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♯145 飛ばないバット!

春のセンバツ甲子園は雨に悩まされながらも無事終了しました。

大学の後輩である学法石川高校の佐々木監督が
初戦で健大高崎のくじを引いた時
“嫌な相手と当たったなあ”と書きました。

戦前の予想ではまさか優勝するとは思いませんでしたが
健大はダークホース的存在として挙げられており
優勝候補の大阪桐蔭や報徳学園と当たったら
好勝負を展開するだろうと思っていました。

まあ勝負はやって見なければわからないもので
健大高崎は20人のベンチ入りのメンバーの内
群馬県の選手は2人しかいないというチーム。
また選手のスカウトを担当する人は大阪にもいます。

でよくある議論として全国から選手を集めたら
そりゃあ勝つでしょうと言われますが
じゃあ集めたからと言って勝てるものではありません。

15の春の生徒たちは覚悟を決めて甲子園に出るため
強豪校を目指す訳ですから個々大変な試練を乗り越えています。
まあ東大に入るために灘高校を目指すのと同じですから
このやり取りはナンセンスな話ですね。

何があろうと健大高崎高校おめでとう。

ところで今大会から低反発バット
いわゆるボールの飛ばないバットが全チームに導入され
それが影響したのか観客の数もかなり減少したと聞きます。

ホームランは野球の華と言われる中で
一発逆転などのシーンが殆ど見られなくなり
大会を通じて本塁打はランニングホームランを含む
3本だけにとどまりました。

全国的に見ても参加校や選手の数がじわじわ減って来ており
地方では連合チームが当たり前。
これでもしNHKが放送を止めれば
高校野球の人気も一気に萎んでしまう事になりかねません。

高野連はこの危機的な状況をどう打開して行くのか
真剣に考える時が来ているように思います。
“甲子園は清原のためにあるのか?”

こんなシーンはもう見られなくなるかもです、、

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