歴史を心で感じる

歴史の授業を小学6年の時に学んで以降、ずっとそばに歴史があり常に様々なことを学んできました。
鎌倉時代に興味を持ったのは、生まれた県が幕末に中心となった県なのでその話ばかりすることに辟易していたからで
そもそも鎌倉幕府にも室町幕府にも幕末があるではないかとハタと気付いたのがきっかけでした。

その頃ちょうどNHK大河ドラマが「太平記」を放送していて鎌倉武士がものすごくカッコ良く、鎌倉を守るために命を懸けて戦って散っていったことに感動しました!
その事実をほとんど知らなかったことに衝撃を受けもっと鎌倉時代について知りたいと思い、大学で中世史を専攻することにしました。

歴史は年号を覚えたり人名を覚えたりする暗記教科だという認識が一般的にあります。
間違いではないですがそれだけではない。
歴史を心で感じることが大事なことだと常々思っています。

東大寺の大仏を実際に見学した時、どう感じるかは人それぞれです。
大きいと感じるのか、そうでもないと思うのか。
どうやってこの規模の大仏を制作したのか。
どれぐらいの人が関わったのか。
費用はどうだったのか などなど
そこに聖武天皇の想いや当時の人々の想いが見えてくる。
令和の時代の我々が奈良時代に思いを馳せることが出来る!
これこそが歴史を心で感じることだと思うのです。

もちろん感動ばかりではありませんから、思ったほどの規模ではなかったな、そんなに心を打たれないなという感想も出てくるはずです。
それでいいのです。
正直なそういう感想が出るということが、歴史と触れ合った証拠なのですから。

全国すべての遺跡や建築物を見て回ることは誰にでも出来ることではありません。
それでもどういう物であるか想像してみることは出来る。
そうすることによって過去の歴史に触れてみる。
より多くの人に歴史に触れて心で感じて欲しいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?