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わかいヒトへのメッセージ

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小学生から中・高校生むけのよみものです。なにかしらヘンなおとながブツブツ言ってるなで読みすててもらえればと思い書いています。
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2024年6月の記事一覧

大学生といっしょにまなぶ数学の行列の問題を解くのに集中していたらいつのまにか休日の1日半がすぎていた

(2024.7.1加筆あり) はじめに 研究パートのしごと先でひょんなことから入学してまだそれほど経っていない大学1年生とともに数学を学ぶ機会を得た。高校で削られた単元を学ぶ補習。話を聞くと学生たちが高校と大学間のギャップに苦しんでいる。大学の必修の演習課題がなかなか解けないという。 彼ら(理系)は文科省の指導要領の改定で数学の「行列」の単元を削られた世代。そのため大学で教わるこの単元でギャップをかかえる。ただでさえこの単元は高校で履修したわたしたち世代ですら難渋したとこ

過渡期の学年の入試の英語はどうなりそうか予想してみた

(2024.6.25加筆あり) はじめに 今の中学生たちの英語の教科書のむずかしさはひとむかしからすると予想を上回るレベルかもしれない。そのめやすのひとつは英単語。学習サポートの生徒たち(中学生~高校生)のディクテーションやシャドウイングの練習は以前の高校生(前半部分)とおなじものがつかえるほど。 なにも極端なことをやっているわけではない。指導要領がそうなった。過渡期なのだと思い知らされる。教える方も意識の改革がもとめられそう。 きょうはそんな話。 教える内容とレベル

新入生について:まだ「熱い」うちの動機づけと、高校から大学への橋渡しをどうやるか

はじめに ことしも研究室にあらたな学生たちが訪れる。ほんの数か月前は高校生だった。進路としてある程度方向をさだめて大学の門をくぐる。 学びはとほうもなくひろがり果てしない。その森のひろがりすら知らないうちにどこから歩みをすすめ着手すればよいか、なにを手がかりとすればいいのか。たとえオリエンテーションの機会を設けられていようとも新生活になれるほうにせいいっぱいのうちになかなかピンとくるものではない。そこで…。 研究室めぐり きょうから新入生(一部2年生)の学生さんたちが顔