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しごとにまつわる問題

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ヒトと出会ってはたらいて、それにともなうあれこれ。こころに浮かんだり、前むきに行動するきっかけだったり。つらつら記します。
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2023年12月の記事一覧

十数年つづけてきたひとつの教室のかぎを本日お返しした

はじめに 一時期は5つあった学習サポートの教室のうちのひとつを本日とじた。さまざま関わりをもてた方々のご好意によってひとつずつ開設してきたが、昨今の状況中のなかでやむなく閉じていった。 本日、そこに立ち寄り最後の荷物のほうきとちりとりをくるまにしまい込み、借りていた部屋のかぎをお返しした。 ながくつかわせていただいた教室だった。 きょうはそんな話。 昨今の状況下で 自重する行動をほぼそのままつづけている身。昨今の状況への対応を4年つづけたことでしごとがさまがわりした

例年のごとく暮れから正月にかけてふだんどおりカレーをつくりつつ、これからの身の処しかたをかんがえる

はじめに いつも基本的に正月に特別なことはしない。今回はこのあいだに研究パートの論文づくりと1月2日からのいつもどおり学習サポートの予定。 すこしでもリラックスできるように例年どおり食事をちょっと楽にする。その料理はカレー(もちろん減塩で)。これは数十年来そうしてきた。ほっとひといきつけるのは年度末の3月かな。こちらのほうがどちらかというと正月にちかい。 きょうはそんな話。 特別なことはしない 年中とおしていつもの調子をコンスタントに維持する(おなじ意味のことばを4つ

まわりのわかいヒトややさいたちのようすからエネルギーをもらって生きている気がする

はじめに 最近よく思う。どうして生きていられるのだろうと。おかげさまでなんとか日々をすごせている。そこはなんとかなっているのはわかる。それだけじゃない。前向きにいようと思いつづけるのにはそれなりにエネルギーがいる。それはどこからくるのかって。 きょうはそんな話。 思いかえすと 以前ならば丘のうえのやさいばたけに海風をほおにあてながら上がりつつ思うことがよくあった。いまくらす家ならば窓のむこうの支援施設の準備のあかり。まわりがしんとしずまりかえる夜明けまえ。食事などの準備

はたけのやさいがぐんと生長するかんじと成績ののびる瞬間の生徒のようすとの相関

はじめに これは古い記述。8年まえ。やさいづくりと学習サポートの兼業のなかからの気づき。このふたつのしごとについて思えたのかも。当時の日記をふりかえる。 きょうはこんな話。 やさいづくり ほぼ毎日、はたけの作物たちをながめているとその変化におどろかされる。順調に生育する一方で、根つきがよくなくてしおれてしまう苗。 なるべくはやめに見つけて中耕したり、水やりをしたり世話をするが、生育の差は開いていく。見ているといたたまれない。 話はかわるがそれまでゆっくりの成長だった

はたけの凍る時期にかぼちゃの畝の準備

はじめに こちらも7年まえの日記。よくもまあ、こんなにはたけと山にひんぱんにむかっていたものだとわれながら感心する。いまの身ではかんがえられない。きょうはめずらしく市販の種子を買ってそだてたかぼちゃ栽培の準備のようす。苗のできるまえからはたけのほうは準備をしはじめる。 こんなにさむくなる時期に着手していたなんて。このつぎの年ぐらいからかけあわせのかぼちゃにチャレンジしはじめた。きょう紹介するのはその前段階で、なんと1月2日の作業のようす。 きょうはそんな話。 (タイト

むかしながらのやりかたでさつまいもの芽出しとやさいの苗づくり:温床準備とはたけ作業

(2023.12.18加筆あり) はじめに 以下の記事は古い。7年まえのちょうどこの日。年がおしつまるころ、こんな作業をやっていた。このふりかえりは作業の時期と内容をわすれないため。いざなんどき農業を必要とする時期がこないともかぎらない。 なにも記さなくてもシーズンごとにやる作業のおおまかな手順はからだでおぼえていたはずなのに、年のせいかつぎつぎに忘れてしまいがち。ヒトからたずねられても確固としたかたちでつたえられない。しかもそれらのなかには祖先たちのやっていた動力や燃料

研究パートの仕事さきにはつくづく見習いたい方がいらっしゃる

はじめに はやいものでこの12月で研究パートのしごとは3年目。職場には常勤の研究者や職員とともにわたしのような非常勤やボランティアスタッフ、そして学生さんたち、清掃の方や業者さんなどさまざまな方々が出入りする。 今回はある研究者に注目。どの方も学術分野の第一線でご活躍。いつもおいそがしいご様子。そのおしごとがスムーズにすすむようにお手伝いする。 なかでもおなじフロアにいらっしゃる方にはいつもおどろかされる。 きょうはそんな話。 車でむかうと 職場には自動車を運転して

やさいづくり備忘録:春作のたねまきの状況報告

はじめに 2日まえに、4年まえまで行っていた春のやさいづくりにむけた真冬の1月の種まきのようすを記した。もちろんはじめてつくる方にはおすすめしない極寒のたねまき。春の桜の咲くころに蒔くほうがあきらかに失敗しにくい。あくまでも販売用の作物の苗づくりのつもりで参考程度にお読みいただければ。 その年春のたねまきのの4月時点での結果は…。 きょうはそんな話。 2月~3月に蒔いて この年の3月いっぱいまでてもちの春まき種子をまき、種いもを植えつけ、株わけをした。4月時点での途中

冬至のかぼちゃが待ちどおしい:かけあわせでうどんこ病につよいほくほくの西洋かぼちゃ風をつくってみる

(2023.12.11加筆) はじめに そろそろ冬至をむかえる。秋作のかぼちゃの味がよくなるころ。 安定してできるわけではないのを承知のうえで、あくまでもつくりやすく自家消費用として食べてもらえるかぼちゃをつくろうとおもった。手づくりでかけあわせて。 きょうはそんな話。 過去の話だが じつはいまは農業はやめている。先祖からかんがえると100年以上たがやしつづけたはたけ。中断するのはじつにもったいない。でもいまさらあとにはひけない。つぎのしごとのために街へとひっこした。

ちょうどこれからは栽培計画をたてて年明けすぐの播種(種まき)にむけてはたけの準備と種子を発注

はじめに 先週以来の農業の備忘録。過去の日記からふりかえる。なにごともこうしておかないといざ再開というときに、さあなにからはじめようかととまどってしまいかねない。 これからしばらくの時期は年明けから何をつくるかの算段。それにははたけの準備と種子がないとはじまらない。もちろん在来の地のやさいなどは種子を売っていないので自家採種できるものはやっていた。それ以外は市販の種子をとりよせる。 きょうはそんな話。 15~20種ほどの種まき 例年、この1週間から10日ほどは種まきの

麦ふみがおわるころからそろそろいもの植えつけのじゅんびがはじまる

はじめに 今回も備忘録として。  この時期になると体力つけとかなくちゃとおもいはじめる。4年ほどまえまでいつも年明けと同時に1年でもっとも過酷な作業にはいる。 そんな趣味ではほとんどやらないだろう、しごとではこんなやりかたはしないだろうという労力のいる作業について記す。 きょうはそんな話。 (タイトル写真ははたけにのぼる道ぞいのノジギク) すべて手作業で天地返し これから1年でいちばんさむくなるころ。 はたけでの作業はしゅんぎく、ブロッコリーやエンドウののこりを収

やさい・ハーブづくり備忘録:ローズマリーのさし木を植えつけ

はじめに 植物によってはさし木しやすいものがある。なかでもかんたんなのがハーブとしてしられるローズマリー。もともと強健でごく背の低い宿根の植物で暑さ・さむさのなかで濃いみどりを維持している。 スープや煮物、独特の風味をいかしてさまざまつかえる。たべるだけでなく、リースや虫よけ、香り袋、抽出してオイルを活かすその豊かなかおりをたのしめる。 そのさし木によるふやしかたについて。 きょうはそんな話。 (タイトル写真は雨後に目をみはるほど大きく育ったしいたけ) さし木のや

ヒトの縁とは:あらたなやさいの販売所をさがしあてるまでのきっかけとは

はじめに 半月まえに「こんなヒトに出会えたら…」のnote記事を掲載。 そのときにあらたな出会いとなった販売所をどうやってみつけたかについてはふれていなかった。これもまたふしぎなつながりでみつかったのでふれておきたい。 きょうはそんな話。 ふしぎな縁を感じた日 ある日、新幹線をつかいはるばる農業関係のある会合(自宅から400㎞ほどはなれた場所)に参加。初対面の産官+民の総勢50名ほどあつまった。 そこで同じ市内の方(醸造業)と偶然知りあった。その方の店に興味をもちし