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2022年5月末時点 楽天イーグルス&パリーグ分析

はじめに

みなさんこんばんは、ジンです。
今回は楽天イーグルスの分析と今後の展望を、まずは序盤時点でしていこうかなと思います。
それではよろしくお願いします。

イーグルスの近況

交流戦間近となった現在、楽天イーグルスは11連勝などもあり首位には立っているものの、ここ12試合で3勝9敗4カード連続負け越しなどの状況が物語るように、かなりのどん底に陥ってると言えます。
まずその原因から探っていきましょう。

要だった西川遥輝&連勝中のキーマン浅村栄斗の大不振

まずはここ14試合の主な打者のOPSを見ていくと

島内宏明 1.085
辰己涼介 .994
太田光 .933
武藤敦貴 .708
銀次 .664
マルモレホス .661
山﨑剛 .608
黒川史陽 .549
西川遥輝 .490
炭谷銀仁朗 .414
浅村栄斗 .279
茂木栄五郎 .161

となっております。復帰後の活躍に期待され、結果的に当てが外れてしまった茂木選手もそうですが、ここで注目されるのはやはり首位を走ってきた2022楽天を支えてきた西川選手と浅村選手の大不振です。西川選手の4月OPSは1.079、浅村選手の4月OPSは.944であり、下位打線の選手と違い特に打つこと、リードオフマンやポイントゲッターを期待されていた二人ですから、この不振はかなり痛いものとなっています。

先発陣の調子の低下

また、サンプル数が少ないので参考程度ですが、今シーズン2回先発している先発たちの数字を見ても悪化傾向にあります

3/4月防御率→ここ2試合
瀧中 3.00→2.31
田中 1.86→2.93
早川 1.73→4.09
則本 5.06→4.15
岸 2.00→4.38

この中で瀧中こそ結果は出ているものの、則本はシーズン防御率は3.26であり連勝中は好投を続けていました。
また、今シーズンは極めて打低のシーズンであり、3〜4点代付近で3〜4失点以上をされてしまうと厳しいものがあるのは間違いないと思います。

ハードだった2022春キャンプの功罪

ここで一つ私の中に思い浮かぶのが「ハードすぎる2022春キャンプ」のことです。
常々私が提唱しているのは「ハードな春キャンプより、緩いキャンプをした方がシーズン後半にチームが浮上してくる」傾向にあるということです。
アメリカ式のバレンタインロッテ秋に浮上してくる傾向だったのの真逆で、春にしごく西村ロッテ春に上がり秋に沈んでいました。また最近ゆるいキャンプを続けている井口ロッテは夏場以降に上がる傾向にあります。
楽天の歴史を思い出してみても、ノムさんのように緩いキャンプでは秋口に調子が上がる傾向にあり、星野さんが監督〜GMを務めている期間以降は「地獄のキャンプ」をする傾向にあった為夏場以降にバテがちです。

で、今年の楽天の「完全にガッチガチにハードな春キャンプ」で楽天は史上最長となる11連勝を春先に達成しましたが、ここらで体力が落ちてくるのはある意味当然と言え、ここからのDHや休養などによる体力管理も重要になってくるでしょう。

今後のパリーグ展望&怖い他球団は……

で、なんだかんだ言っても現在パリーグ首位の楽天イーグルスですが、やっぱりここから警戒すべきなのはどこが楽天を抜く筆頭格になるのか、ということではないでしょうか?
正直、この予想は私には非常に難しいです。

まずは直近14日間のデータをご覧いただきたいのですが
wRC+(打撃指標)
日本ハム 192
オリックス 136
東北楽天 104
ソフトバンク 92
埼玉西武 61
千葉ロッテ 55

xFIP-(投手指標)
オリックス 90
東北楽天 92
ソフトバンク 94
日本ハム 95
埼玉西武 102
千葉ロッテ 106

まず目を引くのが「最下位の日本ハムが圧倒的な数字を残している」ということです。
オリックスも良いといえば良いのですが、投手野手共に平均からそんなに離れてはいません。
なんなら3勝9敗の楽天とほぼ変わらない数字をオリックスは残しています。

正直、ここ数週間追っていても、データだけ見たら上がるのは日本ハムが濃厚な気がしていますが、さすがに10ゲーム差をひっくり返すのは難しいような気がしています。

正直このデータだけ見ると楽天が持ち直しそうという気がしているのと、少なくとも下位球団が上がってくるとしたら交流戦の大幅勝ち越し必須になってくるのではないでしょうか。

例年、他球団の研究がそこまでいかないのと、対戦の慣れもあるので、交流戦は勢いや実力勝負非常に大事になってきます。
私の主観ですが、現在のNPBは佐藤輝明、村上宗隆などセリーグに非常に有望な若手が多く、パリーグは苦戦必至だと思います。
なので交流戦を勝ち抜いたもの非常にパリーグの今後を優位に戦えるのではないか、と当たり前ですがさらに認識させられているのが今の状況ですね。

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