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ローテンブルグの夜に旅立った大切な友達

こんにちは
最近ほどよいストレスで歯が痛いじみ子です
そんなことありますよねw
人間には少量の毒やストレスがないと
本当の意味での健康体ではないという
そんな記事を読んだことを思い出しました
(正しいかどうかはわかんないw)

なんとなくわかるようなわからんようなw
でも、歯の痛みはいやだ( ; ; )

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数年前にドイツのベルリンからローテンブルグからミュンヘンに
訪れた時の話

ミュンヘンのホテルで就寝中、2時過ぎに携帯電話に鳴りました
とある友人のご主人からの電話
その瞬間、「あ。そうか。。。。」とつぶやきながら電話に出ました
大切な友人の突然の訃報・・・すぐにピンときました

「じみ子さん、やっちゃたよ。。。真っ先に連絡
まこさん(仮名)いなくなったよ。。まいった。。」と
いつも寡黙なご主人が喋り出しました

30分ほど詳しい状況を淡々と話すご主人
流れるようなその喋り方はどこかすごく不思議で
何かの物語を聞いているような感覚でした

私はすぐに帰ることはできないけど
しっかりがんばって最期を送ってくださいと伝えました
それしか返す言葉が見つかりませんでした

ミュンヘンに入る前日まではローテンブルグに滞在
その日は、まこさんのことを想いながら過ごしていました
というのも彼女もドイツならローテンブルグに行きたいなと
そんな会話をしていたことをふと思い出したからです

彼女と出会ったのは今から14年前
私が友人夫婦がカフェ開業する際
オリジナルコーヒーを作りたいと
釧路にあるコーヒー豆焙煎のお店を何軒も訪れた時に
唯一、真剣に話を聞いてくれて
一緒に美味しいオリジナルコーヒーを作ろうと
受けてくれたことがきっかけでした。

素人の友人夫婦とその友達のパンをちょこっとだけ作れる私たちの夢に
「面白いね」って言ってくれたのが彼女でした。
何度も試作をして、試飲して誕生したのが「Jimihenブレンド」

いつも笑顔で
いつも自分のことは否定して
他の人たちを肯定して
明るく、素直で、本を読むことが大好きで

人の悪口は言わず、好奇心が旺盛で
とても心配性で、商売のことになると厳しくて
美味しいケーキを焼いてくれて
美味しいコーヒーを淹れてくれる

私は今ここにこうしていられるのは
たくさんのキーパーソンがいてくれたからだと思っています
彼女はそのキーパーソンの一人

彼女がいなければ絶対に私はここにいません
彼女が今どこにいるかわからないけど
彼女と会える日まで恥じないよう
自分を改めていくだけだと思い生きています

彼女と最後に会えたのはドイツへ旅立つ前日
帰ってきたらいっぱいお話聞いてねって
だからまこさん、待っててねって

うんうん、待ってるね
不安だから、早く帰ってきてね
最後に交わした言葉になるなんてね、誰も思わないよ

彼女が晩年、とても不安な心の状態に陥っていたこと
友人として支えたいと
周りの仲間と一緒にいろいろ考えながら一緒にいたけど
結局何も役に立てなかったことが本当に悔しい

まこさんと会える日を信じて疑わない
「そちらへ行くまでにまだ私にはしなきゃならんことが
あるらしいから、もうちょっと待っててね」
そんな会話をいつも頭の中でしてる

今日も晴れ
精一杯、一生懸命に過ごそう






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