正しい読み方が判明

鎌倉時代の人物について今日は書きます。

1:大塔宮護良親王
後醍醐天皇の皇子で天台座主を務め、天皇の命を受けて活躍。建武の親政で父後醍醐と対立。鎌倉で中先代の乱のさなか足利直義に殺される。

「太平記」で楠木正成などと共に活躍する皇子。鎌倉時代末期の中心人物。
私が習った時は「だいとうのみや・もりながしんのう」と習いました(高校時代)
ところが大学に進学すると読み方が変わったのです。
「おおとうのみや・もりよししんのう」
ひらがなで表記された文書が見つかったため正確な読みがわかったそうです。


2:金沢貞将
鎌倉第15代執権金沢貞顕の息子で六波羅探題など歴任し鎌倉と共に生を終えた武将。
かつては「かなざわさだまさ」と呼ばれていました。
今は変わって「かねざわ・さだゆき」に。
神奈川県の金沢文庫は彼の家の膨大な史料が収集されている文庫で、鎌倉時代の貴重な古文書をたくさん残していて研究に非常に役に立ちます。

この2人の呼び方が正しい方はなかなか歴史に詳しい方ということになります。
歴史は今でも少しずつ研究が進んでいることを示す事例です。

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