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父としての喜び 息子との屋久島ハイキング体験

こんにちは,皆さん。永田洋一です。このブログでは,今回はハイキングの体験を御紹介します。私,父親として息子と2人で「屋久島のヤクスギランド」に行ってきました。

屋久島・安房(あんぼう)集落から15kmの広大な森にハイキングコースが設定されています。30分,50分,80分,150分,210分の5つのコースがあり,興味や体力に合わせて好きなコースを選ぶことができます。屋久島に住んではや5カ月目ですが,息子と一緒に行くのは初めてのことでした。

今回のガイドは私の不肖の息子(次男:10歳)が務めます。宿泊学習も含め,すでに3回ほどこの場所でのハイキングの経験がある彼は,私よりも山に詳しい先輩です。「50分コースは道も整備されているよ」と彼は手慣れた手つきで準備を始めました。

水筒に水を入れて

途中,息子は種子島の標高を超えたことを話してくれました。学校の宿泊学習で得た知識が活きているようです。日本の教育制度に感心しますね。

山道にはヤクザルの一家と出会いました。人間を怖がらない堂々とした様子で,ここが彼らの先住の地であることが分かります。地上では36度の猛暑日でしたが,標高が上がるにつれて気温は下がり,ここは涼しさを感じる25度の世界でした。

ヤクザルの一家

恥ずかしながら新しいトレッキングシューズをおろしました。見た目にこだわる私ですが,山歩きには最適な装備も必要です。

今日おろしたトレッキングシューズ

息子は倒木に触れながら,植物の成長について語ります。「くぐり栂(ツガ)は,倒木したツガの木の上に,コケが生えてそこを苗代とした新しいツガが生えているんだよ」と。

優しくコケに触る

彼はまた,「ヒメシャラは屋久杉よりも硬いから,屋久杉に食い込んでいくんだよ」と自然の驚異について説明しました。そして,「ここから天然水が出るよ。甘いよ」と水をすくって飲みました。彼の知識と行動力には驚かされます。

天然水をすくって飲む

彼が仏陀杉について,「仏陀が座って修行しているように見えるからそんな名前なんだよ」と教えてくれました。10歳の彼が,たった3回の経験で,こんなにも頼もしく見えるなんて,父親として感慨深いものがあります。

仏陀杉の熱心な説明

彼は私の目の前で山道を軽やかに歩いていきます。赤ちゃんだったあの子が,夜中泣いて大変だったあの子が,言葉が出なくて心配したあの子が,今や大きく成長しています。彼の背中を見ながら,私は感慨にふけります。その軽い屈辱感もまた,心地よく感じられる瞬間です。

軽い足取り

今度は4人で来よう!この素晴らしい場所での新たな思い出を,4人の家族と共に育んでいきたいと思います。屋久島の自然と息子たちとの時間は,きっと私たちの宝物となるでしょう。皆さんもぜひ,この感動を体験してみてください。それでは,次回の更新をお楽しみに!


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