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わたしのすきな自然・いきもの・カメラ・絵

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むかしからひまがあると宇宙を空想して時間をすごす少年でした。ヒューとこがらしの冬にこたつでまどろみながらすごすのが無性にすきでした。その想いは年月を経たいまでも変わらない。その日…
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2023年9月の記事一覧

日が暮れるときよりも夜あけに時間がかからないこの季節のかわりめにでまわるはずのものが気になる

(加筆あり。2023.9.25) はじめに もうすぐ秋分の日。急速に日がみじかくなってきたとかんじる。あかるいあいだがみじかくなり惜しいにもかかわらず、ひるまは夏がいすわっているかのようにあつい。 秋のくだもののきせつのはずなのに例年とはようすがことなる。 きょうはそんな話。 季節感が… あきらかに秋がみじかくなっている。残暑のひとことでかたづけるにはくびをひねる日々がつづく。その一方で1日ごとに日がみじかくなるとかんじる。ちょうど夕方に生徒たちを出むかえるしごとのた

日本画家の上村松園の描くきものの描線のえもいわれぬやわらかさに魅入られた

(2023.9.18加筆) はじめに 絵をたのしみで描いてきた。もちろん可能ならば絵を鑑賞するのにも時間をついやしたい。水彩から油絵までさまざま経験してきたが、なかでも日本画を描くのはなかなかたいへん。水彩とよくにた迅速性と技術を初心者のうちからともにもとめられる。どこか書道ににた集中力ももとめられる気がする。 きっと湿潤な風土のクニに合った画材なんだろうな。そんななか日本画家のひとり上村松園の作品の描線のうつくしいだけでない魅力を知った。 きょうはそんな話。 このク

理科で細胞の単元を生徒に教えていて草食とは細胞壁を好んで食べることと気づいた

はじめに ヒトやタヌキは雑食性のいきもの。ライオンは肉食だし、ウサギやウシは草食。いずれもホ乳類にちがいない。何のちがいなんだろう。 それらの動物たちのちがいについて理科で触れる。目のつき方や歯の形状のちがいの説明があるにはある。中学生たちははたしてそれでしっくり納得できるのだろうか。 これって見たままじゃないか、理由ではないよなあ。理科はなぜを追求する学問。 あらたな疑問やなにかが浮かんでこないか。学習サポートをしていてふとそう思う。 きょうはそんな話。 「教わ

スマホのカメラと三脚があればごくごく手軽にアンドロメダ銀河さえ写せる時代になった

はじめに 夜空を見上げる。街のなかでは星々を肉眼ではポツポツとしか見えない。街灯や建物のあかりをさえぎるところで1,2分ほど目を暗がりに慣らし見つめると、そこそこの数の星が見える。 天の川をなんとかうっすら見られるところならば、平凡なスマホのカメラでじゅうぶんすぎるほど星を写せる。 きょうはそんな話。 夜空を写したい 星をながめるのがすき。宇宙の神秘に想いをはせるのはわたしにとって欠かせない。どうしてちっぽけな地球のうえでヒトビトはあらそうのだろうというきもちになる。

ひとことでいうと「若さ」のかんじられる絵をいいなと感じる

はじめに ふつう展覧会にいくと複数の絵を鑑賞する。するといつのまにか印象にのこるもの、おもしろいと感じられる作品が2,3点ほどあたまにのこる。がんばろうとかもっと生きようとするきもちをもらえる。いい映画をみたときとおなじ。 きょうはそんな話。 身近なところに 街にすむようになりちょうど1か月。あらたなすみかからほど近いところに古くからある美術館がある。それだけでない。このあたりは様変わりしつつあり、おおきな公会堂やいまどきめずらしい新しい本屋、古美術をあつかう店など駅前