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わかいヒトへのメッセージ

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小学生から中・高校生むけのよみものです。なにかしらヘンなおとながブツブツ言ってるなで読みすててもらえればと思い書いています。
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2023年4月の記事一覧

高校数学は各単元がむすびついていきこれから身近なこと、おもしろくなるところでおわってしまう

はじめに  どの学問分野もおなじかもしれないが数学はその極端をいくほうかもしれない。難解で抽象的な数や関数のそのさきにはじつはちがうせかいがひろがっている。しかもあらわしかたがちがうだけで各単元はむすびついている。 きょうはそんな話。 いっきに難解なせかいへ  たしかに集合などとくらべて、図形の特徴をまなぶ幾何学や数のとりあつかいなどは千年、2千年の単位で過去のヒトビトの考察。やっと高2年生あたりでならう微積分の考えがまとまりつつあるのが500年ほどまえだし、確率など

鑑賞だけではもったいない 模写をとおしてその画家のタッチの特徴とともに構図や描く絵にこめられた背景を知れる

はじめに  模写はたのしい。画家の絵にはいずれもその個性がにじみでている。何人かの画家を模写するとそれぞれからあらたな視点をまなびとれる。 きょうはそんな話。 大学のころから  絵をさかんに描いていたころ。ふと同級生の女性から「これ、どう?」と差し出された一冊の画集。 ふと、いわさきちひろの絵に目がとまり、その数日のちにクラスメートの彼女にその話をした。「いいよね。」「うん、たしかに。」おなじ興味のヒトが身近にいるといい。 おぼえてくれていたのだろう。絵にしたしむ

自分から本を読むようになる習慣はどうやってついていくのだろう

はじめに  意識せずとも文字を追う。電車で窓の外をながめていても、ふとダイニングのテーブル上の広告やカタログでも。 こんなふうに文字をもとめるようになったのはどんなきっかけからだろう。 きょうはそんな話。 知ろうとする欲  わたしたちはなぜ顔を洗い、歯をみがくのだろう。毎日そうしないときもちわるいから? そうかもしれない。まさに基本的な生活習慣。なにげなくやっている。ほかにもいろいろありそう。 知らずしらずのうちに身についている習慣。社会的な生活習慣とともにみに

いつのまにか翻訳アプリをしごとのなかでしっかりつかっていた

はじめに  このところ研究パートに働きに出ている。そこでの気づき。 ごく最近のこと。翻訳アプリがしごとのかなめの部分を変えつつある。数年後にふりかえると、いまこの時こそ、AIがしごとをがらりとかえた転換期といえるかもしれないな。 きょうはそんな話。 研究をすすめるにあたって  生命科学の実験とともにでてきた結果を論文にまとめている。この研究に至る経緯や過去から現在までの関連する研究内容をIntroduction(序論)のかたちで紹介する。 この部分をあらわすには関

AIチャットの情報の出どころを科学の作法でもってみずから調べられるだけの能力を身につけてほしい

はじめに  研究パートで従事してふと思う。これからの学生さんたちに、AIを道具のひとつとしてつかえるようになってほしい。あくまでも使われるのではなく、道具としてつかいこなすこと。 このところ勃興いちじるしいAIチャットについては、科学の素養と作法をしっかり身につけて、その示す情報の出どころをみずからあたりしらべられるようになってほしい。 きょうはそんな話。 情報にあふれるなかで  なにもAIだけではない。世のなかには科学まがいのアヤシイ表現にみちあふれている。もちろ