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【小説】女優 豊泉志織との日々 第5話 浮気  (注意書きをよく読んでください) 

  「ただいま! 帰ってくるの、遅くなっちゃった」
「お帰りなさい。ゆーくん、話があるんだけど」
「何?」
 リビングにて。
「最近、浮気してるでしょ」
「え?」
 僕は冷や汗をかいた。そう、志織の友人である女優の矢野優花と付き合っていたのである。優花とは、寝たこともある。
 前に、志織が我が家へと優花を誘い、パーティをしたことがある。そのときに、LINEを交換したのだ。優花とは某都内にあるビジネスホテルで何回も寝た。すごくしっかりした女の子だ。
「まさか、優花と寝たんじゃないんでしょうね」
「違う」
「何が違うの」
「あぁ、寝たよ」
 そのとき、僕の頬を志織がビンタした。
「もう、家を出てってやる」
「待てよ」
 志織は、家を出ていった。
 すぐに、優花へ電話した。
「もしもし、優花?」
「どうしたの?」
「志織にバレた」
「私から志織さんに電話しとく」
「もう僕たち、別れよう」
「そうね」
 今日、僕は浮気関係にある女優 矢野優花と別れました。

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