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医療関係者の方への「寄付カード」 中間報告

地元カンパニーでは、2021年6月より、地元のギフトを受け取った方が医療関係者への寄付(寄付カード)を選択できる仕組みを導入しました。この取り組みをより良いものにするため、2022年3月31日で一区切りとしました。これまでの経過をご報告いたします。

医療関係者の皆様に地元エナジーを届けたい

地元カンパニーでは、商品を通じて、それを育んだその土地の歴史や自然の生命力、あるいは生産者の伝統や思いを感じることで、「地元エナジー」をチャージできると考えています。

2021年春、メディアを通じてコロナ対応に追われ、疲弊されている医療関係者の様子を知りました。また、身近でも厳しい行動制限や孤独感につらさを抱える医療関係者の負担を耳にする機会もありました。

地元のギフトを通じて、医療関係者の皆さんに「地元エナジー」を届ける仕組みができないかと考案したのが「寄付カード」の仕組みでした。

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寄付カードの仕組み

共感してくださる法人のお客様の声もあり、カタログギフトの商品の一つとして、医療関係者への寄付を選択できる仕組みを2021年年6月から導入開始。「みんなで乗り切るギフト」や企業様のオリジナルギフトなどにこの仕組みを取り入れました。同時に、ギフトを受け取りたい医療関係者の皆さんの募集も開始しました。

寄付状況

2021年6月にこの仕組を導入してから2022年3月31日までの間、寄付カードをラインナップしたカタログギフトは全部で13232冊分ご購入いただき、2022年5月6日時点で181冊分を寄付として選んでいただきました。ギフトを受け取った方のうち、およそ1.4%の方が寄付を選んでくださった計算になります。

寄付を選んでくださった皆様、心よりありがとうございます!

ご寄付いただいた分は、コロナの影響を受けてお困りの出品者様の商品をラインナップした「みんなで乗り切るギフト」をプレゼントする形で、ご応募いただいた医療関係者の方に抽選でお届けしました。
なお、「みんなで乗り切るギフト」はコロナの影響を受けてお困りの出品者様の商品をラインナップしたカタログギフトです。

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ギフトを受け取った方が商品を注文することで、コロナでお困りの出品者様を応援することにも繋がります!

みんなで乗り切るギフトについてはこちら▼

医療関係者の皆様の声

2022年5月6日現在、159名の医療関係者の皆様からご応募いただき、うち140名の方にギフトの送付を完了しております。医療関係者はTwitterなどを通じて直接募りました。

※一部の寄付は、ご購入くださった法人様のご意向で、中部5県にお住まいの医療関係者を対象としていました。このため、ご応募くださった皆様全員に寄付をお届けできておりません。

ご応募下さった医療関係者の皆様から届いたお声をいくつかご紹介します。

正直、医療従事者というだけで未だに出かけられないのが実情です。
個人の自由と捉える人もいますが、組織がそういう情勢なんです。
出かけられない中で美味しい物に巡り会えるのは幸せなことです。

2021/8/25 ギフト受取時コメント

防護服につつまれていつも蒸し風呂状態。30分防護服を着ると、まるでサウナに10分入った後のように汗が流れ落ち、防護服を脱ぎ安全地帯にいくと寒くなり、これは風邪をひくなと常に思っていました。コロナ病棟との仲間以外は人とは会えず疎外感がありました。そんな中このサイトを友人に教えてもらい、なぜだか認められている、頑張れ!!負けるな!という想いを感じとることができました。医療従事者としては当たり前に働いていますが、生産者様のポストカードをまじまじとみて正直ほろりと涙を流してしまいました。生産者様も大変なのに感謝申し上げます。

2021/10/2 ギフト受取時コメント

三次救急指定病院スタッフです。新型コロナの受け入れと、救急患者の受け入れをどちらもやっています。近隣以外に、他の病院から断られた救急車が区外、市外から毎日運ばれてきます。正直もうスタッフは限界です。コロナ疑いじゃない人でも運ばれて来てみたら、実は感染していたことや濃厚接触者だったなんてことは日常茶飯事です。それ故に感染防護策をとっていますが、真冬でも汗だくで休憩もろくに取れない現状です。食事は手早く食べれるパンやおにぎりが定番化。自分が感染しているかもしれないため家族とも離れて生活している人も多数います。家族とゆっくり食卓を囲みたいです。

2022/2/19 応募時コメント

医療機関ではないですが、高齢者施設の看護師をしています。施設内でコロナが発生した際の対応に追われています。医療機関からは受け入れを断られることも多く、施設内でコロナ患者となった大勢の入居者を、病院とは違って数少ない看護師でケアしています。病院と違って入居者同士の交流が沢山ある環境で、認知症があってマスクが着けられず徘徊する方もいる中、感染を広げないようどれだけ注意し、尽力していても、入居者にも職員にも感染が広がり、感染力の強さに心が折れそうです。職員の欠員でシフトが回せず、過酷な状況です。医療従事者は病院だけでなく、高齢者施設や保健所など医療機関ではない様々な環境で皆んな頑張っていることを知ってもらいたいです。

2022/3/20 応募時コメント

コロナ禍がスタートして2年以上が経過し、「自粛慣れ」や「自粛疲れ」という言葉で表現されるように、社会全体としては自粛緩和の流れになりつつあります。しかし、こうして実際に医療現場で働いている方々の声を聞くと、まだまだ大変な状況は変わっていないということを思い知らされます。

一方で、カタログギフトとしての可能性を感じていただいたり、コロナ収束後への期待を寄せてくださる声も頂きました。

各地の様々な品物があって、選ぶのにとても時間がかかりました。実際、初めて見る特産品も多くて、コロナが明けたらその土地に行って是非とも食べてみたいものがたくさんありました。今回このような企画をしていただき、日頃の疲れやストレスがこの一瞬で癒やされた気がします。まだまだコロナは続きそうですが、みなさんで協力しながら乗り切れたらなと思います。

2021/7/7ギフト受取時コメント

カタログを見てるだけで各地に出向いたような気分になれ、うきうきわくわくしました。届くまでがたのしみです。またこれからもがんばれそうです。本当にありがとうございます。

2021/7/14ギフト受取時コメント

実際に届いた時、誰かが贈ってくれたからこそいただけたんだなと分かりとても嬉しかったです。またこのような企画をしてくださったことに感謝しかありません。今度、私も誰かに色んな形でギフトをしたいと思います。
暖かいメッセージもそえられていて、励みになりました。生産者さんや関わっている方々にはそれぞれの物語があり商品に対する誇りなど知ることができて、とても感動しました。皆さんも大変な中で頑張られている。私もさらに頑張ろうと思えました。

2021/7/21ギフト受取時コメント

今も忙しい日々が続いていますが、思わぬところでご褒美を戴けたようで嬉しかったです。ギフトの中身がとても充実していて、種類も豊富で楽しく選ばせて頂きました!世の中が落ち着いて気軽に旅行に行けるようになったら、実際にお店に足を運んでみたいと思いました。

2022/1/25ギフト受取時コメント

ギフトを受け取ったからのお声はこちらからもご覧いただけます▼

今後について

このように、たくさんの医療関係者の方々に地元エナジーとともに応援や労い、感謝の気持ちを届けられたのも、皆様からのご寄付あってのこと。心よりありがとうございました。

なお、2022年4月1日以降、医療関係者への寄付(寄付カード)を選択できる仕組みは一旦休止しておりますが、「長野・静岡・愛知・岐阜・三重」の中部地方5県にお住まいの医療関係者の方からのご応募は継続して募集しております!

自薦他薦は問いません。少しでも「地元のギフト」を通じて元気になりたい/なってほしい医療関係者の方がいらっしゃったら、下記URLからご応募下さい▼

普段我々の生活を「守る」意識で奮闘してくださっている医療関係者の皆様ですが、地元のギフトを通じて、少しでも地元エナジーを感じていだけたら幸いです!

お手元に届く「みんなで乗り気るギフト」から商品を注文することは、コロナでお困りの事業者さんを応援することにも繋がりますし、「地元エナジー」を意図せず受け取ってしまうことに可能性も感じていただけるのではと思います。

今後、この仕組をどう進化させていくべきか、現在社内で検討中です。
次の動きについては別途記事にしていきますのでご期待ください!

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