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わかいヒトへのメッセージ

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小学生から中・高校生むけのよみものです。なにかしらヘンなおとながブツブツ言ってるなで読みすててもらえればと思い書いています。
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2022年6月の記事一覧

ほんとうはほめられたいみとめられたいこどもたち

はじめに  こどもをしかることとほめること、最近くらべるとどっちが多いかなあ。朝からふりかえってみると、こどもが玄関を出るまでしかってばかりかも。 保護者の言うことを聞かないのはこどものせい?小言が口をついて出るのはなぜ? わたしもふくめておとなの立ち位置からふりかえってみる。 おとなをよく見ている  なつやすみにはあさ早くから学習サポート(変なことばです)に生徒たちがおとずれてくる。すずしいうちにすませようというねらい。生徒たちと学習していると、むかいの保育園から送り

手順を踏めば興味のある分野の学術論文を読めるまでになるか

はじめに  研究職からはなれてかれこれ15年ほどのころ。学位をもつ身としてときにみずからの研究分野に関してチラリと文献などをながめるぐらい。この間の学問の進展はめざましく、じゅうぶんフォローできないでいた。 ブログをつうじてこの分野を教えてほしい方との出会いがあり、中学校の教科書レベルから順に大学院レベルまで教えることになった。その学習サポートに関するこれまでのあゆみをふりかえりたい。 さいしょには  その方は理系の出身だが、ご専門は高校の科目でいえばわたしとはちがう。し

新科目「歴史総合」でさっそくとりくみはじめたこれまでとちがう学習サポート

はじめに  本業の学習サポート。いまの高校1年生からカリキュラム内容が変わり、「歴史総合」という科目が新設され、すでにこの4月から授業がはじまっている。 この「歴史総合」。たんに日本史と世界史の近代史が合体しただけでなく、歴史の学習においてこれまでとは異なる視点をもとめられる。おとなのみなさんは、生徒たちが自分たちとはちがうものの見かたを、歴史をつうじて身につけようとしはじめているとぜひ気づいてほしい。 ほかにも「公共」や「言語」などの目あたらしい科目、ならびに「情報Ⅰ」