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ネット証券 業界分析 - 岐路に立つ松井証券-

こんにちは。お金のマッチングプラットフォーム"お金の健康診断"を提供する株式会社400Fで代表をしている中村仁です。

有料noteで金融業界分析をまとめています。今はオンライン証券の軌跡をまとめています。これまで業界全体、SBI証券、楽天証券、マネックスG、auカブコム証券の10年をまとめてきました。

そして今回はオンライン証券5社の分析最後の松井証券になります。松井証券は今年の3月に代表が交代しました。

直近までの代表である松井道夫氏は松井家の婿養子として、松井証券を日本で初めてのオンライン証券に舵を切って業界をリードしてきました。

今回創業家ではない社長が就任することでどうなっていくのかに注目が集まります。これまでの10年は、他社が様々な施策を行って自社変革をしてきた中で松井証券は安定はしているものの業界の変化には置いていかれているという印象があります。松井証券の株式は特定株が71%あり、今でも松井家の影響は強いのではないかと察します。

そういった中で、異業種も巻き込んだ激しい競合環境の中でどのようなポジションを担うのか注目です。今回の有料noteですが、ご購入いただきますと以下のような内容をご覧いただけます。どうぞよろしくお願いいたします。

- 松井証券 過去10年の主要KPI
- 松井証券がこだわってきたビジネスモデル
- 変革が難しい状況に直面している要因

1. 松井証券 主要KPIの推移

まずは松井証券の主要KPIをみていきます。

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