見出し画像

note五発目。JinHASHIMOTO

あまりこういったことは言いたくないのですが、おそらくもう日本という国体は今世紀限りで形骸化するでしょう。そもそも人類自体あと10世代も保たないと思います。

国とはそもそも歴史や言語、風習など同じ文化的背景を持った民族集団です。だからこそ廃藩置県以前までは一つの藩が「国」であったわけです。いやむしろ交通網が発展する以前、大多数の農民にとっては故郷の村が国でした。実際、つい最近までは故郷を聞くのに「国はどこですか?」と聞いていたものです。そうしたことからも、既にして日本という明治維新後の国民国家は人々の精神的な枠組みとして無理があると考えています。

また、維新以前から受け継がれるべき国内の文化もコミュニティも今や崩壊寸前です。既に失われたものも数多くあり、もはや日本人から「我々」という観点はほぼ消失しています。

現在、国粋主義と排他性が一緒くたになったような人々は数多くいるようですが、彼らは中国、韓国を見下し、敵愾心を燃やし、一見イデオロギーで動いているように見せかけ一部の扇動に乗ってただ現政権の応援団と化しているだけの無思想、無教養な人々であると思います。

では「保守」と言われる現政権はどのような方向性を持っているかというと、ただ強大な中国に飲み込まれまいとしてなんとか日本軍の復活を望みアメリカとの紐帯を強め(むしろそのうちの一州にでもなりたいのかとさえ思ってしまうような売国ぶりですが、、)、最終的には多国籍企業と非正規労働者と消費者、戦意も主体性もない軍隊とで空っぽの国家を建設しようとしているように見えます。

小泉、竹中最悪コンビの郵政民営化から始まった民営化の嵐で多国籍企業に国家の重要な機構を売り払ってしまって、アメリカへはお金を湯水のように払い続け農薬に遺伝子組み換え作物まで受け入れてしまって、それで日本国軍の再建ダァーと言ったって、誰がこんな国のためにわざわざ戦場で命を張ろうと思うんですかね?というか、その時点で少子高齢化に農薬とGMOまみれの身体不健康状態で、いったい兵士としての質を保てるのか疑問です。ホルモンバランスが崩れて「男らしさ」すら失った人間が勇気を奮い立たせてエイヤァと敵を倒す気力を持つことができるのでしょうか??

既にボロボロになった私達の「日本」を事実に基づきアメリカとの関係から記した良著があります。「私達の社会に対して知らなくていいことは無い」著者の言葉です。

https://www.amazon.co.jp/日本が売られる-幻冬舎新書-堤-未果/dp/4344985184/ref=cm_cr_arp_d_product_top?ie=UTF8

たとえこれからの戦争はサイバーな戦いだとしても、最低限の国家意識と戦闘意欲というものがなければ戦うことすらできないでしょう。戦えない軍隊などただのコストでしかありません。質が今の自衛隊以下になるのが見えているようだったらもはやどこかの大国に属し虐げられた民族として細々と消滅していくほか民族の未来はないでしょう。

なんだか梅雨のせいか暗くて仕方がありませんね(笑)整理をすると、現在の日本は東アジアで孤立し財政も逼迫し少子高齢化を迎え制度的にも現在の富裕層の固定化にしか動かないため経済は停滞しています。おまけに温暖化なのか年々自然災害は増加傾向にあり、巨大地震のリスクを複数抱えているため国家予算はいくらあっても足りない状況です。

そして中国は大中華圏の構想があるので、日本は無論のこと中華の一部です。香港然り、これは力ずくでもそうしてやろうという気概です。そのために政府が行うのは米国への完璧なる属国化と米国の戦費負担&兵器輸入、国内での下請け利益を含めた日本軍の復活、文民統制による奉国精神の醸成と国益の一本化なのですが、先に述べた通り、「国とは歴史や言語、風習など同じ文化的背景を持った民族集団で構成された地域」なので文化的背景への共感が無ければいったい誰が国に命を捧げるでしょう。

遅かれ早かれ日本という島に住まう人々は日本という国を投げ出して個人の自由と未来を選択するでしょう。いや既にそうなっているかもしれません。また、農薬、化学物質、遺伝子組換えにより庶民の遺伝子はボロボロになり人間としてのホルモンバランスも崩れ不健康が蔓延するでしょう。対処法としてゲノム編集が挙げられ果てはデザイナーべビーという話になりますが、弊害含めそこは未知数です。もちろん、突然変異で超サイヤ人出現みたいなこともあるかもしれませんね。朗報を待ちましょう。

結果、近い将来起こりうることは、国民の流出を避け奉国精神を持たせるための文民統制と階級社会ですが、歴史が示す通りそれは長続きしません。最悪の場合、大日本帝国の繰り返しになり特権階級が下層国民を戦場でおもちゃのように扱い、国内でも密告社会が作られ理不尽な投獄や拷問が跋扈するでしょう。

麻生が良い例ですが、「特別な私達とゴミ共」という選民意識は既に現在の日本で現れています。庶民社会においても自分より下だと思われる人間を見て安心し、その階級意識を生み出している差別的な社会そのものには疑問を持たない我々には、先の選挙でも分かる通り、より善い未来を主体的に築く力は無いようです。

なんとなく流れに乗って不幸を享受し殺されても文句一つ言わず、それを美徳と言われ腹も立たないということは、ある意味それも民族的特質であり文化なのかもしれません。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最新の動向はsnsで、作品や展示のアーカイブは順次HPにて更新して参りますので、もしご興味を持っていただけた方には下記リンクよりアクセスしていただけたらと思います。

Instagram: jin_777

HP: http://hashimoto-jin.com



記事を読んでいただきありがとうございます!ARTに命を捧げています。サポート大歓迎です!現在の地球に生きる同士としてよろしくお願い致します◎