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♯142 政治倫理審査会

“政倫審”は予想通り禅問答に終始しました。

強制入院により隠遁生活を送っていた間にも世の中は動いていて
政治の世界では“政治倫理審査会”が開かれました。
誰それが出るの出ないのと言って物議を醸すも
終わって見ればみんな厚顔の金太郎飴。

禅問答とは隻手音声(せきしゅおんじょう)
“両掌(りょうしょう)相打って音声あり隻手に何の音声ある”
“両手を打ち合わせると音がするが片手ではどんな音がしますか?
白隠慧蔓(はくいんえかく)が創始した有名な公案です。

その意は“音や声は耳で聴くものと云う固定観念を捨て去り
音声を目や鼻や肌、全身全霊で受け止めることが大切である”
何のこっちゃ?

“ここにコップがあります。しかし実際は何も無いのです”
“???”
これが空(くう)の概念であり事程左様に
宗教界においてはこのような考え方が良く見受けられる。

一方自民党の闇金問題に関しては現実社会の問題ですから
平仄の合うどこからも突っ込まれない説明が必要です。
しかるに実際は小学生レベルの説明に終始し
あたかもコントの如く笑うしかないショー劇場でした。

“私はそのような派閥からのキックバックなど
あった事そのものも知らないし関知もしていない”
“でも事実が露見したのですから今後納税するんですよね?”
“いやその分は政治活動に使いましたので納税はしません”

いやいやそもそもそのようなお金がある事を知らなかった人が
何故政治活動に使ったと言えるのか摩訶不思議であり
そのような説明を堂々と行うその神経に驚嘆致します。

まあこのような政治家に男気や潔さを求めても詮無い話ですが
どんな政治家でも一応は選挙の洗礼を受けているので
責められるべきはそのような議員に投票している
有権者でその地域の民度の問題だと言えるでしょう。

自民党 倫理リンリと 鈴虫鳴く、、、

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