフェムケアショップです。
フェムケアってなんぞや。
女性の外陰部をお手入れする、ということらしいです。
ネットで検索するとフェムケアグッズはたくさんあるし、ネット販売されているものもたくさんありますが、お店でそれを、見て・触って・聞いて。お店の方に不安を話して。ひとりじゃないって、ほっとして。明日も元気に生きる。女性だけでなく男性も。どんな性をもつ方も、生きやすい世の中であって欲しいです。

コラムは、お役立ちコラムではなく、賑やかしコラムです。仕事帰りに上司(女性)といったプロントで「卵子の数には限りがあるのよ」と真剣に言われたこととか、公園で子どもを遊ばせながらママ友に「わたしの生理、そろそろフィナーレかもしれん」と聞いたことなんかを思い出しながら、大事な仲間と喋るみたいに書いています。


・第23回「女による女のためのR18文学賞」友近賞をいただきました。ありがたいことです。

・noteは、ほとんど日記です。
読んでいただいてありがとうございます。もう、ひたすらに感謝です。
その記事にハートのボタンを押していただけたら、ただただうれしいです。
コメントを教えていただけたら、もうさらにさらに、ひゃーうれしい、と思っておるのですけれど、お返事が苦手です。申し訳ないです。
その方を不快にさせてしまったら、何か傷つけてしまったら、何かを思い出させてしまったら、どうしよどうしよと思って立ちすくむことが多々ありまして、猛烈にお返事が遅いです。すみません。

以下、簡単に自己紹介です。

大学を卒業して、出版社へ。
地方の弱小出版社で、本の編集をすることになりました。
当時、リクルートのホットペッパーが創刊したばかりで、会社はそういうクーポン本を作りたかったようなのですが、そこに携わったわたしと女の先輩、初心者ふたりで、全く別物の情報誌を作りました。
クーポン本は、クーポンでしょ。
本じゃないでしょ!
わたしたちがつくりたいのは、本なんだ!
怒られるかと思いきや、意外に評判がよく、そのままの趣向で続けることに。
表紙には、地域で活躍するイラストレーターさんのすてきなイラストを使って。毎月いろんなイラストレーターさんにお願いして、雑誌を華やかにしていただきました。
パン屋さんやアンティークショップの特集をしたり。活躍する地域の方々のインタビューをしたり。お店から読者様用プレゼントをもらったり。
目次の下にコラムを書いたり。お店の紹介記事を書いたり。あっちにこっちにずっと走りまわっていたような。
でもなんせ、お金がない。
会社にお金がない。カメラマンに払うお金がない。印刷所に払うお金がない。給料もない。
そんなわけで、数ヶ月後に雑誌は出せなくなり、そのまま退職。というか、会社がなくなりました。

その次は、医学・薬学系の出版社にて、専門書の編集業務に携わりました。
なんだかちょっと落ちつきたかったんです。
雑誌作りは楽しかったけれど、うわっつらの言葉で、うわっつらな仕事をしていたような気が、ずっとしていて。
心をこめて、本が作りたかった。

執筆は、先生方がしてくださるので、基本的には、あちらこちらの先生方と印刷所と制作スタッフを取りまとめて、本のかたちになすことが仕事です。
専門用語のオンパレード。ひたすら辞書引きです。一冊一冊、こころをこめて…と言いたいところですが、学会に間に合わせるために、えいやっ!と校了したことも多々ありまして。
本作りの難しさを今でも思います。
今は小中学生の教材を執筆したり、校正したり、コラムを書いたりしています。たいしたことを書いていないという自覚はあるのですけど、たいしたことを書けないので、もうたいしたことを書かないひととして、生きていこうと最近覚悟を決めました。唯一の強みは、締切には遅れない、ということです。それしかないです。

あとは。
ご縁があって、近所のイタリアンレストランで時々庭のメンテナンスをしています。
高級レストランなので、食べに行くことはほとんどないのですが、きびきびと立ち働く方がたと、何か志を同じくするもののように、挨拶を交わせるのが嬉しいです。お庭の師匠にいろいろ教えていただきながら、ゆるく草むしりをしております。

節約のために、ミシンで服づくりを始めたら、すっかり趣味になりました。毎日、自分で作った服を何かしら着ています。好きなだけ汚せるのが気楽でよいです。
余り布で小物を作るのが苦手です。

気がつけば更年期。
それなのに、還暦より高校生の自分の方が、身近に感じるのは、どうしてなんでしょ。来た道だからでしょうか。
歳をとると、どこに行くのかずっと不安でしたが、最近、若い時には見えなかった、思いもよらぬ野原が広がっているようで、これからの人生を楽しみだと思えるようになりました。

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