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わかいヒトへのメッセージ

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小学生から中・高校生むけのよみものです。なにかしらヘンなおとながブツブツ言ってるなで読みすててもらえればと思い書いています。
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2023年9月の記事一覧

「不思議な水銀の話」情報を網羅しつくすとこうなる クニのお役人さんたちがとうとう著しちゃった

(2023.9.23一部を改変。URLなどを改めました。) はじめに 大学では化学をえらび、そののち生化学に関する職に就いてたくさんの学生に接してきた。これまでの人生の過半の時間をこの分野のごく一端のはぎれのごとき微塵をかいま見るためにすごした。教えるためには本からの情報は欠かせない。 本の虫であることは幼少のころから変わりなく、興味のある領域の本や論文には食指がのびる。 この本、「不思議な水銀の話」(ネット本)は、ああ、やられたなというのが第一感。これほどの内容をだれ

精密電子天秤のまえにすすみ呼吸をととのえてからくすりをおもむろにはかりとると実験がうまくいく

はじめに しごとのできのよしあし。これはそのときの気分や気のもちように左右される。すくなくともわたしの場合はそう。研究パートのしごとで実験がうまくいかないときは気分一新しようとまずは実験室の掃除から。整理して掃き清める。まるで神社の境内の掃除をするかのようなおももちで。 誤解なきように記すがここはれっきとした科学の研究室。失笑をまねくかもしれないがそこには人知をこえてやはり運をまねく要素が満ちているとかんじることがある。 きょうはそんな話。 しごと場にむかう 夜明けま

理科で細胞の単元を生徒に教えていて草食とは細胞壁を好んで食べることと気づいた

はじめに ヒトやタヌキは雑食性のいきもの。ライオンは肉食だし、ウサギやウシは草食。いずれもホ乳類にちがいない。何のちがいなんだろう。 それらの動物たちのちがいについて理科で触れる。目のつき方や歯の形状のちがいの説明があるにはある。中学生たちははたしてそれでしっくり納得できるのだろうか。 これって見たままじゃないか、理由ではないよなあ。理科はなぜを追求する学問。 あらたな疑問やなにかが浮かんでこないか。学習サポートをしていてふとそう思う。 きょうはそんな話。 「教わ

高校生とともに「ラジオ英会話」を聴いてプラスの意義をかんじたこと

はじめに ねむけをふせぐために以前から運転時にはラジオを聴く。運転に1時間かかっていた以前の通勤時から、15分ほどでいい今もつづいている。眠気をさける安全のためといっていい。 音楽を聴くだけでなく、せっかくならばと英語の番組を聴きはじめたのが2年まえ。 ふとある変化に気づいた。あたまのなかで無意識に英語をそのままとらえているっぽい。 きょうはそんな話。 学習サポートで 運転中は眠気防止のためにラジオをつねにつけている。とくに朝の通勤時には英語番組を聴きながす。しごと

「すわる」のと「こしかける」では腰や背骨への負担がちがいそう

はじめに 長年からだをつかっているとあちらこちらにメンテナンスの必要なところがでてくる。人体の加齢にともなう変化は車など身のまわりの道具とおなじ。 とくにひざとこしがそうかもしれない。これはおもいあたることがある。中学・高校時代のまちがったトレーニング。この後遺症がいまさらながらにでてきた。水を飲むなとか当時はとんでもないまちがった運動法がごくふつうにやられていた。  からだをきたえる < おかしくする の不等式がなりたつ。 それらの不調は「すわる」姿勢からたちあがる

ひとことでいうと「若さ」のかんじられる絵をいいなと感じる

はじめに ふつう展覧会にいくと複数の絵を鑑賞する。するといつのまにか印象にのこるもの、おもしろいと感じられる作品が2,3点ほどあたまにのこる。がんばろうとかもっと生きようとするきもちをもらえる。いい映画をみたときとおなじ。 きょうはそんな話。 身近なところに 街にすむようになりちょうど1か月。あらたなすみかからほど近いところに古くからある美術館がある。それだけでない。このあたりは様変わりしつつあり、おおきな公会堂やいまどきめずらしい新しい本屋、古美術をあつかう店など駅前