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音楽

jazzとSASとEric Clapton


 シェケナベイベーナウ!

 もう35年以上前になっちゃう古い話をします。若い人は歴史の授業と割り切って聞いてね。

 私が小学生で、おニャン子クラブに夢中だった頃のとあるクリスマスの夜、TVで「メリークリスマスショー」と言う番組が放送された。その時代小学生のクリスマスなんて家族とケーキ食べるのが当たり前のような時代。食べ終わり、コーラを飲みながら何気に見ていたTVにはサザンの桑田佳祐さんとユーミンをはじめ、今は亡き忌野清志郎さんや今はもう見れない?若き日のBOOWY、吉川晃司さんなどまだまだ沢山のその当時人気のミュージシャンが集まってセッションしていた。持っていたコーラの瓶を落としそうになったのを慌てて握りかえして、画面に釘付けになった!俗に言う「身体中にイナズマが!」ってなった。いま風に言うと、ちょうカッケー!?言わんか?

 次の年のクリスマスも同じく放送された。この頃からギター弾けたらめっちゃモテる!って言うありきたりなゲスい考え方で、家にあった白いフォークギターで見様見真似で始めたのが音楽に夢中になるキッカケだった。そこからサザンをはじめ日本のロックを聴き!行く末はビートルズやストーンズ、ツェッペリンなど王道の洋楽まで聴きまくった。私はこんなに音楽が好きだったんだ!って考えた時、そういえばもっと昔、オヤジがよく朝からジャズをステレオからかけてたのを聴いてた思い出が蘇った。その頃は「なんで声入ってないねん」って感じで全くジャズの良さもわからず、またや!と毛嫌いしていた。しかしそんな私の気持ちとは逆に、オヤジは気持ちよさそうに聴いていたのを覚えている。しかし、その後ギターでクラプトンが愛するブルースを猛練習しながら、ジャズ聴いてて良かった!と思う日が来るとは思わなかった。ブルースこそがジャズなどを発展していったルーツだと言われる黒人音楽の代表的なジャンル。ブルースの心地よさに全く届かないスローハンド(手の動きが速すぎて逆にスローに見えると言うクラプトンの愛称)を追いかけた。そして人生で一番影響を受けたのは桑田佳祐さんです。この番組以前からサザンオールスターズの曲は聴いていましたが、ここでのイメージが少し違い「すげぇロックな感じ」がして、今までのポップなイメージがすっ飛びました。特に忌野清志郎さんとのセッションは未だに頭に残っています。あのロックとジャズとバブル感がたまらない!興味ある方はYouTubeで検索してみて下さい。今でも走り続ける桑田さんを見てると、自分はまだまだ弱音吐いてる場合じゃない!と思える人。特に歌詞の世界感が独特で、一見するとエロいところが目立ちますがその中で、大事な芯を食った一言をさりげなく入れ込み、最後にオチをつける。チャラい男が何気に政治の話で笑わせるみたいな?今だと、EXITの漫才のような感じかな?今私がこのnoteで書きたいところの真髄になっていて、桑田さんの新たな作品が私の心をエロくさせる!?いや強くさせるんでしょうね。

 今となってはもうギターを触る日も少なくなって、すっかりインテリアの一部になってしまっているフェンダーストラトとテレキャス(あ!ギターの種類ね)でも聴く方は何時でも流れてないと寂しくなるので常にスピーカーからはジャズやブルースが鳴り響いている。そんな時いつも思うのはこれを見て息子は、あの時の私のように「なんで声入ってないねん!」ってなっているのかな?

こうやって名曲は継がれていく。

また明日

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