マガジンのカバー画像

わたしのすきな自然・いきもの・カメラ・絵

105
むかしからひまがあると宇宙を空想して時間をすごす少年でした。ヒューとこがらしの冬にこたつでまどろみながらすごすのが無性にすきでした。その想いは年月を経たいまでも変わらない。その日…
運営しているクリエイター

#気候変動

もと住んでいた家のまわりがつくづくみどり一色なのにあらためて気づいた

はじめに 中山間地のもとの家を学習サポートの教室につかっている。週に2回通い、半日をここですごす。昼間の気温が上がり草木が繁茂しはじめた。管理しないとすぐに茫々になってしまう。 ふと部屋からそとを向くと窓いちめん新緑のみどり。木々の緑はこれほど多様なんだとあらためて知る。 きょうはそんな話。 通う場所 学習サポートの教室の拠点のひとつはもと住んでいた家。ここは建てたあとに行政から災害の想定される場所に3重に指定され、ここ数年は年にいくたびか避難をくりかえしていた。さす

地球上でなにがあろうとも、夏至をすぎ暑さは本格始動するがすでに日が出ている時間はみじかくなりつつある

はじめに このところ日がみじかくなりはじめたなとすこしずつ感じる。梅雨のさなかのくもり空のため、よけいにそうかんじる。7月もなかば、すぐに8月。気温のピークはお盆あたりまで。 ここをしのげばあとはゆっくり気温はさがりはじめる。そのころはすでに太陽はあたまのまうえではなく、すこしななめうえからさす。 天空の運動はダイナミック。そしてかくじつに進行していく。 きょうはそんな話。 日常の行動のなかで 学習サポートはほんの数人を支援するだけ。これらの生徒たちがいずれ旅立てば

夏の午後~夕がたにかけての「夕立ち」に涼んだ感触はもうあじわえないのか

はじめに さきほどからごろごろ聞こえてくる。何度かサアッ~と夕立ぎみ。すでに午後なのでそう呼んでいいかもしれない。こんな午後はこのところではまれな気がする。 こどものころは永遠になつやすみではないかというぐらい時間がゆったりすぎていた。午後はけだるく暑いものだったことにちがいはない。でも根本的にちがうよなあと感じる点について。 猛暑の昼さがり むかしも暑いことは暑かった。根本的にちがうのはクーラーなるものは近所にはなく、よそ行きの服を着てごくたまにでかける街なかのデパート

日々感じる気候をあらわす言葉と感覚の喪失感 前向きに生きようとするきもちを呼び覚ます

はじめに 春夏秋冬。はる、なつ、あき、ふゆ。声に出すとそれぞれの語感に、こどもの頃からの各季節で経験したイメージがかけめぐる。 ところが10月、3月などと月に置き換えて思い浮かべると、こどもの頃といまでは体感する気候とのギャップを感じてしまう。同時に極端な気候の出現。 もちろん、それらに皆が気づき、黙々とできることから実践に移している時代。かと言って書かずにはいられない。なごり惜しい言葉たちもある。 その「ずれ」と喪失感について私感ながらふりかえりつつ、むかしがどんな気