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家しごとにまつわる話

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日々のささいな家しごとにたずさわるなかでふと思ったこと考えたことを書きつらねています。元気がでて明日へとつなげていけるようにしたいです。
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#農業

ほうれんそうのたねまき:おいしかった記憶をたよりに7年前のこの時期の作業のようすを記す

はじめに 採れたてのほうれんそうのソテーはほんのりあまかった。「やさいがあまいなんて…。」とわたしの発したことばを学生のひとりはしんじてくれなかった。 だんだんと過去なにげなくやれたことさえ記憶がうすれていく。とくに農業はからだをうごかす行為なのでなおさら。うごかないままではなかなか思い出せない。 いずれ再開の必要なこともあろう。そのためうまくできたときのようすをふりかえり、記しておいたほうがなにかとのちの役にたちそう。同時になにをつくっていたのか同時に記録しておきたい

ひごろこしかけるいすのちがいで変わったこと・変わらないこと

はじめに 30代前半まで家ではたたみにすわる生活。以降はフローリングにおいたテーブルでいすにこしかける。日中、足をつかう以外、ここに身をおく。デスクワークやPCにふれるあいだはつねにそこにいる。ここ数年、どんなところに腰をおろしてきたか。そのちがいについて知っておきたい。 きょうはこんな話。 はたらく際に 若いころといっても30代前半までは家にいるあいだはたたみのうえですわる生活。ちゃぶ台がなつかしい。起きてねるまで家にいると基本的にそこですごす。学校にかよい授業を受け

農業をやっていたころはつねに天候を気にしていたことをいまになって知る

はじめに しばしば出会うヒトと出会うとまずは天気を話題に。くわえてわたしの場合、起きて寝るまでいつもそらのようすを意識していると気づいた。 この習慣、農業をやりはじめた10年ほどまえから身についたようだ。はたしてそれ以前どうしていたか。ふいにヒトに出会うととたんに「きょうは・・・。」と無意識に口をついてでるほど。 きょうはそんな話。 そらを見あげる 種子のじかまきの時期。ちょうどこのころはよくしたもので数日おきに雨が降る。それを見こしてそれまでに土をたがやし、酸度の調整

夜明けがはやくなり、ふといつもどおり朝がくることがいとおしく、時の進みをかんじる

はじめに  週2回、研究パートにくるまで勤務。こんざつして片道1時間以上かかるのがいやで早出。 冬のまっただなかは、めざめるころから小一時間のあいだ、家のなかはまだ真っ暗。ところがどうだろう。 月がかわりふとめざめるとほのかにカーテンごしにほのかにあかるさが。それにともない春めいてどこかスイッチがはいる気がする。 きょうはそんな話。 フレックスタイム  職場は自由にはたらく時間をじぶんで決められる。だれからも指図されない。そのためわざわざいちばん混雑する時間は世の

パートに出ているいまよりも兼業農家していたころほうが車をもっとつかっていたなんて

はじめに  ひんぱんに車をつかう。日々の行動でまずは車での移動を前提としてしまう。さきほどスタンドでガソリンを入れつつふと思った。 もっとガソリンを節約しなきゃとつねづね思う。にもかかわらずこのていたらく。 30年まえの街に住んでいたころと、農業にいそしんでいた4,5年まえを当時の文章などからたどってみた。 きょうはそんな話 街と郊外  くるまをつかっていなかった。30年前。ふりかえるととてもべんりな場所に住んでいた。交通機関はいずれもみぢかに。ちょっとターミナル