＼おしゃれ初心者さん必見👀／ファッションのブレイクスルーポイント５選

こんにちは
自問自答ファッション通信です。

私はかれこれ15年以上ファッション業界に関わっているのですが多分通算にすると2万人くらいのお客様とお話させていただいているのではないかと思います。（わわわ、ありがたや🙏）

ファッションの「ブレイクスルーポイント」って？

「ファッションに対して殻を破る瞬間」です。人によってそれぞれなのですが、お隣で見ていてお客さまの表情が「きらっ」と輝く瞬間があります。

具体的にどんな状況なのかまとめてみましたので、「もしかしたら私にも当てはまるかも？」と自問自答してみてください☺️（※個人のお話なのでフェイクを入れております。どれも5年前以上のお話です。）

ケース①30代Aさま【ちょっとグレードが高い服】

30代の女性で「昇格を機に良いビジネス服が欲しい！」という方が来てくれました。

「いつもプチプラばかりなので勇気を出して」と百貨店に来てくださったAさま。お洋服はユニクロと無印良品しか買ったことがないとのこと。お客さまの「なりたい姿」に合いそうなブランド（例えばブラウス15,000円くらい、パンツ23,000円くらい）をご紹介して全身で着てみて頂くと、鏡を驚きの表情でじっとみて

「ああ〜そういう事か〜〜〜💡」と笑いながら崩れ落ちてしまいました。

「みんな、なんで高い服買うんだろうってずっと不思議だったんですけど、今、謎が解けました🤩」

と言っていらっしゃいました。

実はお客様がいらした時も、ご紹介したのも、同じ「白ブラウスに紺のパンツのシンプルなコーディネート」しかし「プチプラ」と「自分のなりたい姿に合うブランド」だと見た目が全く違います。それこそ卵の殻がツルッとむけたように、おんなじ形なのに「ツヤツヤキラキラした自分」が出てきて思わず笑っちゃったとのことでした。

後日「大事な会議でも堂々としていられるようになった！」と言ってくださいました。

普段、ユニクロ、GU、無印良品、ZARAや安価な通販ブランドを着ていて「ちょっと理想と違う気がする…！」と思っていらっしゃる方は、１ランク上のブランドさんを試着してみると良いと思います。ぜひ試してみてくださいね。

ケース②40代Bさま【ちょっとグレードが高い靴とバッグ】

40代、お洋服が大好き！という方のお話です。

毎シーズン新しい服を買っているし気に入っているのだけど、スタイリングがうまくいかないというBさま。「ポイントは服ではなくもしかしたら雑貨かも…」と思いまして、ラグジュアリーブランドの靴とバッグをご試着していただいたところ

「こ、これだーーーーーーーーー💡」と叫ばれました。それはもう頭に電球とアハマークの大洪水でした。もちろん、高価なのですぐに買う決断ができず検討されたのですが、後日、

「家に帰って見たら洋服はぎっしり、靴とバッグはなぜか3,000円とか4,000円で買ったものばかり。良い靴とバッグをお迎えする決心がつきました！」

と言ってくださいました。

後日「むしろ、洋服のグレードは少し下げても満足のいくスタイリングができるようになりました！」と言ってくださいました。

ケース③20代Cさま【サイズがぴったりな服】

20代の女性で「普段はMサイズを着ています。でもなんだかしっくりこなくて。」という方が来てくれた時の話です。

手足がとても細く、そしてご身長も小柄さん（153㎝くらい）なCさま。念のため小さなサイズのパンツを履いて頂くと3号サイズがぴったりでした。

「わたし、今まで自分のサイズ知らなかったんだ！」

と、驚きの表情で言っていらっしゃいました。

中には「細いと言われるのが嫌であえてゆったり目を着ている」という方もいらっしゃるのですが、ちょっともったいないのです。ジャストサイズを着ると印象は「細すぎ」ではなくて「スタイルがいい」に変わります。

「今まで“細いね、小さいね”と言われていたのが“きれいだね”と言われるようになりました！」

とご感想いただきました。特に「トップス」のMサイズを着ている小柄さん注目です！ぜひ「小さなサイズ」を扱っているショップに行ってみてください。世界が変わると思います。（特に首回りの開きが雲泥の差です。）慎重なサイズ選びは確実にブレイクスルーポイントになるはずです。

ケース④30代Dさま【女の子な服】

30代、介護職の方で「10年間仕事ばかりでおしゃれをしたことがなかった」という方をスタイリングした時のお話です。

「そろそろお見合いをと思ったけれど、写真を撮る服がなくて伸ばし伸ばしになってしまった。」とおっしゃっていたDさま。「生まれて初めて」ワンピースを着ていただきました。大きな鏡で自分をじっと見て、ハラハラ泣き出してしまいました。

なんでですかね、服装が変わっただけで心が揺さぶられるんですよね。鏡をじっとみて、目を潤ませて離れられないDさま。

「生まれて初めて自分を可愛いと思えました。」

と言っていただき、私や周りの店員までおいおい泣いてしまいました。今まで他の人の為に一生懸命頑張って来たので、自分の為に装う機会が少なかったのだとおっしゃっていました。
（もちろん、この話は「女の子らしい服」を着たい方限定のお話で、求めてない方に無理にすすめたりはしないので安心してくださいね！求めてない方はむしろワンピースを着た時にコンクリートのように冷たい表情になるので結構分かりやすいです☂️！）

ケース⑤10代Eさま【かっこいい服】

ある、10代の女性で「パンツは女の子らしくないからって一度も買ってもらえなかった。自分のアルバイト代で買ってみたい」というEさまがいらっしゃいました。

「両親も彼氏も女の子らしい服を着て欲しいって言っていて、かっこいい服を着た自分が受け入れられるのか不安」ということでした。自分の意思では髪を切ったこともない、旅行にもいけないと言っていました。（実はよく聞くことなのですよ。）

せっかくだからということで、かっこいい黒のワイドパンツを勧めてみました。やはり鏡に釘付けの彼女。「自分じゃないみたいで怖い」と言っていました。その日は買わずに試着室で写真を撮って、じっくり考えてもらうことにしました。

後日買いに来てくださった彼女は心なしか表情もキリッとしていました。試着した写真を何度も何度も見てくれたそうです。

「本当の私はパンツを履いて、いろんなところに自由に行ってみたかったんだと気がつきました。これからは自分の意見もはっきり言います！」

と言ってくださいました。それから髪もバッサリ切って、ピアスをあけてイキイキされていました。

ファッションひとつで心が変わっていく、とても印象的な出来事でした。「女の子らしい服を脱ぎ捨ててかっこいい自分へ」というのもブレイクスルーポイントの一つだったりします。

ご紹介した５つのブレイクスルーポイントいかがだったでしょうか？どれも「今までの自分の殻を破った」ドキドキするエピソードだったと思います。

なんだかもやもやするな…と思ったら
①洋服や雑貨のグレード感（なりたい姿に合う品質か）
②サイズ感（ぴったり合うサイズか）
③服のテイスト（自分が今なりたい雰囲気か）

自問自答してみてくださいね☺️

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