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陰嚢を切った話 その①

先日、陰嚢を切る手術をしてきました。
病名は精液瘤。簡単に言うと精液の通り道である精管の一部が脆くなって袋状に外に突出してしまい、そこに精液が溜まっていくというものです。
陰嚢水腫という病気なら聞いたことがありかもしれませんが、あれの精液版だと思ってください。

ただこちらの場合は針を刺して液を抜いてもそれは一時しのぎで、袋を切除するなりしてやらないとまた溜まってしまいます。
命に関わる病気ではないからと諦めて無視するか、手術をしてすっかり治してしまうか。

これはそんな精液瘤に気づいてから手術するまでのお話です・・・

遡ること2021年の春から夏にかけての時期。もう正確には思い出せませんが、入浴中に私は自分の玉袋がなんかでかくなっていることに気づきました。そして湯船に中でそれとなくまさぐってみると、

なんと金玉が3つになっている!?

ような気がするではありませんか。
奇怪な現象ではあれど、特に痛みや違和感があるわけではないので、とりあえずしばらくは放置していたのですが、やはり気になるのでインターネットで「陰嚢水腫」などのワードを調べてみたりしているうちに、やはり1度医者に診てもらってどうなっているのか確かめようという至極真っ当な結論に至り、8月に近くの泌尿器科を受診します。

感じの良さそうな初老の先生に事の次第を話すと、陰嚢水腫か精液瘤の可能性が考えられるとのこと。セイエキリュウなる言葉は初耳でしたが、その語感からして何となく精液が溜まってるんだろうなということは想像がつきます。
実際に触診した感じでもやはりそれっぽいとのこと。
根本的な治療となると手術が必要になるが、とりあえず針を刺して液を抜く処置ならこの場ですぐできるとのことだったので、それをお願いすることにしました。

陰嚢に針を刺されるなどと聞くとそれだけでゾッとする方もいるでしょうが、まぁちょっと太めの注射を刺されたくらいの痛さだったかなと。刺した瞬間は勿論痛いですが、それから液を抜いている間はそんなでもありません。
出ている液が白濁しているのでやはり精液瘤でしょうと先生が言います。
こちらはああそうですかという感じ。
その後は傷口が化膿しないように抗生物質の処方箋を貰って帰りました。

ここからこいつと決着をつけるまでにまさか2年の時を要しようとは思いもしませんでしたが。

(つづく)

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