宗吾霊堂に行った日記
宗吾参道駅から徒歩10分。
宗吾霊堂へお参りした。
佐倉宗吾は、飢饉と重税に苦しむ農民を助けるため、幕府に直訴した人。もちろん当時の直訴は死罪確定なのですべてわかったうえでの行動だった。
地元民のヒーローだ。
正面からお参りをしたことはなかったなと思い立ち、夫と二人、歩いてお参りに行くことにした。
本日は晴天。
紫陽花ももう枯れ時だ。
汗がとめどなく流れる。カラカラの紫陽花に同情した。
宗吾霊堂に到着し、宗吾さんのお墓参り。
続いて本堂や寺院にもお参りし、御朱印をいただいた。
広い和室でたくさんの人が休んでいると思ったら、二胡の演奏を聴いているとのこと。
我々夫婦も終演間際にすべりこみ、扇風機のきいた部屋で二胡を聴いた。
聴いているうちいつのまにか耳が潤い、疲れを忘れる。
黄河を見てみたくなった。(すぐ影響を受ける。)
お昼は、宗吾霊堂から出て目の前のお蕎麦屋さん「甚兵衛蕎麦」でいただく。
先ほどからお出汁の良い匂いが漂ってきており、蕎麦欲が高まってしまった。
こちら、舟型のせいろが風流だと喜んでいたのだが、その起源は…
直訴に行く宗吾を、舟に乗せたのが甚兵衛だそうで、宗吾を無事に送り届けたのち、甚兵衛もまた印旛沼に身を投げたのだという…
なんと………
この短時間で、佐倉宗吾についてかなりの知識を得たし、当時のストーリーにどっぷり浸かるツアーを完成させてしまった。
蕎麦湯もいただき、とっぷりしたところで退店。
次は、2kmほど先にある「麻賀田神社」をめざす。
こちら、日月神事でも有名な天日津久神が祀られている。規模の割に、曰くがありまくりの神社だ。
若い頃ドライブがてらに何度も訪れたし、大晦日の夜にお邪魔して年跨ぎもさせてもらったことがある。
今回も新しい発見はないだろうと思い込んでいたのだが、ところがどっこい、ビックリしたことが。
以前は林道に続くだけであった神社の裏に、なんと、とても素敵な古民家カフェが。
本当に鬱蒼とした森の中、急に、神社の裏手にこんな空間があらわれるものだから、夫と二人で、
「たどりつける日と、そうじゃない日があるのでは……??」
なんてメルヘンなことを考えてしまった。笑。
でもそれくらい、キツネにつままれた気持ちだったんだよね。
これまで何度も何度も訪れた場所だったから、急にこんなにオシャレになって…!
信じられない気持ちってこういうこと言うのね。
内観もとても素敵だったけど、お客さんがいたので撮影はせず。もったいないくらい素敵だったよ。
席ごとにコンセプトが違って面白かったなあ。
ヴィクトリア調だったり、ソファ席があったり、カウンター席は自然に迫れるし、二階席もあったようだ。
良い場所。
神社さんに訪れる人も増えるといいな。
1日と15日だけ御朱印開放している特殊な神社なんだよね。
今日は外してしまったけど、また来よう。
トータル10,978歩、あるいたそうだ。
嘘!
暑すぎてもっと歩いてるかと思ったよ…
今日は心地よい疲労感でよく眠れるといいな。
仁礼(にれ)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?