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クジラ

我々人間と同じ哺乳類である鯨。なのに魚という漢字が使われている。もちろん海に生息しているからそう付けられた名前であるんですが、ある意味仲間である我々と近い関係性はあまり見られない。ましてや投資の世界ではあまり良いイメージで使われない言葉がある。

 はぁい!そう言う訳でね!今日も頑張っていかなあかんなぁ!って言うてるんですけどね!

 株や為替のトレードの世界は個人で取引をしている個人投資家と言われる人達がたくさんいる。全体で見ても扱う金額は少ないが、多くの個人投資家が集まればかなりの金額が動く。しかしその何倍もの金額を一度に放り込んでくる大口さん、機関投資家という桁違いの金額を持っている人や団体のことを「クジラ」と表現する。個人の小銭の集まりを文字通り大口を開けて一気に持っていく姿はトレードをしてるとよく目の当たりにする。まるで鯨が大量の小魚を口に入れる姿そのものだ。

 鯨という字は昔、魚の一種だと思われていた時代に「京」という数字の位で、億や兆よりも大きい計り知れないほどの大きさという意味で付けられたらしい。(Wikipedia調べ)本当にその位の数字が動いたんじゃないかと思うぐらい一つの銘柄の金額が動く瞬間がある。有名な投資家さんで、一人の取引で「日経平均を動かせる男」なんて言われている人もいるが、殆どのそう言った動きは機関投資家が自分たちの有利な方へ持っていくために仕掛けた作戦なんです。一気に跳ね上げられた金額で、個人投資家は怖くなり手仕舞い(取引を終わらせる事)するので今度は一気に金額が下がる。そして売りで仕掛けた取引で一気に差額の利益を持っていく。投資に興味のない方は意味わからないでしょうが、こんな事は良く起こることで、大口さんはこうして一度に大きな利益をあげて、また次の取引の資金にする。その資金の殆どが個人投資家がコツコツと積み上げたもので、初心者やタイミングの悪い投資家が、市場から退場させられる瞬間でもある。そんなカラクリを知らずに「投資は怖い」と遠ざかってしまう原因になっている。

大口は個人をただのカモにしか見てない。


 そういう風にいう人もいるが、逆に考えたらこれってものすごいヒントを与えてくれているんじゃないでしょうか?私は自分がものすごい大口機関投資家になったつもりで、クジラならここでどう動くか?という考えでトレードしています。巻き込まれる側じゃなく巻き込む方になれば成功への近道なんじゃないかな?って思うんですけどね

とは言うものの、資産は少なくキャリアもない私はまだまだ未熟ですが気持ちだけは億トレーダーなんですけど!何か?

また明日

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