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家しごとにまつわる話

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日々のささいな家しごとにたずさわるなかでふと思ったこと考えたことを書きつらねています。元気がでて明日へとつなげていけるようにしたいです。
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#収穫

この時季だからあじわえる:パスタにとうだちやさいをあわせると…

はじめに ひとむかしまえはたけをつくっていた。この時季には、秋作でそのままにしていた作物たちが新芽を出しはじめる。 秋から冬のあいだにじっくりためこんだ滋養を託すかのように、新芽の部分はあじが濃い。まちがいなく栄養も豊富。新鮮なうちに調理しよう。 きょうはそんな話。 おすそわけ やさいがとれはじめるとわが家では食べきれなくなるので、知りあいや近所の方、それからしごとで日ごろおせわになる取引きさきへ、やさいやみかんをもっていく。「従業員でわけますね。」とのお返事を頂戴す

はたけをつくっていてたまたま豊作になること:今回は白菜だった

(2023.12.17加筆あり) はじめに これは7年まえ。日記をみるかぎり暖冬だったらしい。12月のあるやさいが豊作だったと記してある。何倍もの失敗をくりかえすなかでのようやく得られためぐみ。 きょうはそんな話。 いちばん端のはたけでは ひさしぶりに畑Cに一輪車を押して上がる。あたたかだったせいか、ずいぶん野菜が大きく育っていた。 ほんのすこし収穫したつもりのやさいたちを一輪車にのせたところで気づいた。すでにけっこうな量。どうにかのせおわる。車をつかえばいいのだが、

これから冬にむかいしゅんぎくのしゃぶしゃぶをあじわえる

(2023.11.27加筆) はじめに スーパーや八百屋にむかい正面にならんだやさいで季節のかわりめに気づく。くわえてたくさんのやさいをつくっていたころを思い出す。 10月初旬に蒔いたしゅんぎく。みるみるううちに芽が出てちょうどいまごろ収穫がはじまる。とくにあがってきたばかりの新芽のかおりはかくべつ。 今週は過去のやさいづくりをしていたころの日記から、いくつか旬のやさいたちを紹介。やさいがさむさに出会って1年でいちばんおいしくなる季節。 きょうはそんな話。 しゅんぎ

じわりじわりとあじがかわりだんだんおいしくなるあまなつの生しぼりジュース

はじめに  ことしはなぜかあまなつがたくさん収穫できた。ほぼすずなり。それにともなう消費計画をみずからでたてて、日々消費していく。飽きないように、食べすぎないように。するとあることに気づいた。 きょうはそんな話。 めずらしく  ことしはどういうわけかあまなつが豊作。こんなにすずなりにみのるなんて。青い実のうちにはさほどではなかったが、きいろにいろづきはじめてこれはなかなかやっかいなことになりそうと思った。そう、消費。もったいないを地でいく性格なので、たべきれなくて捨て

5年前の厳冬期にやっていたやさいづくりから こんな作業をやりながら生活していた

はじめに  昨今の状況が推移して、ただごとでない状況になるまでやさいをつくり販売していた。5年前のちょうどいまごろのわたしの文章をみつけ、当時をふりかえった。 日時からいつごろどんな手順でおこなったかよくわかる。多少の文字の修正をくわえつつ、ここに備忘録としてのこしておく。 5年前の作業のようす 当時の記事を読んで  まずはよくやっていたなとしんじられないぐらい。15株のかぼちゃというとけっこうスペースがいる。たしかはたけ1面がかぼちゃの葉におおわれていたはず。そこ

つぎつぎと枯れるみかんのなかでかろうじて残るあまなつの収穫をはじめる

はじめに  これも気候変動の影響か。このところ夏の暑さとともに冬のさむさも極端にかんじる。西日本でみかんのみのる地域。この果樹にとってあまりに寒いと木がもたない。どうもここ数年、そのストレスが木にかかるのかつぎつぎに枯れていく。かろうじてのこったのは甘夏とボンタン。 毎週のように南向きのあまなつの実からひとケースずつ収穫していく。2,3週間冷所においておくとあじのバランスがとれてくる。 きょうはそんな話。 あまなつが黄色に  うちでは「みかん山」と呼んできた畑がある