減少する書店報道に危機感

文化に関する暗い話題が多い世の中ですが、書店数減少の記事ほど本好きにこたえるニュースはありません。
有名な大型書店や町の本屋さんを含め、かなりの数で減少しているのが今の現状です。
昔はちょっとした商店街には小さな書店が必ずあったものでした。友達との待ち合わせに使ったり、夏休みに立ち読みしながら涼みにいったり。
雰囲気のいい最高の空間が書店でした。

出版不況が報じられて以降そんな書店が減り続けています。
コミックスが出版業界の売り上げを底上げした時代もありましたが、多くの方が本離れしている今とにかく本が売れない状況。
話題の本とそれ以外の普通の本との売り上げの差があまりにもあって、ある程度の在庫を抱える場所=書店という形が作れなくなってきています。
〇〇文庫の充実度が低いとかいつもこの書店には在庫がないとかつい耳にすることが多い。
出版数が多いのに在庫を収納する棚が確保出来ない→選抜して置かないといけない→在庫がないと思われる→ネットで買う こういう流れになりますます書店の売り上げが減り閉店するということになっているのです。

何らかの企画を大々的にやっている書店は元気で勢いがあります。
書店員さんのおすすめの本のコーナーを作っている店もいい感じです。
どこの書店にいってもある本を当たり前のように売るだけではダメな時代が今来ているのだと思います。
本当に書店には頑張ってほしい。
私は常に書店でしか本を買わないので特にそう思う。
馴染みの店がなくなるなんて考えたくないです。
少しでも書店で本を購入して文化を支えていきたい。今日もそう思いながらいい本と出会いたいと思っています。

用事を済ませたら今日も読書しよう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?