エンジニア転職失敗者が語るSESかWeb系か論争の決着
追記
このお話の続きを別の記事で書きました。
今回のお話が面白いと思ったら、ぜひ続きの記事も読んでみてくださいませ。
では、本編です。↓
Twitter界隈では「未経験からフリーランスエンジニアを目指そう!」という風潮がかなり活発化しています。
・プラグラミングスクールやサービスの乱立・競争激化
・退職エントリー・転職成功エントリーのバズ
・TECH系YouTuberの影響力
等々。
ぼく自身も2017年頃からエンジニア転職を目指して動き出しました。
ですが、結果的に現在はエンジニアではありません。
かなりの紆余曲折があり、現在はWeb営業職というポジションに就いています。
人間は苦よりも楽を好む生き物。
「文系だろうと未経験だろうと、誰でも簡単にエンジニアになれるよ」
という甘い文句に吸い寄せられてしまう人が多いように感じます。
実際、ぼく自身もそうでした。
エンジニア転職にうまくいった人は、それをアウトプットします。
成功情報がネットにあふれ、
「みんな上手くいってるから自分も出来る!」
と錯覚する人が非常に多い。
現実には、成功の陰に隠れた、失敗者・挫折者がたくさんうごめいているはず。
失敗体験を公表するのは誰だって気が乗らないでしょ。
今回は、上手くいかなかったぼく自身のケースについて、赤裸々に語ってみようと思います。
追記:公開わずか24時間で100人、累計600人以上に ご購入頂き、note公式推薦記事に選ばれました!
なんか、noteの公式さんから褒められてるみたいです。
嬉しい。
普段ブログでは発信しているのですが、noteにまとまった文章を、しかも有料コンテンツとして書くのは初めてで、不安しかなかったけど、
予想以上の反響を頂いており驚いています。
というようにかなりのご好評につきまして、当初よりちょっぴり値上げさせて頂いております。(最初は300円という破格でした…笑)
しかしそれだけ多くの方に求められている有益な情報であるということが、購入して頂いた皆様によって分かりましたので、それ相応の価格にさせて頂きます。
下手な自己啓発本を1冊買って行動しないくらいならば、このnoteを購入いただく方が、よっぽど有益かなと思ってます。恐縮ながら。
無料部分だけでも結構参考になるかと思いますので、ぜひそこまででも読んでいってくださいませ(^^)
このnoteで伝えたいこと
・28歳で初めてIT業界へ転職をしてからの紆余曲折
・誰でも簡単にエンジニアにはなれない
・未経験者がSESとWeb系の両方を体験した結果、オススメ出来るのは○○○
28歳で初めてIT業界へ転職をしてからの紆余曲折
ぼくが28歳未経験からエンジニアを目指そうと思った理由。
・フリーランスになれば月50万や60万は余裕
・なんなら週3勤務とかで自由な時間を作れる
・さらにリモートワークも出来て奈良から毎日満員電車に乗らなくていい!
「そんな仕事、天国やんけ!」
と思ったのがきっかけです。
ちなみにそれを思い立った当時のぼくの状況は、
28歳
職種:人材派遣会社営業(正社員)
勤続:5年半
実勤務:8時半〜19時半+通勤往復3時間
手取り:17〜23万(インセンティブにより上下あり)
継続していてスキルアップ、収入アップの見込みはナシ
です。これはもう詳しくは語りませんが、とにかくこの仕事はもっとさっさと脱出するべきでした。
〜社畜脱出期〜(2017年4月〜2017年9月)
まず4月に付き合っていた彼女との結婚・同棲を決めました。
そしてその翌日に退職届を提出。
その後退職までは粛々と引き継ぎをこなしていきました。
と同時にプログラミングの学習を開始。
Progateから始め、初学者向けの書籍を購入したり、Ruby on Railsの個人レッスンを受講したり。
プライベートではこの時期に生まれて初めて実家を出ました。
引越しをし、彼女との同棲という全く新しい環境に自分を適応させていきます。
〜ネットワーク運用保守期〜(2017年9月〜2018年1月)
職種:ネットワーク運用保守(派遣)
日勤:9:00〜17:30
夜勤:17:00〜翌10:30
時給:1,800円
手取り:29〜30万
退職後とりあえず登録した派遣会社からの紹介で、某通信大手での運用保守業務。
開発希望だったんですが、未経験の派遣での開発案件はほとんどなく、
「まぁネットワークも勉強になるだろうし、向いてるかもしれないしなー」と思いう軽い気持ちで入職しました。
初めてのIT企業。アルファベット3文字の略語だらけに常に頭がショート状態。
この時同時にライター案件が複数舞い込んできて、月々のノルマにかなり追われていました。
さらに慣れない夜勤もこなし、生活リズムも不規則になり、日々てんやわんや。
業務には慣れてきたものの、出来上がったものを守るのよりも、作って生み出していく仕事がやりたくて、退職。
〜SESで自社内お勉強期〜(2018年3月〜2018年9月)
職種 :SES(SIer)所属Javaエンジニア(正社員)
実勤務:10時〜18時
手取り:27万
服装 :私服
未経験でも開発のお仕事出来るよ〜
研修があるから一からしっかり教えるよ〜
と言われ、入社。
言語はJavaでした。
でも、研修というよりはメンターが1人いる、という程度。
しかもそのメンターもほどなくして客先に出て行ってしまうという…。
4ヶ月間、社内で自習する展開に…
事務処理とか来客対応とかしながらの独学です。自称「お茶出しエンジニア」。
お茶出ししながら、いい案件が来るのを待ってました。
この時はプライベートも時間的にかなり余裕があったので、
結納・結婚式・新婚旅行と車購入といったイベント目白押しでしたが滞りなく進められました。
そんななか、9月になってようやく実務の経験がないぼくにも参画可能な客先案件の話が入ってきます。
出たのは2つ。
・神戸でのPHP案件(通勤往復4時間)
・大阪市内でのテスター(往復2時間)
案件的には神戸の方が成長が期待出来そうと思いました。しかし4時間は流石にキツい…笑
両方とも面談に行って内定が出ましたが、結局決まったのは大阪市内のテスターの方でした。
ここでかなりテンションは下がりましたが、まぁテスターからでも着実にステップアップしていこう!と自らを奮い立たせます。
そして10月より、参画開始。満を辞してエンジニアとしての仕事が始まる。
と思いきや…
〜SESで最初で最期の客先案件〜
職種 :SES(SIer)派遣の某通信大手でのJavaテスター(正社員)
実勤務:9時半〜18時半
手取り:27万(所属会社が同じの為給与も同額)
服装 :スーツ
「テスターだけども、ここから一歩ずつ着実にステップアップしていこう!」
と奮い立たせたものの、蓋を開けるとそこで待っていたのは、テスターですらなく、単なる情報処理作業でした。
バッチ処理をして、600〜700を超えるPDFの帳票を出力して、それぞれファイル名を変換してフォルダに格納していくというなんとも地味な作業。
所属会社の担当営業に「聞いていた話と違う」と訴えるも、全く聞く耳を持ってくれません。
そりゃそうです。SES会社はスキルなんて二の次で、とにかく社員を効率よく客先に派遣して、換金することがビジネスの肝なわけで。
ぼく「事前に聞いていた業務内容と、実際の業務内容が全然違います」
担当営業「ああ、よくある話なんですよ」
その言葉を聞いた瞬間、退職を決めました。
もちろん所属会社には交渉しました。数回に渡り。
・最短契約期間である12月で案件から離脱したい
・それ以外で開発につながる経験が積める案件に参画したい
・無理なら退職したい
といった主張です。
しかしぼくの意見は全く聞く耳持ってもらえず。
SESと、ぼくが目指すWeb系とでは、使う言語もツールも考え方も全く違うものです。
話に折り合いがつくわけもない。
そういった話し合いと同時進行で、Web系の自社開発企業への転職活動も粛々と進めておりました。
ポートフォリオを作成したり、これまでのブログやライター等の実績をまとめたり。
「実務未経験だけど、なんか伸びシロありそうな奴感」を演出する作業に汗を流します。
その演出が晴れて認められ、Web系のベンチャーに2社ほど内定を頂きました。
もちろんその瞬間、SESの所属会社には退職願いを提出。
〜Web系自社開発ベンチャー期〜(2019年1月)
職種 :Webエンジニア(正社員)
勤務 :8時間
手取り:20万
服装 :私服
夢にまで見た憧れのWeb系ベンチャー企業。
・綺麗で広いオフィス
・服装や髪型なども刺激的な自由な風潮。
・ずらりと立ち並ぶiMac
その全てに心踊りました。
しかし、その気持ちは一瞬にして過ぎ去っていきました。
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