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残酷な真実

私は奪われ続けてきた。
初めは父親から自由を奪われた。
そこからその奪う奪われるの主従関係が出来上がった。
私はしもべだった。

その関係は他のコミュニティでも再現されるようになった。

小学生の頃私はいじめられた。
まだ軽い方だったが、顔をいじられたのがすごくショックだった。醜形恐怖まではいかなくても、異常に顔や見た目を気にするようになった。

中学生は平穏だった。まだ。
ただ人と遊ぶことにそれほど積極的ではなかった。
常に将来の不安があった。
モンハン3Gと勉強だけが生きがいだった。 
女の子に告白されても、自己肯定感が低いから付き合えなかった。本当は付き合いたかったのに。
自分の気持ちに正直になることができなくなっていた。

高校生になると、それまでアイデンティティだった勉強ができなくなり、自信がなくなった。
謎のプライドでやり続けた運動部で心はボロボロだった。下手で楽しくもなかった。
顔は痩せこけた。この辺りから希死念慮が出てきた。

大学受験に失敗した。浪人しても失敗した。
滑り止めになんとか引っかかって入った。

大学になって2年半付き合った彼女には、暴言を吐かれて終わった。私は彼女に逆らえなかった。
彼女が怖かった。完全に召使いと化していた。ボロ雑巾のように使い古されて終わった。
現在は彼氏がいるらしい。それを自慢げに語られた。わざとけなされた。

やはり人間は初めの親との関係を繰り返してしまうらしい。
業とか輪廻のように。
もうたくさんだ。

これ以上奪われるものはないくらい奪われ続けた。
もう終わりにしよう。

残酷な真実とは、奪うものが幸せになり、奪われるものが不幸になるということだ。
そしてその差は広がり続ける。
そもそもの生き方が違うから。

自然を見れば一目瞭然だ。
肉食動物は草食動物を食べる。
自然界にカーストは存在する。

人間も動物だ。
だからそういった面があるのも当然。

力がなければすぐに奪われる。
力がなければ何も守れやしない。

この残酷な真実に気付いた後、私には何ができるのだろう。

力を得ること。強くなること。
そこにしか幸せはない。

今この文章を読んでいる人へ。
私と一緒に奪われ続ける人生を終わりにしましょう。
この世の中は平気で奪ってくる人間がたくさんいます。もちろんそうでない人もいます。そういうものです。

真面目なあなたや私が奪われ続けるのは不当です。一緒に怒り、強くなりましょう。

自分の都合を押し通す図太さを持ちましょう。
繊細さは隠しましょう。
他人から奪う強さを持ちましょう

世の中の残酷さをありのままに見れた時、人は強くなれる、いや強くなるしかなくなるのだと思います。じゃないと一生不幸なままです。奪われ続ける人生です。

私がいます。もう奪われないように、一緒に頑張りましょう。
私は今日から強くなる覚悟を決めたので、あなたもよかったらどうぞ。

そういう点で『進撃の巨人』とか良いです。世の中の残酷さ、理不尽さを実感できるので。

世界はシンプル