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朝焼け評論家は静かに元気です

若い頃から、午前中には用事を済ませたいので、朝早く起きる癖が付いている。目覚ましは持っていない。
自称、朝焼け評論家だ。
山登りに夢中になれたのも、フライフィッシングにはまれたのも、朝から元気だからだ。
元気といっても、五月蠅い芸能人みたいに、朝からやかましいのは駄目なのだ。静かに動き始め、街から離れて朝焼けが始まる前の薄暮あたりで、元気が出てくるのが、理想的だ。


早池峰と薬師岳が明ける
一番静かな時


すべてが一瞬止まる時がある。それを静かに味わうのだ。
風はやみ、星は消え、鳥も鳴かない時間が訪れると、東の空に色が表れて、やがて賑やかな朝が始まる。
夜から朝になる瞬間は、なんど味わってもやめられない。
山頂でご来光を迎えるのとも違う、山中を歩きながら味わうのがいい。

三陸の海にも静かな朝がきた
幸せだなあ~


海で見るのもいいもんだ。
光の道が伸びてくると、ワクワクしてしまう。
冬になると、日の出が七時ごろになるので、早起きしなくても見ることができる。でも、持病があったり、元気じゃない人は、無理して起きない方が良い。元気なればこその、贅沢な楽しみなのだから、まず元気にならないと。
静かに、長く、穏やかな元気を手に入れたいと、願うばかりだ。

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