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年賀状じまいできなかった理由

郵便料金が値上げされるというニュースをきっかけにもう年賀状はやめてもいいかな、やめようという気分になってその一文を入れる準備もしていた。
値上げぐらいでというのはセコイかもしれないけど、年に一度の、それも義理で続けているような相手もいるし、FacebookなどSNSで繋がってる人も多いのでそれでいいかと思っていた。

郵便物はなかなか見ないズボラな性格なので、11月中には届いていたであろう年賀欠礼に目を通したのはそんな年賀状の準備を始めてからだった。
ほとんどはご両親が亡くなったというお知らせだが、その中に会社員時代の先輩本人が亡くなったというご挨拶が混じっていて驚いてしまった。仲良く仕事や遊びもご一緒した方で、いつもニコニコしていた記憶がある。そういえば最近Facebookに投稿されてなかったことに気が付く。
所詮SNSも本人が投稿しなくなった理由は分からない。こういうケースもあるだろう。

友人知人の嬉しいニュースは、例え何かアクションするわけでもなく心の中ででも一緒に祝ってあげたい。年賀状を見れば、子供が結婚したとか、孫の写真とか目にする。知らせてくれるのは幸せのお裾分けと思えばありがたい。
訃報に接したら、ご本人のことを思い浮かべて心に刻みつけておきたい。そうすることがご本人の弔いにもつながると思う。亡くなってもあなたの事を覚えている人はここにいます。人生のひと時をご一緒したことを感謝しています。

そんな思いを、その機会を逃したく無いから年賀状じまいはやめたわけです。

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