2022年_短歌5首

2022年2月から短歌を初めて、その年の自選5首としてまとめたものです。

憧れの人が年下だと知った時の顔して咲いたパンジー

点滴がもうすぐ終わる雨上がり待ってるようにあとひとしずく

チョコレートコスモス飾る寝室で九月の海の続きのはなし

電球が切れてはじめてこの部屋に電気がついていたと気づいた

冬を呼ぶ指揮者のように電飾を取り付けてゆく祖父の指先