【ニコニコブロマガアーカイブ】明日友達のカバー曲(新アレンジ)を投稿します。

(ニコニコさんのブロマガサービスが2021年10月7日をもって終了されるとのことで、過去の記事をアーカイブとしてnoteに移しておこうと思います。)

以下、内容そのままコピペですw
が。大切な友達との記憶なので、できる限り残ってくれればいいなと思います。

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こんにちは!
2016年の1月から毎月一曲GUMIちゃんPOPSをDROPしているJille.と申します。

突然ですが今月はGUMIちゃんオリジナル曲ではなく、友達のボカロ曲のカバーを投稿します、そのことについて少し長くなりそうなのですが綴ります。

5年前の7月に、音楽家の友達が突然亡くなりました。

彼とは同じ街に暮らしていて、お互いの行きつけのBARで知り合いました。
自分も彼もDTMに関わる仕事をしていたり、トラックを作ったりしていたことですぐに打ち解け仲良くなりました。

経験のある人も多いとは思うのですが、楽曲制作は孤独な作業になりがちです。(特にDTMerやトラックメイカーは)そんな折、近しい境遇の友達が出来たことは本当に嬉しかったです。

とはいえ、お互い音楽で世界変えてやるぜ!とか、最近のシーンは腐ってる!とか議論する熱いタイプの人間ではなく、オムニスフィア(シンセ)持ってる?あれSEXって単語で音色検索するとめっちゃいいバイオリンみつかるよ!とか、チ◯コ(ソーセージファットナーというプラグイン)女性ボーカルに挿すと興奮するみたいなくだらないことでばかり盛り上がっていました。

ある日、いつものように呑みながらアホみたいな話をしていると、BARのマスターから「彼はニコニコ動画で有名な人なんだよ!」と言われ、自分は「へー!どんな曲作ってんの??」と尋ねました。
彼は恥ずかしそうに周りを一瞥した後、そっと耳打ちしました。
「オマーン湖。。。」


ニコニコやボカロに詳しい方ならお気づきかもしれませんが、彼はボカロPとして活躍していた乙Pくんです。

ニコニコにもボカロにもそこまで関心が無かった自分は全く知らず、後日オマーン湖を聴いてひっくり返りました、こんな曲作るヤツも聴くヤツも完全にイカれてる。

彼はその後も精力的にボカロ曲を作り続け、自分も少しずつ興味を持ち始めてきました、面白い文化だなー!と。

自分の誕生日の夜、例のBARで盛大にアガっていた時に乙Pくんから
「Jille.ちゃんは歌詞書けてアレンジもできるんだよね、こんどコラボしようよ!!」
二つ返事で引き受けた自分は、同じくBARで出会って仲良くなった絵師のとうきさん(初投稿時から度々イラストを描いてもらっています)も巻き込み、いずれ3人のコラボをニコニコに投稿しようと約束しました。

その一月後に彼の訃報を知ることになります。

前後の記憶は曖昧です、今となってはどれだけ悲しかったり悔しかったりしたかも思い出せないくらいです。
あまりに突然のことで理解が追いつかなかったようにも思います。ただふとした時に、新しい機材を買った時とか、ヤバい曲を見つけた時とか、斬新なアレンジを思いついた時とか、これ乙Pくんに話そうと思っては、あ、そうか、いないんだ。
やりきれない気持ちが広がりました。

その後色々ありまして(これはやや複雑なのでハショります。。)例のBARでアガっていた時に、ノリで何か曲作ろう!てな流れになりました。
そして曲は出来たもののボーカルがいない⇨どうしよう⇨ボカロ使ってみるのはどう?⇨やってみよう!⇨完成した!⇨ニコニコにぶっこんじまえ!てな悪ノリで投稿されたのが1曲めの「SAKURA」です。(ちなGUMIちゃんを選んだのはオフィシャル絵で下乳出てたからです。)

それからあと数曲作ってみようかな、と思い打ち込んでいくうちにGUMIちゃんの声の魅力に気づきました。サンプリングされた音源にしてはやけに心に響く、もしかしたら乙Pくんもボーカロイドに言葉に表せない何かを感じていたのかなという心境になっていきました。

ふと、コラボしようよ!という約束があったことを思い出しました。乙Pくんはいなくなってしまったけれど、彼の楽曲や想いが消えてしまったわけではないです。それならば彼の愛したボーカロイドを使って何か自分なりに出来る事はないのかと考えるようになりました。

そこで思いついたのは、彼が残した楽曲の続きを作ろう!というアイデアでした。しかしながら、自分はニコニコもボカロも初心者です。トラックメイクやアレンジにも自信がなかったので、ボカロ曲を作って経験と知識を積もうと思いました。
どうせやるなら月1曲、とことん自分を追い込んだほうがハードコアだろうと思い、勝手に謎のルール(1曲ごとにジャンル変える、BPM被らせない、新機材使う)を設定してひたすら曲を作ってきました。

曲を作ってはDROPして、という繰り返しの中、色々な発見がありました。
特にボーカロイドというジャンルは、メジャーでは流通しないタイプの楽曲が支持を得ていてとても驚きました。

乙Pくんが亡くなってから5年
月一DROPを始めてから約2年半

区切りとしてはちょうど良いかなと思います。

準備は整ったので、満を辞して彼の楽曲をリビルドします。イラストはとうきさんにお願いしました、最初で最後の3人でのコラボになりますが、約束を果たします。

自分がSNSやニコニコ投稿を始めたのはわりと最近なので、当時の乙Pくん関係者様からすれば何者だこいつとは思われると存じますし、自分の解釈に依るカバーなので、乙Pくんのファンの方にはご迷惑をおかけするかもしれません。

ですがただの友達の悪ふざけだと思ってもらえれば幸いです。自分たちはふざけたことばかりしていてそれが最高でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます!
自分も明日投稿されるのがとても楽しみです!
(これを書いている現時点でまだ完成してません。。。でも多分いけるでしょうw)
よろしくお願いします!

Jille.

追記:無事あがりましたーーー!!!


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