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がんばれているときほど方向性が間違ってないか確認が必要

こんにちわ。花粉絶好調石田です。

今回は「がんばってるときって満足感がすごいあるけど、がんばる方向性があっているのかは確認しといた方がいいよね」的な話をしたいと思います。



がんばることは目的じゃない

最近、職場ではありがたいことにいろいろなことにチャレンジさせていただいるのですが、まだぼくの能力が追いついておらず、連日「残業でなんとか、、、、」みたいな状態です。

そんな日々を送る中で、ひとつ「問題だな」と思うことが出てきました。

「満足感」です。

日々残業で仕事をしていると、「ぼく、めっちゃがんばってる!」みたいな、ある種の満足感が出てきてしまうんですね

たしかにがんばってはいると思いますし、それ自体はいいことだと思うんですけれど、がんばる方向性が間違ってないかはちゃんと確認はしておいた方がいいと思います。

「がんばること」が目的化しまうリスクがあるからです。

「がんばる」っていうのは手段ではあるんですが、目的ではありません。

たとえば、朝から晩まで海岸で砂を掘りまくって、5メートルくらいの大穴を開けたとします。

めちゃくちゃたいへんだと思うし、すごい頑張らなきゃできないと思うんですが、穴を開けたところで「だからなに?」ってなりますよね。

「がんばる」ことも大事なんですけど、それ以上に「なんのためにがんばるのか」が大事なんです。



なぜ頑張ること自体が目的化してしまうのか?

「がんばることが目的じゃない」ってことを理解していても、かなり気を付けておかないと、がんばることが目的化してしまいがちです。

要因はいくつかあるのですが、「視野が狭くなってしまうこと」がひとつ挙げられると思っていて、、、

さっきの「穴を掘る」っていう例で考えてみると、穴を掘っている本人は、きっと穴を掘ることに夢中になります。

がんばって穴を掘っていると、どんどん穴は深くなっていくので、ある意味「穴を掘る」っていう成果が出るわけです。

成果が出るとおもしろくなって、さらに穴掘りに夢中になります。三井寿よろしく、「もう俺には砂穴しか見えねぇ、、、」状態です。

気がついたら朝から晩まで掘り続けて、「頑張ったー!」っていう謎の満足感に包まれ、気持ちのいい眠りにつきます。

そして、使い道のない大穴だけが残ります。

これが「視野が狭くなる」ってことなんですけど、こういう視野が狭くなったときって、たいてい周りの人が指摘してくれたりして気がついたりするんですが、めちゃくちゃにがんばっていると周りの人は指摘しづらくなります。

本人は汗水流して、マントル飛び越えて、ブラジルまで通じるんじゃねぇの?レベルで必死で穴を掘っているのに、「いや、なんのために掘ってんの?」とは言いにくいわけです。

きちんとフィードバックしあう文化や環境が職場に根付いていれば問題ありませんが、そうじゃなければ、無我夢中でなんのために使うのかわからない穴を必死で掘り続けることになります。

まわりの人が指摘しづらいからこそ、常に自分自身で

「これって何のためにがんばってるんだっけ?」
「がんばる方向性はまちがってないかな?」

みたいな確認をちゃんとした方がよくて、ときには仕事の範囲だけじゃなくて、人生規模で「いまやってる仕事ってぼくの進みたい方向とあってるかな?」的な見直しも必要しといたほうがいいと思います。



がんばることは自分の中でおさめておこう

で、もういっこ気をつけときたいポイントがあります。それは、「がんばってる」をアピールしないこと。

人間には承認欲求があるので、がんばってると、うっかり「がんばってるよ、ぼく!」って主張しがちです。

でもがんばってるアピールには、デメリットしかありません。

これまでお伝えしてきた通り、がんばるは「手段」なだけで、特に仕事においては「がんばってるかどうかなんてどうでもいいから結果を出して!」ってことがほとんどです。

さらに、自分への見積もりって甘くなりがちなので、「あたかも自分が一番たいへん感」を出しちゃうんですけど、身近に「もっとがんばってる人」はたくさんいます。

で、そのことに本人は気づいていないので、「俺これだけ頑張ってるじゃん!」みたいなことを「ちゃんとやってんじゃん!」的な感じで仕事チームの仲間にいったり、仕事から帰ってきて家族や奥さんにいったりしちゃうんですけど、聞いてる方は「オメーだけががんばってるんじゃねーんだよ」ってなります。



というわけで

・がんばる量だけではなく、がんばる方向があってるか確認する
・頑張ってるアピールはださいからやらない

がんばってる自分には「ぼく、よくがんばってるぞ」と自分で褒めてあげて、なんか美味しいもの食べるとか、ずっと欲しかったもの買うとか、自分でこっそりご褒美をあげるのが一番だと思います。

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