新装版「殉愛」配信スタート

電子書籍レーベル・ガッシュ文庫DIGITAL様より
「殉愛」の配信がスタートしました。
学研パブリッシング・もえぎ文庫発行「殉愛」の、編み直しです。
表題作の「殉愛」に同時収録の「メビウスの環」、そこへ新たに「一通の手紙 〜詫び状〜」と、「もう一通の手紙 〜チームメイトへ〜」の掌編2本が加わりました。内容は……えっと、昭和の置き土産😆かな。
「チームメイトへ」は、お口直しの一作です。……こういう情報ゼロで読むのが読書の醍醐味だと思いますが、逆に警戒心バリバリで読まれると物語に入り込めなくなっちゃうので笑。

イラストは周防佑未様。「周防先生さえよろしければ、再使用して大丈夫です」と学研パブリッシング様がご快諾くださったおかげで、電子のお引っ越しが叶いました。
もえぎ文庫の担当様、学研パブリッシング様、心より御礼申し上げます。
そして周防佑未先生。「いつもシリーズ」でも大変お世話になりましたが、こちらでも作品内容を巧みに表現してくださって、感謝が尽きません。このたびの再使用につきましてご快諾いただき、ありがとうございました。

ガッシュ文庫の担当T様、今回もお世話をおかけしました。
流行のテーマから大きく外れていても、新装丁で出してくださる。私にとっては毎月の楽しみであり、ご褒美でした。まるで伊勢の赤福の朔日餅みたいな(ちょっと違うw)。
配信記念SALEの企画を打ってくださるおかげで(それもサイトによってはバナーつきで!)古い作品にも光が当たり、風が通り、誰かの琴線に触れることが叶う。宣伝しなければ誰の目にも触れない。
だからこそコンスタントになにか出しつつ、過去作を周知いただくきっかけに……とT様がご提案くださったのは、一昨年。紙本こそが「書物」だと思いこんでいた私は、最初電子化に抵抗がありました。電子を出したら紙が衰退するんじゃない? と。そもそも陣屋でKindle化した作品は全然動いてないし……と。
後ろ向きな私に匙を投げず(さすが、扱いに慣れていらっしゃる笑)、違うと思ったらやめればいいですから……と気楽に提案してくださったから、T様の采配を信じて「罪と罰の間」をお預けしてみたら、あららら……!
以降、人生が変わりました。大袈裟ではなく、本当に。
新しい読者様との出会いは、ほぼ電子経由。twitterのフォロワー様が急増したのも、ガッシュ文庫DIGITAL誕生以降です。
「電子だったから読んだ」「1巻がSALEだったから試しに読んだらハマった」などの声の多さに、「こんなにも電子人口って多かったの?」と目が点。「二度と千代田区方面に足を向けて寝ちゃいかん」と思いました笑。
自分がいかに流通に対して無知だったか、世間の動向を知らずにいたか。
「作品、まだありますか?」。そう言って拾ってくださっては、「うん、これは出しましょう」と前向きに電子化へと働きかけてくださるT様。
全身全霊の尊敬と感謝を。

さて、その配信記念キャンペーン。昨日からスタートしております。
対象電子サイトでは、2月17日の23:59まで一部既刊が約30%OFF!
街の本屋さんでぶらぶら歩いて、「これ面白そう」「読んでみようかな」と、なにげに手を伸ばすときのように、電子という大型無限書店でも、よき出会いがありますように。

ほぼ毎月のようにガッシュ文庫DIGITAL様&ガッシュ文庫PLUS様から拙作を配信してもらっていましたが、残念ながら今回で弾切れ、しばしの休憩です。
移籍やらなにやら、うまくいったら充填して、またお世話になるぞ〜とウズウズしておりますので、どうか皆様これからも、ガッシュ文庫DIGITAL&ガッシュ文庫PLUSを、どうぞよろしくお願いします!

「殉愛」、読んでね♪







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