評価の上がらない保険代理店/IFAの時価総額を上げるには?
こんにちは。お金のマッチングプラットフォーム"お金の健康診断"を提供する株式会社400Fで代表をしている中村仁です。
今回の業界分析は保険代理店/IFA企業の時価総額が評価されていない理由について探っていきます。以下は代理店の年初来の株価になります。ご覧いただいてわかります通り東証株価指数(TOPIX)を上回っているのはアドバンスクリエイトのみとなります。なお、アイ・パートナーズは年初来62%減であるため、さらに評価されていないことがわかります。では、貯蓄から資産形成が叫ばれる中で何故この様な評価になるのでしょうか?今回はこちらに関しての考察をまとめたいと思います。
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- 保険代理店/IFAの株価評価
- 保険ショップの限界
- IFAビジネスの限界
- 旧来の育成モデルの限界
- オンラインモデルへの期待
1. 保険代理店とIFAの株価評価
まずは主要5社(NFCホールディングス、アドバンスクリエイト、アイリックコーポレーション、ブロードマインド、アイパートナーズ)の株価評価を見たいと思います。
下記の通り2021年12月30日現在の株価においてはアドバンスクリエイトがもっとも時価総額が高くなっています。元々はNFCホールディングスが一番でいたが、同社は社長交代以降株価は下がり続けています。
ただし、アドバンスクリエイトは時価総額は高いもののPERは18.45倍と高く評価されている訳ではありません。
僕が経営する400Fは保険代理店やIFA向けにサービスを提供しており、さらに金融サービス仲介業を通して同じ様なビジネスモデルを提供予定です。また、ベンチャーキャピタルから資金調達をする中でIPOを目指しており、その場合においては時価総額についてはかなり注目しています。そのため、保険代理店やIFAがなぜ評価されないのか?について今回探っていきたいと思います。
なお、NFCホールディングスについては下記の通り光通信系の会社によるTOBにより97%の持分となりもはや上場しているとは言えない状況になっているため分析から除外いたします。
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