オヤジキレる.001

イラついている時に、「そりゃ、意味ないだろ」ってツッコまれる行動3選

先日、電車の中で怒り心頭のおじさん(推定60歳)に遭遇し、ツッコミどころ満載の行動をしていたので、記事にまとめてみました。

まず、そのおじさん、周囲にわめきちらしてたんですね。

「おい!こら!ふざけんな!」「なんだ!コノヤロー!」

「お前、俺を誰だと思ってんだ!」(知らんがな。。。)

など、聞くに耐えない暴言(にもならない暴言)を撒き散らすわけです。

当たり前ですが、電車の中はシ〜ンと静まりかえり、周囲からは人が逃げ出す始末。

「孤立する奴を映像化すると、こんな感じなんだな」と思ったものです。

イライラ時に意味の無い行動 1 : 大声でわめきちらす

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ということで、イライラした時に意味のない行動1つ目は「大声でわめきちらす」です。

大声をあげて、心の声を外に吐き出すのはストレス発散に効果があると言われているので、わめきちらす行為自体はOKとしましょう。

でも、人に迷惑をかけて、結果的に孤立してしまうのは本末転倒。

そもそも、イラついているのは、自分にも非があるわけで100%自分が被害者なんてことはないわけです。

なので、大声で何かを罵倒したり、心の声を吐き出したい時には、一人カラオケにいくか、プロレスの試合でも観戦しに行って、思いっきり「おりゃー!ぶちかませぇ〜!」って叫べば良いのです。

プロレス試合会場であれば、罵声が大きければ大きいほど、尊敬の眼差しでみてもらえますからね。

イライラ時に意味の無い行動 2 : 物にあたる

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電車の中で散々わめきちらしたおじさんは、次第に声が小さくなってきました。

きっと、ノドが痛くなっちゃったんでしょうね。(体力には勝てませんね。)

で、次に何をしたかというと、自分の持っているバッグ(スーツ姿なのに、斜めがけのショルダーバックっぽいメッセンジャーバック。。。ダセェw)で電車の壁をバシバシとシバき始めたんですね。

「この!くそ!」バシッバシッ 「なんで!俺が!」バシッバシッ

「ふざけんなよ!」バシッバシッバシッ

とまぁ、こんな感じ。

とにかく、シバきまくっているわけです。

数分間 サンドバック擬似体験を堪能したおじさんは、空いている席(というより、その時点でその車両にはおじさんと私のほか数名の男性しかおらず、他のお客さんは別の車両に退避)に座り、ゼェゼェと肩で息を切らしながらバックの中身をチェック。

もちろん、中に入っているPCやスマホはグシャグシャ。

「っち! なんだよ、気合入ってねぇなぁ」とボヤくおじさん。

「(いやいや、なんだかんだ言って、後悔するのあんただよ。)」ってその場にいる全員が心の中でツッコんだ瞬間でした。

イライラに対して、破壊行為は科学的に効果があると証明されているみたいで、一時的に力のリミッターを外し攻撃的な一面を曝け出すことで、ストレスが発散されるようです。

しかし、先述した大声と同じで、結果的に迷惑がかかり、かえって自分の立場を弱くするのでは本末転倒なわけです。

暴力行為をしたければ、ボクシングジムにいくなり、家で布団にタックルするなりすればよし。誰にも迷惑はかけません。

ちなみに、暴力行為よりもストレスに効果があるのが、自分の限界値までの力を出し切る。という行為。

つまり、ジムに行って、100キロのバーベルを持って1回だけスクワットをしてみるとストレスによるイライラが一気に発散する。というわけです。

外資系大手企業の社長がゴリゴリのマッチョマン。という話はよく聞く話ですが、優秀な方は人に迷惑をかけないストレス発散方法を熟知している。ということなんでしょうね。

暴力行為、破壊行為は下手をすると傷害罪・器物損壊に抵触することがあるので、後に残るのは後悔だけ。

仮にそれらに抵触しなくとも、怪我してしまったり、大事なものが壊れる恐れがあるので、損しか残りません。

イライラして自制心がきかないのもわかりますが、イラついた時にはくれぐれも握った拳を誰かに振りかざすことの無いようにしたいものです。

それ、意味無いからね。

イライラ時に意味の無い行動 3 : 自分で考える

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孤立し、疲れ切ったおじさんはその後思考にふけっていました。

貧乏ゆすりをし、ソワソワしながらポケットの中をまさぐり、壊れたスマホを出し入れし、本当に落ち着きが無い人がやる行動のオンパレード。

「一体、この人は何をしたいのか?」と観察していると、ついにおじさんが口を開きました。

「あぁ!なんでこうなっちまったのかなぁ!」

すごい独り言です。

もう、なんて言って良いかわかりません。

「いや、そんなんわかってるでしょ。原因はあんただよ」ってその車両にいる全員がツッコむだろうな。と思い周囲を見渡すと、なんと、その車両には私とそのおじさん以外、誰もいなくなってしまったのです。

「(おいおい。みんな逃げちゃったよ。。。)」

とはいえ、そのおじさんとても寂しそう。

今にも泣き出しそうな表情をしています。

しかし、非常なことを言ってしまうと、イラついている時に悲しんだり、イラつきの原因を考えることも意味の無い行動です。

イラついている時には、脳の機能は著しく低下し、論理的な思考が停止し本能的な行動が活発になってきます。

論理的な部分が弱くなるので、自制心がきかなくなり、結果的に周囲に対しては自己中心的な行動や発言が増える。ということです。

そのような状況の中で、「この原因は何だ?」と考えてみても、自己中心的な思考しかできないので、結果的に「いや、俺は悪く無い。悪いのはあいつだ。俺は被害者だ。」となってしまうわけです。

これでは、自分に都合の良い解釈を増やしただけで、問題の解決にはなりません。

なので、このような時には、一度熱いお風呂に入って汗を流し、早めに床について8時間程睡眠をとることです。

脳をリラックスさせて、全ての考え事をリセットさせないと、自分の中で原因究明はできません。

まとめ

ちなみに、その後そのおじさんがどうなったかというと、終点駅で駅員さんに捕まり御用となりました。

きっと駅員室に駆けつけた警察に連行されたのでしょう。(パトカーとまっってたから。)

キレたおじさんには同情はするものの、何か日本の縮図をみているような気がしました。

ストレスを感じた時に「これだけはやらないでおこう」という最低ラインの行動リストを作っておけば、ストレスと上手に付き合っていくことができます。

そのリストの中に、今回ご紹介した3つの行動を入れていただき、ストレスマネジメントにいかしていただければ、これ以上の幸せはありません。


皆様に、幸あれ!


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