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わたしのすきな自然・いきもの・カメラ・絵

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むかしからひまがあると宇宙を空想して時間をすごす少年でした。ヒューとこがらしの冬にこたつでまどろみながらすごすのが無性にすきでした。その想いは年月を経たいまでも変わらない。その日…
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#デッサン

クロッキーデッサンをする目的はフォルムへの気づきを的確な描線でもっておのずとえらんでメモのようにのこすこと

はじめに 絵を描く。デッサンすることはいい練習になる。たくさんのまよいばかりの線から自信をもち確固としたひとつの描線をえらぶために。楽器の演奏をくりかえしてスムーズにこなせるまで弾く感じ。 なにげない表情やしぐさのなかに、うつくしさやおもむきに気づいても時は過ぎ去る。はっと思う瞬間をのこせれば。そしてすかさずメモをとるようにクロッキー帳に確実にのこせるといい。そのために欠かせない作業。 じゃあカメラで撮るといいのではとおもわれそうだが、そうはなかなかいかない。参考までに

ヨハネス・フェルメールが17世紀後半にこんなにひかりをかんじられる絵を描いたなんて

はじめに はじめてみたのは中学校の美術のテキストだった。当時はフェルメールの絵に「なにかほかとちがう。」という印象。 西洋の絵画。時代ごとに描きかたのちがいや流行があると気づいたころ。彼とおなじ時代には宗教画や宮廷の貴族のようすをはなやかにえがいたバロック様式の絵がめだつ。それだけに彼の描く絵はどこか異彩をはなつ。 きょうはそんな話。 模写をして ヨハネス・フェルメールの絵にしっかりと興味をしめしたのはそんなに古くない。十数年まえのころ。ようやく美術の歴史を時代ごとに

となりにおいた色とのあいだで相乗作用がうまれることがある

(2023.9.4加筆) はじめに 絵をえがいているとさまさまな気づきがある。絵のせかいだけでなく服の色をえらぶなど生活に身近なところでもおなじかもしれない。かたちをキャンバスの上にうつすデッサンしかり。さらにそののちの色をのせていく段階でもそう。 単色の下がきからはじめていよいよ対象の色をそれぞれの場所においていく。ここがいちばん試行錯誤の連続。ああでもないこうでもないととなりどおうしにこころもち実際より彩度のたかめの色をおいてみる。するとあることに気づく。 きょうは