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【エンジニア未経験の方向け】採用面接で必ず聞かれる事と準備すべきこと教えます

「未経験、低学歴でも稼げるようになる仕事は何ですか?」ときかれたら、迷わずシステムエンジニア(以降、エンジニア)と答えます。

それくらい、エンジニアって学歴関係なく実力次第で稼げるようになる職業なんです。

しかも、その社会的意義というのは大きく、人々の生活を支える一端を担っている大事な職業でもあります。

さらにさらに、昨今の超人手不足により、多くの中小ベンチャー企業は未経験の人材を採用し自社で育てるようになりました。

なので、何の人生設計もせず、とりあえずFラン大学に行って4年間遊び呆けた人でも、心を入れ替えしっかりと働き、学び続ければ誰にでもチャンスはある(しかも、そのチャンスが結構多い)夢のある仕事である。ということなんですね。

採用を勝ち取るにために準備しておくこと3選

学生時代に情報処理に関することを何一つ学ばず、独学で勉強もしていないIT未経験者であっても、採用面接の対策をしっかりと行うことでエンジニアの第一歩を踏み出すことは可能です。

ここからは、中小ベンチャー企業でエンジニア募集に書類選考が通ったと仮定して話をすすめます。

(そもそも書類選考に落ちたのであれば、ここから先は読み進める必要はないでしょう)

書類選考をパスし、採用面接の日程が決まったとしたら、やっておくべき準備を紹介します。この準備をすすめることで、面接当日に話す内容に説得力が増すのと同時に、相手に安心感を与え、自分に自信をうえつけます。

1:無料のクラウドサービスを使ってサイトを立ち上げる

面接まで1週間ほど猶予があり、一日1時間程度自由に使える時間があるのであれば、無料のクラウドサービスを使って自身のホームページを作ってみるのをおすすめします。

使いやすいのは、通販でおなじみのAmazonが提供しているクラウドサービス(AWS)です。

このサービスでは必要最低限の機能を1年間無料で提供しているため、お小遣いを使うことなく、インフラ環境を構築することができます。

なぜ自身のサイトをつくるかというと、面接のときに必ず「IT系の企業を志望した理由は?」と聞かれるからです。

その質問に対して、「いや、求人だしてたんで。」とか「稼げるようになると思ったんで。」などという回答をするとほぼ確実に落とされてしまいます。

この場でのベストアンサーは、「ITに興味があり、好きだから」という趣旨の話をすることです。

しかし、そのようなことを言っておきながら「じゃあ、そのために自分が努力していることは?」と追加質問されたときに、「いや、まだ何もやってないですけど」と返答してしまうと、「あいつ、口だけだな」と思われ、悪い印象をあたえてしまいます。

わからないなら、わからないなりに、「AWSでサイトを立ち上げて試行錯誤してます。よかったら自分のサイト見ていただき、なにか指摘などいただけると幸いです」といい、努力しているところを見てもらうのが効果的です。

採用担当は、未経験者とわかったうえで面接をしているので、素直さや真面目さというところを見ています。

自身の発言にたいして、しっかりと裏付けできるような行動をとることが何よりも重要になってくる。ということです。

2:企業情報をすべてチェックする

企業のwebサイト、企業のサービスと口コミ、企業SNS、社長のブログなどネット上にある情報はすべて目を通し、その会社の社風や文化、働く人の表情を見ておきましょう。

正直いうと、IT関連企業は日本全国どこにでも存在し、同じような企業が乱立している状態です。

そのような中、「私は数ある会社のなかで、御社に決めたんです」という強い意志を持った人を面接担当は採用します。

面接のときには「なんでウチなの?」と必ず聞かれるので、そのときに「その会社にしかない文化や風土、サービスの利点・強み」などを交えながら選んだ理由を説明できれば、かなり好感触です。

戦争は戦うまえから始まっている。ということです。

3:相手にお礼状を書くための準備

少々古臭いテクニックかもしれませんが、面接を実施していただいたら、必ずお礼状を送るようにしてください。

面接というのは、最終的にはフィーリングと面接官の好みによってジャッジされます。媚びへつらう必要は全くありませんが、正攻法で真正面から素直にお礼の気持ちを伝えて印象をよくすることは、至極当たり前の戦法なのです。

とはいえ、ネットに転がっているような定型文を送るようではあまり印象には残りません。

折角手間暇かけてお礼状を送るのですから、しっかりと内容を作りこんだものにしたいものです。

お礼状の内容は、感謝の言葉の他に、面接のときの会話にも触れたほうが好印象です。

そのため、面接中はお礼状の中で登場させたいフレーズやエピソードなんかを手帳にメモしておいて、それをネタにお礼状を作成するんですね。

これをすることで、採用担当者は「この人は礼儀正しい人だ。人の話をしっかりと聞いてくれる。」と好印象を持ってくれるのです。

お礼状は手書きでなくとも、印刷したものでOKです。

ちなみに、面接したその日のうちに必ず投函してください。(なので、封筒や切手なども事前に購入しておくのをお忘れなく。)


採用面接を突破するために答えを用意しておくべき5つの質問

面接の中で、必ず質問される鉄板クエスチョンというものが存在します。

この質問は事前に準備しておくことで、しっかりとした返答ができるようになりますし、なにより自信がつき声にハリがでます。

準備をすすめるなかで、その会社についても知ることができますし、自身の経歴や特徴についても分析をすることができます。

多方面で良い効果がでますので、かならず準備をするようにしてください。

1:なんでITなの?

未経験採用の場合、絶対に聞かれる質問です。

未経験者を採用する場合、企業側が避けたいリスクのなかに「途中離脱」というものがあります。

企業は未経験者をエンジニアに育て上げるのに、それなりのコストを投資します。

それは、未経験者がエンジニアになった後に数年かけて回収するものなのですが、短期間のうちにやめられてしまうと、そのコストを回収できなくなってしまうんです。

だから、本当に根性があって、簡単には諦めない人を見定め、採用したいと考えているんですね。

ITに対して強い思い入れがあり、根性決めたのであれば余程のことが無い限りは途中退場はしないと思われ、採用につながるのです。

先述しましたが、この際に、「すでに自分なりに考え、AWSでサイト運営してます」くらいのことが言えたのであれば、面接官に対して大きな安心感を与えることができる。というわけです。

2:なんでウチなの?

数あるIT企業のなかから、その会社を選ぶ理由を企業側が知りたがるのは当然です。なので、面接開始直後からこの質問をぶつけてくる企業もあります。

必ず出てくる質問なので、息を吐くように答えれるように準備しておきましょう。

必ず入れたいのは、その企業の文化や特色、企業理念など、その企業にしか無いものです。

昨今はIT技術の進化により、だれでもすぐにITサービスを展開することができます。無論、企業も同じでいろいろなサービスや製品を提供しますが、どれも似たりよったりな部分があります。

なので、「御社のXXXXという製品が大好きで」という回答も、面接官のなかでは、「その特徴は他社の製品にもあるんだよな」と望まぬ捉え方をされてしまう可能性があります。

一方、その会社のオリジナルである理念は他社とかぶることはないので、「御社の理念に共感しました」と返答しておくと、かなりの好印象になります。

しかし、このテクニックは多くの学生や転職者が使っているので、しっかりとした根拠も必要。

「自分の目標・大事にしている部分と、企業理念が一致しているんです」と共通点がある部分をアピールしつつ、その根拠も説明できるようになっておくとよいですね。

3:会社に求めるものは?

「給料」「高待遇」「家から近い勤務地」などは絶対に言わないでくださいね。確実にOUTです。

また、「成長できる環境」というのも危険で、捉え方によっては主体性がないように思えてしまいます。

「主体的に考え行動する人と、一緒に働きたいです」と良い仲間、良い環境をイメージできるような返答を考えておくのがよいでしょう。

4:目標はなに?

1の「なんでITなの?」に近い内容ですが、ちょっと趣旨が違います。

この質問の目的は、「数年後かに、いきなり『他にやりたいことあるので』と言って辞めてしまわないか」という危険度を見極める点にあります。

会社が向かう方向と、個人で掲げる成長目標が一致していれば、その会社で働くことに大きな意味があり、長く続けることができるでしょう。

しかし、会社の向かう方向と、自分が向かいたい方向が乖離していると、最終的には転職というかたちで会社を去ってしまうことになります。

それを危惧して、予めこの質問をすることで、リスクを回避しようとするのです。

ここでは、事前に調べた会社の理念に関連する言葉をチョイスし、「会社の目的地と私の目的地はほぼ同じ」「目的地がほぼ同じなので自分の成長はそのまま会社の成長につながる」という内容の返答を考えておくと非常に効果的です。

5:最後の質問

面接のときには、「最後に、なにか質問とかありますか?」と聞かれます。

(聞かれなかった人は、不採用の可能性がかなり高いので、あきらめて次をさがしたほうが早いですね)

ベストなのは、3つ質問を用意し、整理しながら問を投げかける。というものです。(1つでは少なすぎるし、5つだと多すぎる)

質問の有無はその会社への興味として捉えられてしまうので、できるだけ相手の印象に残るような質問をするとよいでしょう。

ちなみに、おすすめの質問は、次の3つです。

その1:面接官に対して、「入社前と後に感じたギャップについておしえてください」

面接官とはいえ、新卒か転職をしてその会社に入ったわけです。

つまり、むかしは自分とおなじような立場だったわけですね。

そのような同じ立場だった方に、実際にどのように思うのかを聞くのは理にかなっていますし、好印象を与えることができます。

その2:人材の採用・育成についてはどのようなプランをもって行動しているのでしょうか?

人材採用と育成にたいして一貫したストーリーで語れる企業はガバナンスが機能していると言ってよいでしょう。

一方、採用担当者が、採用から育成への流れをしっかりと説明できないようであれば、ガバナンスが機能していない可能性があるので、そもそもその企業にいくのは辞めておいたほうがよさそうです。

その3:可能な範囲で構いませんので、社内見学をさせていただいてもよろしいでしょうか。

正直、面接官からするとめんどくさい依頼なわけです。

しかし、「もう、この会社のファンになってます、できるだけ働いているイメージをつけたいから」と理由をつければ、結構OKくれる企業も多く存在します。

断られる可能性も高いですが、ぜひともチャレンジしてみてください。


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