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初心者でも分かる!熟練FXトレーダーのドル円相場予想&戦略構築(2021年6月第4週)

こんばんは、成長おじさんです。

今週も1週間、お仕事・家事・育児おつかれさまでした。

今週は大きく相場が動きましたね。私のFXトレード記事では、久しぶりにガッツリと利益を上げることができました。

あなたは、利益を上げることが出来ましたか?

しかし、こういうときに1番大事なことは、
「調子に乗らない」こと。

大きな利益が出ると、ついつい取引量を過剰に増やしてしまったり、ハイリスク・ハイリターンの投資商品に手を出してしまったりして、せっかくの利益を失ってしまうケースは、超典型的な失敗例です。

私もあなたも、そうならないように自分のマインドを冷静に保ちながら続けていきましょう。

また今回はチャンスを逃してしまった方も、相場ときちんと向き合うことを続けていれば、必ずチャンスを掴める日が来ますので、全く問題ありません。焦らずに続けていきましょう。

さて、浮かれてばかりもいられません。来週も戦略的にトレードできるように、週末のうちに相場認識をしっかりアップデートしておきましょう。

今週の振り返り<ファンダメンタル観点>

まずは、ファンダメンタル面からです。

主なトピック整理
16日発表「FOMC:2023年中にゼロ金利政策を解除する方針」
・量的緩和の縮小開始
 :経済情勢の進捗を議論

・利上げ予想
 :参加者18人のうち11人が23年末までに2回

・経済活動の指標や雇用指標:引き続き改善
・2021年実質GDP
 :ここ数十年で最も大きな増加率となる公算
・経済活動
  :パンデミックの打撃を受けた分野は弱いまま

・雇用者数
 :パンデミック前水準を大きく下回ったまま

・米国債購入:少なくとも月800億ドル購入継続
・住宅ローン担保証券(MBS)
 :同400億ドル購入継続
超過準備預金金利(IOER):0.05%引き上げ
翌日物リバースレポ金利:0.05%引き上げ

今週はFOMCの発表がありましたね。
私としては、そこまで大きなサプライズはなかったように思いますが、23年中の利上げを予想しているメンバーが増えていることや、"IOER"やリバースレポ金利を引き上げてきた点は、今後の相場の方向性を見極めていくために押さえておきたいポイントかと思います。

また、昨日は米セントルイス連銀のブラード総裁が「来年に利上げを開始するのが適切かもしれない」との発言をされたようですが、今後も各要人からの様々な思惑が相場の撹乱要因になるリスクがある点は押さえておき、短期的なチャンスが有れば利益に変えられるようにしていきましょう。

さて、今週は注目のFOMCを終えましたので、次の市場の注目は雇用回復の状況確認、つまり米雇用統計に移るのかもしれません。
米雇用統計までの約2週間の間にどのような駆け引きがあるのか中止していきましょう。

未曾有の状況下において、相場の世界で生き残っていくことは、簡単なことではありませんが、私たち一般個人投資家も世界の機関投資家と同じ目線で市場を見られるように、毎週必ず相場認識をアップデートしていきましょう。

先週の振り返り<テクニカル観点>

まずは、ここまでの流れのおさらいです。下の日足チャートと相互に確認いただき頭に入れておきましょう。

ドル円週足チャート20210619

【4月初頭から約3週間】
 110円台から107円台まで3円強の円高
【4月最終週】
 ようやく反発に転じ109.7円付近まで円安
【5月初旬】
 一転して108.4円付近まで円高
【5月中旬】
 米物価指数を受けて109.7円付近まで円安
【5月下旬】
 108.5円台で底堅い展開を継続
【6月初旬】
 一時110円台まで円安加速
【6月上旬】
 再び109円台前半まで円高
【6月中旬】
 109円台前半で反発も110.9円抜けは達成ならず

それでは、今週の振り返りです。今週は、以下のように相場予測と戦略構築を行っていましたね。

【相場予想】
・円安方向:110円半ばまでの円安展開を期待
・円高方向:109.2円台を割り込まないことが重要
      下抜けなら108円台半ばまで円高覚悟
【トレード戦略構築】
・新規建値:109.2円台まで段階的にロング
・利確:110円台から段階的に
・損切り:109.2円台を日足確定レベルでの下抜け

まず、円高方向です。
「109.2円台を割り込まないこと」に最注目してトレードに望みましたが、大きな円高のフローは発生しないまま反発に転じました。そのため、十分に買いポジションを建てるチャンスを与えてもらうことは出来ませんでしたが、反発した要因としては109.6円台で底固めできたのが大きかったと思います。

次に、円安方向については、ようやく期待通りの展開になりましたね。
さらに直近の相場動向から、さらに利益を伸ばせるように指値を110.5円⇒110.8円に変更しましたが、これもドンピシャでした。

細かいレート水準に関しては、日々のチャート分析の中でアップデートしていますので、毎日記事を読んでいただいている方はおわかりいただけるかと思います。

今週のドル円相場予想&戦略構築

それでは今週の相場予想・戦略構築をしていきましょう。

ドル円週足チャート20210619

まず円高方向は、109.6-7円台を割り込まないことが重要です。
もし、割り込んだ場合は次に109.2円付近、108.5円付近が重要です。
ここまでは中期的な円安トレンドはまだ完全には終わっていないと認識できると思います。
108.5円付近も割り込んでしまったら、106円台も視野に入ってくるくらいの円高になるかもしれません。

次に円安方向ですが、110.8-9円台を上抜けられるかが重要ポイントとなります。ここを上抜けることができれば、112円台が見えてくる展開も予想される状況です。

上記相場予想をもとに来週のトレード戦略構築を行っていきます。
目線はロングということで109.7円台付近から108.5円付近まで段階的にロングポジションを建てていき、110.5円台から徐々に利確、反対に108円前半を下抜けたら損切りという戦略がよいと個人的には思います。
ただし、今回は買いの仕掛け幅が広いため、損切り時の損失額が1トレードあたりの最大損失許容額を超えないようにポジション量を調整しましょう。

また今週十分に利益を得ていますので、そこまで攻める必要はないかと思います。休むも相場のスタンスも時には大事です。

まとめ

というわけで、来週の相場予想とトレード戦略をまとめると、以下の通りです。

【相場予想】
・中期の目線はロング(買い)を維持
・円安方向
 :110円半ば〜後半の円安展開を期待
  110.8-9円台上抜けなら112円台も視野に
・円高方向
 :109.6-7円台・109.2円台・108.5円付近を
  割り込まないことが重要
  下抜けなら106円台も覚悟か
【トレード戦略構築】
・新規建値:109.7円台付近から段階的にロング
・利確:110円台半ばから段階的に
・損切り:108.5円台を下抜け

上記戦略はあくまで現時点での大まかな予想と戦略構築です。
天気予報と同じで遠い未来になればなるほど、的中確率は下がります。そのため、平日毎朝記事を更新して日々の値動きを反映した戦略構築を行っています。もしよろしければ毎朝記事を読んでいただけると嬉しいです。

さて、ここまでがFX歴16年の私の戦略構築でした。
実は私もFXを始めた頃は、なかなか勝てずに悩んでいた時期がありました。
しかし、トレードの振り返りと戦略構築を、週末と平日朝に行うようになってから、大きく負けることが少なくなったので、徐々に成績が安定してきました。

なぜ「トレードの振り返りと戦略構築」が大事なのかというと、トレードは成功もあれば失敗もあります。そして、成功を収めたときには自制が、失敗したときには改善が必要です。
そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを記録し振り返り、次に活かしていく必要があるんです。

最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築をご自分なりに立てて記録する習慣をつけてください。記録は手書きのノートでも何でも構いませんので、お金はほとんどかかりません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。実トレードが怖ければ、デモトレードでも構いません。デモトレードならノーリスクで始められますので、どうしょうか。やってみませんか?

「具体的な記録の仕方がわからない」という方がいらっしゃったら、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。

というわけで今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

また明日もお会いしましょう。さようなら。

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